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絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2021年11月30日火曜日

ジグソーパズルを販売中です!




 絵本から生まれたジグソーパズルを販売中です。クリスマスプレゼントやお正月のお年玉にいかがでしょう。価格は税込で528円から628円まで。

 「林明子クリスマスパズル」は、林明子さんの絵本「クリスマスの三つのおくりもの」セットの中の「サンタクロースとれいちゃん」の一場面が使われています。人気絵本の「はらぺこあおむし」や「ぞうくんのさんぽ」のパズルもあります。「ミッフィーとおともだち」は木製パズルです。(店主)

2021年11月26日金曜日

ポストカード・ブックを販売中です!




 ポストカード・ブックを販売中です。絵はがきを集めて本の形に仕立てました。1枚ずつ各ページを抜き取り、絵はがきとして使うことができます。

 4種類あります。絵本作家でもある堀内誠一さんのポストカード・ブックは2種類。ロングセラー絵本の「たろうのばけつ」と「わらべうた」を絵を使いました。

 和田誠さんのポストカード・ブックの絵は雑誌「話の特集」の表紙で使われたもの。クスッと笑える1コマ漫画になっています。「ちびくろ・さんぼ」の絵はがきにはトラが登場。来年2022年の干支の動物です。

 手書きの文字で大切な人に思いを伝えましょう。絵はがきだったら気軽に使えます。ぜひご活用ください。定価は各1100円(税込)です。(店主)

2021年11月25日木曜日

くまは絵本の世界の人気者!




 くわのみ書房では毎月、絵本の読み聞かせを行うユニット、《えほんの木》にお願いして、テーマごとに絵本を紹介する書棚をつくっています。11月のテーマは「くま」です。絵本の世界では、くまはお馴染みのキャラクター。くまが登場する魅力的な絵本はたくさんあります。この中にお気に入りの絵本はあるでしょうか?! (店主)

2021年11月13日土曜日

お待たせしました! 「ペペペ日めくりカレンダー 2022」が入荷しました!!




 誰もが一日をほがらかにスタートできる「ペペペ日めくりカレンダー」。2022年版の販売を開始します。

 くわのみ書房の店内でもペペペ日めくりカレンダーはすっかりお馴染み。テーブルのかたすみで毎日、「日々野家」の生活を伝えます。

 渡邊知樹さんのイラストに吹き出したり、ほっこりしたり。肩の力を抜いて一日を始めましょう。

 千葉県内の取り扱い店舗はくわのみ書房だけ。すでに在庫僅少です!(店主)


*完売しました。ありがとうございました。


ペペペ日めくりカレンダー 2021 BOXセット

渡邊知樹

3400円(税込)

2021年11月12日金曜日

「母の友」2021年12月号が入荷しました!




 「母の友」2021年12月号が入荷しました。特集のテーマは「意外と簡単! 片付けのヒント」です。

 多くの人が悩んでいるであろう、家の中の片付け。家屋が気持ちよく過ごすためのヒントを探ります。

 整理収納アドバイザーの水谷妙子さんは「片付けの仕組みを知る」と楽になるといいます。水谷さんは片付けの仕組みを4段階に分けて考えています。「整理」「収納」「片づけ」、そして「掃除」です。この4段階に沿った解説はとても分かりやすく、参考になります。

 巻末付録に絵本作家・五味太郎さん特製の「”しりとり” クリスマス アドベント・カレンダー」が付いています。併せてお楽しみください。(店主)


「母の友』2021年12月号

福音館書店

2021年12月1日発行

定価580円(本体527円+税10%)

2021年11月11日木曜日

【本の紹介】シャチのくらし 伝統を受けついで生きる(たくさんのふしぎ2021年12月号)




 シャチの生態を紹介する写真絵本です。迫力ある写真でシャチの海の暮らしを伝えます。

 シャチは「海のギャング」と呼ばれ、恐れられてきました。今では水族館でも観ることができるシャチですが、実は自然の中でどのような暮らしをしているのか、最近まであまりよく分かっていなかったそうです。

