スティーナは寒いのが嫌いな子どもです。寒い冬が来る前に、何が起きてもよいように、早めの準備に努めます。
秋が終わるころ、息が白くなるのを見て、スティーナは後ろに下がって扉を閉めました。とうとう、冬がやって来ました。
冬の間、部屋の中にいても、暖かいままでいるためにスティーナはとてもに忙しい。くたくたに疲れたスティーナは、ある日、深い眠りに落ちます。ようやく目を覚ましたとき、窓の外は吹雪です。それから、扉を叩く音。子どもが二人、家に入りこみます。なんと子どもたちは、バタバタ服を脱いで、わざわざ寒くなろうとしているではありませんか。
スティーナの成長の物語です。本当の暖かさを知ったスティーナはもう大丈夫。アイスランドの絵本です。(店主)
さむがりやのスティーナ
ラニ・ヤマモト
朱位昌併 訳
平凡社
2021年11月17日発行
定価:本体1800円+税
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