ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2022年9月27日火曜日

【本の紹介】ヤマネコとアザラシちょうさだん




 環境問題がテーマの絵本です。きれいな海を求めて、動物と人間が協力するお話です。

 疲れ果てて動けなくなっていたアザラシをおじいさんが助けます。おじいさんが優しく撫でてあげると、アザラシの口からビニール袋が飛び出します。海のごみを食べ物と間違えて飲み込んでいたようです。

 おじいさんはアザラシの言葉が分かりません。でも毎日たくさんの本を読んでいるヤマネコが通訳となり、アザラシの思いをおじいさんに伝えます。海のごみが増えて困っていたアザラシたちは「アザラシちょうさだん」を結成し、海をきれいにする活動を始めていたのです。 

 海をきれいにするため、私たちは何ができるのでしょう。この絵本が、それを考えるきっかけになることを願っています。(店主)


ヤマネコとアザラシちょうさだん

五十嵐美和子


PHP研究所

2022年1月25日発行

定価:本体1300円(税別)

2022年9月24日土曜日

【本の紹介】ライラックどおりの おひるごはん




 そろそろお昼どき。ライラック通り10番地にある素敵なアパートから、いい匂いがただよってきました。

 5階建ての大きなアパートです。いろいろな国からやってきた人たちが暮らしています。みんな、それぞれ自慢の料理を作り始めました。日本の料理もありますよ!

 料理の用意ができました。庭に集まる時間です。大きなテーブルを出して料理を並べます。お皿を一枚手に取って、みんな好きな場所に座ります。通りを歩く人たちにも声をかけているみたい。ライラック通り10番地では「いつでも みんな だいかんげい」。

 世界中の人々が一緒に美味しいお昼ごはんを食べている風景に心が温かくなります。誰もが望む風景を描いた絵本です。料理のレシピも書いてあり、どんな料理か想像できます。日本の料理が何か気になるって? お馴染みの「親子どんぶり」でした。(店主)


ライラックどおりの おひるごはん

フェリシタ・サラ 作

石津ちひろ 訳


BL出版

2022年5月1日発行

定価[本体1,600円]+税

2022年9月23日金曜日

【本の紹介】ブラックホールって なんだろう?




 壮大な宇宙のお話にワクワクしてくる絵本です。ブラックホールの謎に迫ります。

 ブラックホールは不思議な天体です。宇宙に存在し、何でも吸い込んでしまうもの。いや、ものというより場所といった方がよいようです。

 もともとは、とても重い恒星でした。恒星は自分の中で燃料を燃やして明るく光る星です。燃料が無くなり寿命を迎えると、その中心部は冷えてどんどん圧縮され、ますます重くなります。やがて圧縮に耐えられなくなり、中心部が潰れてしまいます。そのとき、大きなエネルギーが一気に作られ、爆発してしまうこともあるそうです。「超新星爆発」といわれています。中心部には圧縮された重い重い点が残りました。これがブラックホールです。

 ブラックホールには何でも吸い込んでしまうという怖いイメージがありました。でも、宇宙に星を誕生させる際に一役買っている可能性があることも分かってきました。まだまだ多くの謎に包まれているブラックホール。この絵本を読んだ子どもたちが大人になって、ブラックホールの謎を解き明かしてくれることを期待しています。(店主)


ブラックホールって なんだろう?

嶺重慎 文

倉部今日子 絵


福音館書店

2022年6月5日発行

定価1430円(本体1300円+税10%)

2022年9月21日水曜日

【本の紹介】しあわせなときの地図




 切なくて胸が締め付けられる絵本です。でも、希望を失うことはない。しあわせなときはきっと戻ってくるのです。

 扉のページに子どもが一人。この子がソエです。ソエは生まれてからずっと暮らしてきた町を離れなければなりません。戦争があり、外国に逃げることになったのです。

 町を離れる前の晩、ソエは地図を広げ、楽しい思い出がある場所にしるしをつけました。しあわせなときをくれたたくさんの場所。町のあちこちに散らばった幸せのしるし。ソエがそのしるしを赤えんぴつで結んでみると、地図に “ZOE” (ソエ)という文字が浮かび上がってきました。