 シャチの暮らしぶりについて本格的な調査が始まったのは1970年代。カナダやアメリカ北部の太平洋沿岸の海に暮らすシャチがその対象になりました。シャチの背びれや、背びれのすぐ後ろの白い模様は1頭ごとに違いがあるそうです。研究者たちはこれらの違いを手がかりに、1頭ごとに見分けて観察を続けました。この海で暮らすシャチの群れはおかあさんを中心とする家族であり、メンバーの入れ替わりもなく、その絆はかなり強いことが分かってきました。シャチのメスは80歳くらいまで長生きするので、自分の経験や知識を家族に伝えていくこともできます。シャチは家族の伝統を受けついで生きているのです。

 ただ、シャチは地球上のほぼすべての海に生息しており、それぞれの海のシャチたちは自分たちが住む海の環境に合わせて、独自の暮らしをしています。四方を海で囲まれた日本でも、ときおりシャチは観察されているそうです。(店主)


シャチのくらし 伝統を受けついで生きる(たくさんのふしぎ2021年12月号)

水口博也 文・写真



福音館書店

2021年12月1日発行

定価770円(本体700円+税10%)

2021年11月10日水曜日

【本の紹介】わたし はくちょうを みたの(ちいさなかがくのとも2021年12月号)




 白鳥は、日本が冬になるとシベリアなど遠く北方からやってくる渡り鳥です。白鳥は日本でどのような日常生活を過ごしているのでしょう。

 この絵本は、子どもが冬の田んぼにいる白鳥を見つけるところから始まります。白鳥は土の中にくちばしを突っ込み、何か食べているようすを描きます。

 付録の解説を読むと、白鳥は日中、田んぼに落ちたもみや、稲の切り株から出た二番穂、雑草などを食べて過ごすそうです。私は、白鳥は湖や沼などの水辺で一日中過ごすと思っていたので、とてもびっくりしました。白鳥にとって、水辺は眠る場所、そして田んぼなどはおいしい食事が食べられるレストラン。この2つがセットで揃っている場所こそ、白鳥にとって最高な越冬地になるのです。

 作者の荒川薫さんは実際に白鳥と越冬地で出会い、その大きさと美しさに圧倒されたそうです。荒川さんの感動がこの絵本から伝わってきます。(店主)


わたし はくちょうを みたの(ちいさなかがくのとも2021年12月号)

荒川薫 ぶん

荒川暢 え


福音館書店

2021年12月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2021年11月9日火曜日

【本の紹介】さわる たんけんたい(かがくのとも2021年12月号)




 触りごこちについてあまり意識したことはありませんでした。でも確かに、触りごこちにはいろいろあります。

 この絵本では、かんたくんとちかちゃんがいろいろな触りごこちを探しに行きます。二人は「さわる たんけんたい」です。

 触りごこちは5種類に分けられるようです。「あたたかさ」「あらさ」「ねばりけ」「かたさ」「しめりけ」の5つ。何かピンときませんね。実際に触ってみないと分からない。いろいろ触ってみましょう。触る前に、大人に触ってよいか聞くことを忘れずに!

 1つのものに、いろいろな触りごこちがあることにも気づきます。同じものでも、虫めがねで見ながら触ったり、目をつぶって触ると、触りごこちも違ってくるようです。何より面白いのは、触りごこちで私たちの気持ちが変わること。心地よい触りごこちは、私たちをうれしくさせます。本当に! (店主)


さわる たんけんたい(かがくのとも2021年12月号)

仲谷正史 文

いしだななこ 文・絵


福音館書店

2021年12月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

【本の紹介】きたかぜさま(こどものとも2021年12月号)




 お祭りの日は、何かいつもと違うことが起こります。その特別な経験が、子どもたち一人ひとりの成長を促します。

 しょうたの村では、毎年12月1日は「きたかぜさま」というお祭りの日です。次の年に1年生になる子どもは大事な仕事を任されます。村巡りのとき、先頭に立つのです。しょうたは同い年のごろうと大役を果たしました。

 お祭りのご馳走を食べているとき、すごい風が吹いてきました。しょうたは大きな木の根元に高く積んだお供え物のりんごが崩れていないか心配になり、ごろうと見に行きます。そこにいたのは一人の女の子。りんごをいっぱい食べた女の子は「かぜよ ふけふけ どんはらい!」といって葉っぱを扇ぎました。すると枯れ葉が渦を巻いて舞い上がり、3人の子どもたちも高く高く上がり始めました。

