ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2022年3月31日木曜日

【本の紹介】ぼく




 死を考えるとき、同時に生を考えることになります。死と見つめ合うことを通じて、これからの生き方に思いを馳せる。この絵本がそのきっかけになることを願っています。

 一人の子どもの言葉が続きます。「ぼくは しんだ」「じぶんで しんだ」「ひとりで しんだ」

 そこには普通の生活があったように思います。でも、子どもは死んでしまった。理由は分かりません。だから、私たち一人ひとりが考えます。

 考えることで、一人ひとりがきっと希望を見出せるはずです。死んではいけません。(店主)


ぼく

作 谷川俊太郎

絵 合田里美


岩崎書店

2022年1月31日発行

定価(本体1700円+税)

2022年3月28日月曜日

3月30日から営業再開します!




 くわのみ書房は2022年3月30日(水)から営業を再開します。店主の同居家族が発熱し、新型コロナウイルス感染の可能性がありました。発熱の翌日にはほぼ平熱に戻りましたが、健康観察のため自宅待機することとし、くわのみ書房は22日(火)から26日(土)まで臨時休業しました。すでに店主から感染が広がる可能性は無いと判断しておりますが、店主の都合により29日(火)も臨時休業する必要があるため、営業再開は30日(水)からになります。重ねてご迷惑をおかけしますこと、お詫び申し上げます。(店主)


2022年3月22日火曜日

臨時休業のお知らせ




 くわのみ書房は2022年3月22日(火)から26日(土)まで臨時休業します。ご迷惑をおかけしますこと、お詫び申し上げます。

 店主の同居家族が先日、発熱しました。翌日にはほぼ平熱に戻り、その後もとくに症状が出ることもなく推移しています。新型コロナウイルス感染の可能性は残るため、医療機関にも相談の上、しばらく自宅待機で健康観察することにしました。併せて店主も健康観察が必要と判断し、外出の自粛などに努めることにした次第です。よろしくご了承のほどお願いいたします。(店主)

2022年3月18日金曜日

STOP WAR! / NO WAR




 戦争が始まってしまいました。どこであろうと、何のためであろうと、戦争は絶対反対です。習志野市で活動するグループ「夢こむさ習志野」が平和への願いを込めて作成した缶バッジをくわのみ書房でも販売しています。一人ひとりの思いが世界に広がりますように! 売り上げはウクライナ支援に向けて寄付する予定です。(店主)

2022年3月17日木曜日

「母の友」2022年4月号のご案内




 幼い子どもと暮らすことは、大きな楽しみがある一方で、いくつかの辛さも伴います。「母の友」2022年4月号は、その辛さを整理して上手に対処していくのに役立ちそうです。

 特集企画の「幼い子と共に生きるヒント」は、6つのテーマを取り上げてそれぞれの専門家が解説します。テーマが設けられた時点で、モヤモヤした辛い気持ちが整理されていきます。 

 例えば、「わけもなく涙が出てしまうのはなぜ?」。子育て中の人から、産後、とくに理由もなく涙が出てしまうというお話がよく聞かれるそうです。妊娠、出産を通じて起こる体の中の大きな変化が、心にも影響を及ぼしているのです。

 知ることが対処方法を導きます。母親だけでなく、母親を支える周囲の人たちにも読んでほしいと思います。(店主)


「母の友』2022年4月号

福音館書店

2022年4月1日発行

定価580円(本体527円+税10%)

2022年3月16日水曜日

【本の紹介】家をまもる(たくさんのふしぎ2022年4月号)




 世界各地の特徴ある家を紹介する写真絵本です。タイトルで分かるように、この絵本を作った小松義夫さんは家を守るための工夫に着目して多くの写真を撮りました。

 私たちの家は雨や嵐、地震などの自然災害に見舞われ、また外敵に襲われることもあります。人々はいろいろ方法で、大切な家を守ってきました。

 インドのジョーブルという町では、家の半分近くを青色で染めてしまうそうです。植物染料のインディゴ(藍)の青です。インディゴには防虫成分が含まれ、虫除けのために使われたといわれています。この街を高いところから見下ろすと、青い雲がたなびくように見えて気持ちがよいそうです。