 それはこの町がソエにくれたお別れのプレゼントでしょうか。ソエは、しあわせなときの地図を鞄にしまいこみます。戦争が終わり、いつかきっとこの町に戻ってくることを信じて…。(店主)


しあわせなときの地図

フラン・ヌニョ 文

ズザンナ・セレイ 絵

宇野和美 訳


ほるぷ出版

2020年10月10日発行

定価:本体1400円+税

2022年9月20日火曜日

【本の紹介】おやすみとおはようのあいだ




 子どもたちを眠りに誘う絵本です。「おやすみなさい」の後に何が待っているのか、子どもたちに語ります。

 子どもが布団に入って目をつむると、ふわっとからだが浮かびます。ドアを通り抜けて、どこに行くのでしょう。

 お花畑に飛び込むと、しずくがキラキラ舞い上がり、小さな虹になりました。虹を集めたカーテンを開けると、見渡す限りふわふわのくも。くもはしろくまになり、子どもを優しく抱っこします。

 色使いが素敵な絵本です。こんなカラーの夢を見てみたい。子どものころ、空を飛ぶ夢を何回見たことでしょう。そんな夢が、また見れたらいいなあ。(店主)


おやすみとおはようのあいだ

スギヤマカナヨ


めくるむ

2021年7月発行

価格本体1500円+税

2022年9月17日土曜日

【本の紹介】かみなり




 危険でこわいけどワクワクしてしまうのが「かみなり」。かみなりの秘密を解き明かしてくれる写真絵本です。

 表紙の写真はすごい迫力です。かみなりの稲妻を実際に見る機会は少なく、その姿を明瞭に捉えた写真に見とれてしまいます。

 2・3ページの見開きページ以降の展開が見事です。にゅうどうぐもからかみなりぐもになり、やがて黒いくもとなって空を覆い尽くし、不気味に唸り声を上げます。光が滲み、色を変え、かみなりを落とします。

 いろいろな姿のかみなりの写真も見応えがあります。不思議な魅力に溢れ、とても綺麗です。最後は虹の写真で締めくくります。かみなりを伴う夕立ちの後のお楽しみです。(店主)


かみなり

武田康男 監修・写真

小杉みのり 構成・文


岩崎書店

2022年7月31日発行

定価(本体1300円+税)

2022年9月15日木曜日

【本の紹介】らんらんランドセル




 多くの子どもたちが小学校1年生から6年生まで使うランドセル。いつも一緒の相棒です。「らんらん ランドセル」と楽しく読み進めます。子どもたちがランドセルをもっともっと好きになれる絵本です。

 ランドセルは子どもが使いやすいように、とてもよく考えて作られています。ずっと使うので、すごく丈夫だし、さっと背負えます。子どもの成長に合わせてベルトも調整できます。雨の日でも中身は濡れません。

 ランドセルがどうやって作られるのか、とても分かりやすくステップを踏んで描かれています。多くの工程を経て、いろいろな機械を使い、たくさんの人たちが丁寧に作業してランドセルを作ります。今の時代は、驚くほど多くの色、形のランドセルが作られています。きっとお気に入りが見つかります。

 圧巻は「ランドセルの ぶひんずかん」の見開きページ。ランドセルは200にも及ぶ部品からできています。すごいぞ、ランドセル! (店主)


らんらんランドセル

モリナガ・ヨウ


めくるむ

2022年4月発行

価格本体1600円+税

2022年9月14日水曜日

【本の紹介】パンダのたこやきやさん(こどものとも年少版2022年10月号)




 パンダのたこ焼き屋さんは大人気です。パンダきょうだいの、とんとんくんとらんらんちゃんが切り盛りしています。

 ある日、ぞうくんがやって来て「おおきな たこやきを ください」といいました。らんらんちゃんは「すみません。おおきな たこやきは おみせに ないんです」といいました。

 すると、ぞうくんは「じゃあ たこやきを たくさん ください」といいます。たくさんのたこ焼きでも、ぞうくんはすぐにペロリ。それを見たとんとんくんは「いいこと かんがえた!」。さあ、どんなたこ焼きが出来上がるのでしょう?