 実は、この絵本に出てくる「きたかぜさま」は架空のお祭りです。でも、舞台となる里山の村のようすが丁寧に描かれ、本当のお祭りのように思えます。空高く飛んだ3人の子どもたちの活躍は、私たちを爽快な気持ちにしてくれます。(店主)


きたかぜさま(こどものとも2021年12月号)

星野なおこ 文

羽尻利門 絵


福音館書店

2021年12月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2021年11月4日木曜日

【本の紹介】とらのゆめ(こどものとも年中向き2021年12月号)




 夢見るような絵本です。緑色の虎と一緒に、幻想的な世界を旅しましょう。

 扉のページには半透明のキューブの中で眠る緑色の虎がいます。「ぐう ぐう ぐう とらの とらきちは ゆめを みます ねむい ねむい」

 とらきちはキューブから抜け出します。そこは夢の世界です。とらきちは、一人で夢の世界を歩き回ります。不思議に思える出来事も、そこでは当たり前のことです。

 とらきちと旅を続けているうちに、魂が解放されるような気持ちになります。旅の最後、とらきちはまたキューブに戻り、眠りに就きます。次にとらきちが目覚めたとき、旅のパートナーは誰になるのでしょう。

 この絵本は「こどものとも1984年11月号」として出版された作品の再版です。(店主)


とらのゆめ(こどものとも年中向き2021年12月号)

タイガー立石 さく・え


福音館書店

2021年12月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2021年11月3日水曜日

【本の紹介】でんしゃ すきなのどーれ(こどものとも年少版2021年12月号)





 電車がたくさん集まりました。たくさん集まると、いろいろ楽しいことが始まります。

 一つひとつの電車の顔に表情があることが分かります。笑っていたり怒っていたり、すまし顔やとぼけ顔もあります。表情があることで、電車にいっそう親しみを感じるようになります。

 たくさんの電車の中から、お家の近くを走る身近な電車を見つけましょう。きっと見つかります。見つけるとうれしくなります。遠くへ行ったときに乗ったことがある電車も探してみてください。思い出話に花が咲きます。

 電車の種類やデザインは多種多様になりました。その一つひとつを丁寧に描きます。作者の電車への愛を感じる絵本です。(店主)


でんしゃ すきなのどーれ(こどものとも年少版2021年12月号)

岡本雄司 さく


福音館書店

2021年12月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

【本の紹介】おんぶに だっこに かたぐるま(こどものとも0.1.2. 2021ねん12月号)




 リズミカルなことばに合わせて、動物たちが生き生きと動きます。子どもも大人も心がウキウキしてくる絵本です。

 頼もしいクマが呼びかけます。「おんぶに だっこに かたぐるま だれか のるこは いないかな」

 さっそくウサギが登場しておんぶしてもらいます。次はリスがだっこ、サルはかたぐるまです。みんなうれしそう。クマの呼びかけに、もっとたくさんの動物たちが集まりました。そんなに大勢が乗っかって大丈夫?!

 作者の乾栄里子さんは「そうだった。子どもにとっては、大人も(木や、ソファーのように)登るもの、ぶら下がるもの、しがみつくものだった」と書いています(付録「作者のことば」)。そんな子どもの気持ちがそっくりそのまま絵本になりました。(店主)


おんぶに だっこに かたぐるま(こどものとも0.1.2. 2021年12月号)

乾栄里子 文

西村敏雄 絵


福音館書店

2021年12月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

【本の紹介】チョッキリ 草木を切って子育てをする虫(たくさんのふしぎ2024年5月号)

   この虫のことは、ほとんど知りませんでした。「チョッキリ」とは、体長1cmほどのちいさな甲虫です。長く伸びた口が特徴のゾウムシの仲間だそうで、同様に長い口を持っています。  名前の由来が愉快です。「ドングリに穴をあけて卵を産みこみ、最後にチョキっと枝を切り落とす」から「チョッ...