旅の絵本です。子どもがモグラと出会うところから旅は始まります。やがてキツネが加わり、馬も一緒に旅を続けます。
絵はラフスケッチのような線画で描かれています。簡素ながら温かみが伝わる絵です。文はほとんど会話です。短い会話であるが故に、一つひとつの言葉の意味に広がりがあります。
旅の目的は何でしょうか。旅は人生そのものであるように思えます。子どもは旅を通じて愛することを知ります。そして、愛されていることも知るのです。
彩色されたページに心踊ります。多くの人の心に寄り添う絵本だと思います。(店主)
ぼく モグラ キツネ 馬
チャーリー・マッケンジー
川村元気 訳
飛鳥新社
2021年3月22日発行
定価(本体2000円+税)
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