 友だちのやさしさが交わります。「そとはかりっと、なかはふんわり」の美味しいたこ焼き。心も温かになる絵本です。(店主)


パンダのたこやきやさん(こどものとも年少版2022年10月号)

小川かなこ さく


福音館書店

2022年10月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2022年9月13日火曜日

【本の紹介】かみのおと どんなおと?(ちいさなかがくのとも2022年10月号)




 音を集めた絵本です。音が絵本になるはずがない? さて、どんな絵本でしょう。

 紙が音を出すときのようすを写真に収めました。紙をゆっくり振ってみたり、早く動かしてみたりして、出てくる音を聴き比べてみます。でも、紙が音を出すなんて考えたこともありませんでした。

 作者の谷内つねおさんは付録の「作者のことば」に、「絵本を読んだあとには、いままではつい聞き漏らしていた、いろいろなかみの音の存在に気がついてくれたら嬉しいです」と書いています。紙の音は前からあったのに、私たちが気づいていなかっただけなのかもしれません。

 この絵本の最初と最後にこんな呼びかけがあります。「みみを すましてごらん」。いい言葉ですね。何気ない毎日でも、耳を澄ませば、これまで聞こえなかった何かが聞こえてくるかもしれません。(店主)


かみのおと どんなおと?(ちいさなかがくのとも2022年10月号)

谷内つねお さく

黑田菜月 しゃしん


福音館書店

2022年10月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2022年9月10日土曜日

【本の紹介】タキーレとうのワイラ(こどものとも年中向き2022年10月号)




 湖に浮かぶ島の暮らしを描いた絵本です。おとうさんの帰りを楽しみに待つ子どもと、その子どもを優しく見守る大人たちの穏やかな生活が描かれます。

 南米のペルーとボリビアの国境にチチカカ湖という大きな湖があります。その湖にタキーレ島という島があり、ワイラの一家が暮らしています。

 ワイラのおとうさんは、おとといの朝から船で買い物に出かけています。でも明日になれば帰ってくる予定です。ワイラは毎日、ひつじたちを丘に連れて行き、草を食べさせています。家に戻る途中、ワイラは出会った大人たちに、おとうさんが明日帰ることをうれしそうに告げるのです。

 チチカカ湖と聞いて「ふたごのチチとカカ〈おこさまダンスミックス〉」という歌を思い出しました。「チチカカ チチカカ チカチカチン」と歌います。この歌、チチカカ湖とはとくに関係がないようですが、何の歌だったんだろう。(店主)


タキーレとうのワイラ(こどものとも年中向き2022年10月号)

東郷聖美 さく


福音館書店

2022年10月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2022年9月9日金曜日

【本の紹介】ヒキガエルとくらす クロちゃんとすごした18年(たくさんのふしぎ2022年10月号)




 一緒に暮らしたヒキガエルを描いた絵本です。淡々と綴られた文章と柔らかいタッチの絵がとてもよくマッチしています。

 作者の山内祥子さんはある年の春、庭で見つけたヒキガエルを飼い始めます。アズマヒキガエルという種類のメスのヒキガエルです。最初に見つけたときは1cmにも満たないほどの大きさ。色が黒いので「クロちゃん」と名付けられました。

 クロちゃんはいろいろなものを食べます。庭にいたときはアリを食べていたようです。そこで作者はアリを捕まえてクロちゃんにあげると、たちまち「ペロリ」。野菜に付く虫も食べることが分かりました。ハエや、「桑子」と呼ばれる蚕に似た蛾の幼虫も食べます。セミも食べます。驚いたことに、畑で見つけた子ネズミまで食べてしまいました。

