仕掛け絵本です。丸く開けられた窓の向こうにある野菜。それはいったい何なのか当ててみよう、というところから絵本が始まります。
緻密に描かれた野菜の姿に驚嘆します。身近な存在であるはずの野菜ですが、あらためて作者の目を通して、その真実の姿が提示されます。
作者は冷静な目で野菜を見つめています。私たちが見落とした部分もきちんと拾い上げ、表現しているように思います。その迫真さが私たちの心に響きます。
断面図も描き、野菜の全体像が示されます。実物と見比べたくもなり、知ることへの満足感も得られることでしょう。(店主)
まどのむこうの やさいは なあに?(こどものとも年中むき2022年7月号)
荒井真紀 さく
福音館書店
2022年7月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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