クリスタル(水晶)を通じて見ていた世界の一端が綴られます。単純な言葉で表された深い世界です。
絵もシンプルです。冷たく感じるクリスタルを描きながら、温かみを感じさせ、ほっとする気持ちになります。
作者はクリスタルを描いた14枚の絵を選び、文章をつけていたそうです。それをもとにこの絵本が作られました。絵本製作に当たり、2枚の絵が追加されました。
作者が見つめた透明なクリスタルを私たちも共有することができます。作者の心と共鳴するかのように密やかな振動が伝わります。(店主)
クリスタルを描く
M. B. ゴフスタイン 作
谷川俊太郎 訳
平凡社
2021年11月17日発行
定価:本体1800円(税別)
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