 クロちゃんはよく食べて、体長15cmほどにも成長しました。そして、出会いの春からもう少しで18年になろうとしたある日、静かに目を閉じました。山内さんは、「18年間ともに暮らしたクロちゃんは、大きな自然とのかかわりをわたしなりに考えるきっかけをあたえてくれました」と書いています。生命の源は自然にあることをあらためて感じます。(店主)


ヒキガエルとくらす クロちゃんとすごした18年(たくさんのふしぎ2022年10月号)

山内祥子 文

沢野ひとし 絵


福音館書店

2022年10月1日発行

定価770円(本体700円+税10%)

2022年9月8日木曜日

【本の紹介】じぶんがみえない!(かがくのとも2022年10月号)




 当たり前のことを、あらためて考えてみる絵本です。確かに、自分で自分のことを見ることはできません。

 自分で自分が見える範囲は限定されています。顔とか背中とは見えません。

 鏡を使えば見えるけど、鏡に映った自分で本物の自分ではない。写真やビデオに撮っても、それは昔の自分で今の自分ではない。確かにその通りです。

 どうして自分のことを見てみたいと思うのでしょう? この絵本の結論は「じぶんのことがすっごくすきだからじゃない⁈」。自分を好きになるって、当たり前だけど、とても大切なことです。(店主)


じぶんがみえない!(かがくのとも2022年10月号)

五味太郎


福音館書店

2022年10月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2022年9月7日水曜日

【本の紹介】おやどのこてんぐ(こどものとも2022年10月号)




 民話のようなお話ですが、朽木祥さんによる創作です。付録の「作者のことば」によると、鎌倉にある建長寺からインスピレーションを得たそうです。

 建長寺の裏方に半僧坊と呼ばれるスポットがあり、そこには多くの天狗像が並んでいます。烏天狗もいて、その姿を見た朽木さんが想像を膨らませてこのお話が生まれました。

 山の上の小さなお宿。座敷のふすまには、いつのころからか、からすの小天狗が描かれていました。お宿の主人がせっせと集めたはちみつが翌朝には空っぽになってしまう事件が勃発しますが、犯人はどうやら、真夜中にふすまから飛び出したこの小天狗のようです。主人はどうしたものかと、いろいろ策を講じますが…。

 ささめやゆきさんの温かみのある絵がお話にぴったりです。憎めない小天狗は子どもたちの人気者になりそうです。(店主)


おやどのこてんぐ(こどものとも2022年10月号)

朽木祥 文

ささめやゆき 絵


福音館書店

2022年10月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

【本の紹介】なあちゃん なでなで(こどものとも0.1.2. 2022年10月号)




 なでなですることの楽しさを味わう絵本です。なでてもらったり、なでてあげたり、子どもはなでなですることが大好きです。

 なあちゃんがクマのぬいぐるみをなでなでしています。「ふ〜んわり ふわ〜」と気持ちよさそう。つるつるのボールをなでなですると、「つる〜ん ころ ころ ころ」と転がっていきました。

 子どもはいろいろなものを手のひらでなでて、直接その感触を受け止めます。その繰り返しで、触ることで得られる感覚の幅を広げます。

 触ることは、私たちの想像以上に多くのことを伝えます。なあちゃんみたいにおとうさんやおかあさんとなでなでしあえば、言葉は無くてもお互いの気持ちを伝えることができます。ウイルス感染にも注意しながら、たくさんなでなでしてください。(店主)


なあちゃん なでなで(こどものとも0.1.2. 2022年10月号)

山田ゆみ子 さく


福音館書店

2022年10月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2022年9月6日火曜日

【本の紹介】おはなしのたねをまくと…




 子どもたちの大好きな「おはなし」がどうやって生まれるのか教えてくれる絵本です。おはなしが好きな大人たちもワクワクしてくる絵本です。

 「さあ、おはなしの おはなしをしましょう」と始まります。そこは「この世界にはない どこか」。「知っているはずなのに 知らない名前の場所」です。小さな家におじいさんが住んでいます。おじいさんはとても長生きで、自分でも何歳になったのか思い出せません。