 地震の被害を無くす工夫を施した木造の家、海賊などの外敵から守るため崖を有効に使った町、かつて猛威を振るったペストを避ける願いを込めて壁に聖人を描いた家もあります。家の形は、私たちがどう生きてきたかの証でもあります。(店主)


家をまもる(たくさんのふしぎ2022年4月号)

小松義夫 文・写真


福音館書店

2022年4月1日発行

定価770円(本体700円+税10%)

2022年3月15日火曜日

【本の紹介】みずだらけ(かがくのとも2022年4月号)



 付録の「作者のことば」をとても面白く読みました。「人間のかたちをした水」というタイトルが付いています。

 この絵本を作った坂井治さんは近所の川のそばの道を散歩していたとき、川辺に群生する葦の生命力に驚き、そしてその葦がほとんど水で出来ていることに気づきます。

 坂井さんは「群生する葦の形をした水」が空に向かって背を伸ばしていることに驚き、そうやって驚いている自分も半分以上が水で出来ていることに気づきます。

 「街では人間の形をした『水』が買い物したり仕事をしたりー」と想像を膨らませる坂井さん。面白い発想です。この絵本は私たちの世界が「みずだらけ」であることを楽しく描きます。(店主)


みずだらけ(かがくのとも2022年4月号)

坂井治 さく


福音館書店

2022年4月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2022年3月13日日曜日

【本の紹介】ふしぎなわっか(ちいさなかがくのとも2022年4月号)




 物の見え方の不思議を楽しむ絵本です。お話は、手の指を丸めて小さな輪っかを作るところから始まります。

 もう一つの手で片目を隠して輪っかをのぞくと、大きな物でも遠くにあれば、あら不思議、輪っかに入ってしまいます。「ふしぎなわっか」です。

 キーワードは「遠近法」。私たちは立体的な3次元の世界を平面的な2次元の世界で表現する方法を知っています。それが遠近法です。遠くの物は小さく、近くのものは大きく描くことで、3次元の空間に備わる奥行きを2次元の平面に表現することできます。

 私たちの目も、とくに意識することなく、遠近法で3次元の世界を見ています。遠くにある物は小さく見えて、近くにある物は大きく見えます。だから誰でも、手の指でつくる小さな輪っかに大きな自動車や建物まで入れることができます。背の高いタワーを指でつまんだりすることもできます。ふしぎなわっかで世界を見てみましょう。面白い発見があるかも!(店主)


ふしぎなわっか(ちいさなかがくのとも2022年4月号)

富安陽子 ぶん

堀川理万子 え


福音館書店

2022年4月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2022年3月11日金曜日

【本の紹介】いたずらからす(こどものとも2022年4月号)




 ばばばあちゃんが12年ぶりに帰ってきました! ロングセラー絵本の「ばばばあちゃんシリーズ」の最新作です。

 ばばばあちゃんの家のりんごの木。赤く色づいたりんごが、たわわに実っています。

 そこへからすの親分が飛んできました。「りんごがあかくなってうきうきするね」と話しかける親分に、ばばばあちゃんは「なにしにきたんだい?」と怪しげな顔。からすのいたずらは、一筋縄ではいきません。

 ばばばあちゃんと動物たちの楽しい生活を描きます。エネルギッシュなばばばあちゃんのまわりには、たくさんの笑顔が溢れています。(店主)


いたずらからす(こどものとも2022年4月号)

さとうわきこ さく・え


福音館書店

2022年4月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2022年3月10日木曜日

【本の紹介】でっかいさかなつり(こどものとも年中向き2022年4月号)




