死を考えるとき、同時に生を考えることになります。死と見つめ合うことを通じて、これからの生き方に思いを馳せる。この絵本がそのきっかけになることを願っています。
一人の子どもの言葉が続きます。「ぼくは しんだ」「じぶんで しんだ」「ひとりで しんだ」
そこには普通の生活があったように思います。でも、子どもは死んでしまった。理由は分かりません。だから、私たち一人ひとりが考えます。
考えることで、一人ひとりがきっと希望を見出せるはずです。死んではいけません。(店主)
ぼく
作 谷川俊太郎
絵 合田里美
岩崎書店
2022年1月31日発行
定価(本体1700円+税)