 おじいさんはカタカタとタイプライターを叩いて何かを書いています。書き上げると、おじいさんは紙を手に取って家をあとにしました。どんなものを育てるにも申し分ない場所を見つけて、持っていた紙をその場所に埋めました。それから毎日、埋めた紙の世話をしました。何時間も何日も何週間も過ぎたころ、ついに地面から何かがぴょこんと芽を出したのです。

 その芽から、やがておはなしの本ができるなんて、誰が想像できたでしょう。おはなしは、知っているはずなのに知らない名前の場所から生まれ、子どもたちの心を釘付けにします。あなたもそんなおはなしの本にもう出会ったことがあるかもしれません。(店主)


おはなしのたねをまくと…

クラウディオ・ゴッベッティ 文

ディヤナ・ニコロヴァ 絵

いのうえさあや 訳


工学図書・山烋

2022年9月11日発行

定価(本体1800円+税)

2022年9月3日土曜日

【本の紹介】森のなかの小さなおうち




 1930年代のアメリカのお話です。大変な苦労があったけど、一番楽しかった5年間の暮らしを描いた絵本です。

 マーベルは6歳の女の子。パパは天国に行ってしまい、ママと8人の子どもたちだけになったマーベルの家族は、深い森の奥の小さな小屋で新しい生活を始めます。何もない空っぽの小屋です。

 小屋の床には扉があり、開けてみると地下の物置部屋がありました。そこには手押しのポンプもあり、冷たくてきれいな水を汲むことができました。小屋の外は柔らかい真っ黒の元気な土で、種を蒔けば野菜ができるでしょう。小川にはマスが泳ぎ、ブルーベリーなどの木の実をたくさん採ることができます。

 マーベルたちが暮らし始めた小屋はもう空っぽではありません。暖かくて明るくて愛でいっぱい。マーベルの心も宝物でいっぱいになりました。この絵本は、作者が祖母のマーベルから聞いた実際のお話をもとに作られました。祖母や祖父の子どものころのお話は、誰にとってもきっと宝物になるはずです。(店主)


森のなかの小さなおうち

エリザ・ウィーラー 作

ひらおようこ 訳


工学図書・山烋

2022年8月8日発行

定価(本体1800円+税)

2022年9月1日木曜日

【本の紹介】おにぎり おにぎり




 おにぎり作りを描いた絵本です。リズミカルな文章とあたたかみのある絵で、おにぎり作りのウキウキした気持ちが伝わります。

 おばあちゃんがおにぎりを作っていると、子どもたちもやって来ます。おにぎりは大人も子どもも、楽しく作ることができます。

 作り方はとても簡単。まず、ごはんを手に取ります。それから「おみずと おしお てに つけて」「おにぎり ぎゅっ ぎゅっ おにぎり ぎゅっ!」。それぞれ好きな具材を入れて、のりを巻けば出来上がり!

 たくさん作ったおにぎりを持って、裏山の棚田で働いているおじいちゃんのところに行きました。みんなで食べるおにぎりはひときわ美味しい。おじいちゃんの棚田は、秋になると黄金色になって美味しいお米が実ります。それでまたおにぎりを作るのかな。楽しみです。(店主)


おにぎり おにぎり

長野ヒデ子・さく


おむすび舎

2022年5月10日発行

定価:本体1400円+税

【ご案内】子どもの本のろうどく会 vol.9

 くわのみ書房は「子どもの本のろうどく会 vol.9」を開催します。「子どもに語る アンデルセンのお話」(こぐま社)の中からお話を一つ、くわのみ書房のスタッフが声に出して読みます。子どもだけでなく、大人の方もお気軽にご参加ください。 ■日 時:2024年5月4日(土)午前11時~...