 気持ちが大きくなる豪快な絵本です。海と空の青さが、一段と爽やかです。

 おじいさんと子どもが小さい船で海釣りに出かけました。小さい魚が釣れますが、それを餌にしてもっと大きな魚を狙います。

 おじいさんの狙いはでっかい魚しかないようです。海の真ん中まで出ていって、「まず はらごしらえしとこ」。そういっておじいさんは、おばあさんが作ったおにぎりにかぶりつきます。子どももかぶりつきました。

 海は果てしなく広がります。おじいさんの優しい笑顔が頼もしい。でっかい魚がかかったときの厳しい顔に緊張感が張り詰めます。魚釣りの一日は想像を超えた形で終わりを迎えます。(店主)


でっかいさかなつり(こどものとも年中向き2022年4月号)

渡辺鉄太 ぶん

南伸坊 え


福音館書店

2022年4月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

【本の紹介】わっかざり(こどものとも年少版2022年4月号)




 折り紙を細く切って輪を作り、鎖みたいにつなげていくと出来上がるの「輪飾り」です。小さい子どもでも簡単にできそうな工作ですが、出来上りはなかなか見応えがあります。

 楽しくて「輪飾り、わかざり、わっかざり」と歌でも歌いたくなる工作です。この絵本に登場する「ちいちゃん」も「わっかざり」に夢中です。

 それを見て動物たちも集まってきました。「いいなあ」という声に応えて、ちいちゃんはわっかざりを作ってあげます。最後に大物からリクエストが来ました。誰かというと…。

 ちいちゃんたちと一緒に、わっかざりで遊びましょう。リズミカルな言葉と明るいイメージの絵が気分を盛り上げます。(店主)


 わっかざり(こどものとも年少版2022年4月号)

こさかまさみ 文

平澤朋子 絵


福音館書店

2022年4月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2022年3月9日水曜日

【本の紹介】はいはいするもの よっといで(こどものとも0.1.2. 2022年4月号)




 はいはいができるようになった子どもは喜びに溢れています。その喜びを共感できる絵本です。

 子どもがうれしそうにはいはいしています。うれしさを分かち合える仲間が欲しくなったのでしょうか、「はいはいするもの よっといでー」と呼びかけます。

 呼びかけに応じてやってきた動物たちも、みんなニコニコ笑顔。大勢ではいはいする大行進が始まります。

 子どもの自信に満ちたお顔は、初めて自分で自由に動けるようになったから。この絵本から生きるエネルギーを受け取ってください。(店主)


はいはいするもの よっといで(こどものとも0.1.2 2022年4月号)

小野寺悦子 ぶん

植垣歩子 え


福音館書店

2022年4月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2022年3月8日火曜日

営業を再開しました。




 くわのみ書房は、3月8日(火)から通常の営業を再開しました、しばらく休業が続き、ご迷惑をおかけしました。

 店主が両眼の白内障手術の後、新型コロナワクチン3回目の接種を受けたところ、副反応と思われる症状が出て体調を崩しました。1回目、2回目は、ほとんど副反応の出現はなかったのですが、3回目接種で初めて体験することになりました。

 症状は、だるさ、ゾクゾク感、発熱、そして腹痛がありました。発熱の期間は短く、38.0℃になったときもありましたが、ほぼ微熱程度で済みました。

 まだまだコロナウイルスの感染状況は楽観できず、ウイルス感染まで至ったというお話を耳にする機会も増えました。これからも感染対策に十分留意しながら営業したいと思います。(店主)

【ご案内】子どもの本のろうどく会 vol.9

 くわのみ書房は「子どもの本のろうどく会 vol.9」を開催します。「子どもに語る アンデルセンのお話」(こぐま社)の中からお話を一つ、くわのみ書房のスタッフが声に出して読みます。子どもだけでなく、大人の方もお気軽にご参加ください。 ■日 時:2024年5月4日(土)午前11時~...