ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2018年7月29日日曜日

【本の紹介】自宅で花嫁のすすめ




 きっと誰もが幸せを感じる写真集です。これだけ幸せそうな人たちの写真を見れば、誰だってそうなると思います。
 三澤武彦さんが自宅で花嫁になった人を撮影しました。もちろん、お相手の人もいます。自宅だから家族もいます。親戚や友だちや近所の人たちも集まります。みなさん、本当に幸せそうです。
 三澤さんは、「自宅で花嫁」は決して特別なことではないといいます。自宅で花嫁支度をして、家族らと写真を撮るだけです。花嫁がいて、自宅で撮影することを受け入れる家族がいればできることです。また三澤さんは、あまりルールを考えない方がよいといいます。写真を撮ること以外に何をするのか、あるいは何もしないのか、それはまったく自由です。
 確実にいえるのは、「自宅で花嫁」は新郎新婦やその家族の気持ちが最もダイレクトに伝わってくるということ。これまで多くの結婚式の撮影を請け負った三澤さんはそう感じています。カメラのレンズを通して受け止めたその気持ちを、三澤さんは見事に表現してくれました。
 千葉県習志野市に三澤さんの後を追う写真家がいます。「日々是好日」という写真館の松浦翔平さんです。この写真集は松浦さんに教えていただきました(店主)

自宅で花嫁のすすめ
三澤武彦

玄光社
本体2000円+税
2018年6月1日発行

2018年7月28日土曜日

林明子原画展に行きました!




 絵本作家の林明子さんの原画展に行きました。展示されていた原画は、林さんが画家として歩み出したころの挿絵や、「はじめてのおつかい」や「こんとあき」などのロングセラー絵本まで多数に上ります。原画を通じて、林さんが思い描く世界の一端に少しでも触れることができたように思います。
 一つひとつの原画を見ていると、何故かとても楽しくなってきます。そこに描かれた人や物たちがそのまま動き出してくるように見えるのです。絵の中に生き生きとした世界が広がっています。
 林さんのキャリアで初期に手がけた雑誌の挿絵を見ても、とても丁寧な仕上がりで驚かされました。林さんの作品づくりの姿勢は終始一貫して変わっていないことがよく分かります。そして、キャリアを積み重ねていく中で、作品はいっそうの深みと広がりを持つようになったと感じました。
 会場には大勢の人が訪れ、とても混雑していました。でも会場にいる人たちはみんな心豊かに、幸せを感じているように見えました。親子連れもたくさんいました。林さんの作品を見ながら交わす親子の会話も楽しく聞くことができました。
 林さんの原画展は「絵本のひきだし 林明子原画展」と題し、東京・銀座の松屋銀座で7月19日から29日まで開かれています。(店主)

2018年7月27日金曜日

【本の紹介】エマおばあちゃん、山をいく




 アメリカで一人のおばあちゃんが山の長い自然歩道を歩き通しました。今から60年以上も前のお話です。おばあちゃんの名前はエマ・ゲイトウッド。この絵本の主人公です。
 この自然歩道はアパラチアン・トレイルと呼ばれています。アメリカの東部のアパラチアン山脈に沿った14の州にまたがる約3500キロメートルの長い山道です。世界で一番長い自然歩道です。日本でいえば、北海道の最北端から沖縄の最南端の島までの距離に相当します。
 アパラチアン・トレイルがすべて整備されたのは1937年です。エマおばあちゃんは、そのはしからはしまで、すべて歩き通した初めての女性です。1955年のことでした。5月3日にスタートし、歩き終えたのは9月25日だったそうです。そのとき、エマは67歳。
 エマはおばあちゃんになって、なぜそんなに長い山道を歩いてみようと思ったのでしょう。
「やってみたかっただけだよ」
 エマはそう答えたそうです。
 そして、2年後の1957年、再びエマはアパラチアン・トレイルを歩き通します。その理由を問われるとエマはこう答えたそうです。
「見おとしたものを、こんどはちゃんと見たくてね」
 この絵本で描かれているアメリカの自然はあたたかみがあり、とてもやさしそうです。きっとエマはおばあちゃんになっても、こんなふうに自然を感じていたんだろうなと思います。(店主)

エマおばあちゃん、山をいく
ジェニファー・サームズ 作
まつむらゆりこ 訳

廣済堂あかつき
本体1800円+税
2018年7月30日発行

2018年7月26日木曜日

営業を再開しました!


 今日7月26日から営業を再開しました。店主の体調不良でしばらくお休みをいただき、ご迷惑をおかけしました。これから体調管理にはいっそう注意したいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2018年7月21日土曜日

【本の紹介】たまごがあるよ




 シンプルな絵にリズミカルな文章を組み合わせた絵本です。声に出して読み始めれば、子どもたちはあっという間に、絵本の世界に引き込まれてしまうでしょう。
 「たまご、たまご、たまごが あるよ」と始まります。続いて「とんとんって、たたいてみて」と呼びかけます。たたいてみたらどうなるか。わくわくしながら、ページをめくります。
 たまごは、大きくなったり、数が増えたり、色がついたりして変化します。こうした変化に合わせて、子どもたちが見る世界も広がっていきます。
 目で見て、耳で聞いて、絵本に触る。子どもと一緒に楽しいひとときを過ごすことができる絵本です。(店主)

たまごがあるよ
風木一人・さく
たかしまてつお・え

KADOKAWA
本体900円+税
2017年11月16日発行

2018年7月20日金曜日

【本の紹介】すいぞくかんのおいしゃさん(かがくのとも2018年8月号)




 暑い日が続きます。水族館で涼しいひとときを過ごしましょう。
 水族館の魚や動物たちも人間のように病気になります。病気を治すため、水族館にもお医者さんがいます。動物園と同じように獣医さんがいるのです。
 水族館の獣医さんが普段どんなことをしているのか、なかなか見る機会はありません。この絵本をみると、病気を治すだけでなく、餌の準備や水槽のお世話など、いろいろやっていることがわかります。イルカのショーに出ることもあるそうです。
 病気になったタツノオトシゴの治療で注射をしていることにびっくりしました。水族館の生き物たちが元気な姿を見せているのは、獣医さんがいつもしっかり見守っていてくれるからです。水族館に行くのが楽しみになる絵本です。(店主)

すいぞくかんのおいしゃさん(かがくのとも2018年8月号)
大塚美加 ぶん
齋藤槙 え

福音館書店
2018年8月1日発行
本体389円+税

2018年7月19日木曜日

林明子さんの展覧会、待望の首都圏での開催です!




 絵本作家の林明子さんの展覧会が「絵本のひきだし 林明子原画展」と題し、7月19日から29日まで東京・銀座の松屋銀座で開かれます。待望の首都圏での開催です。
 開催に先立ち、18日付の朝日新聞夕刊に林さんのインタビュー記事が掲載されました。デビュー以降の200点を超える原画やスケッチが並ぶ展覧会について「改めて見て、ずいぶん一生懸命にやってきたんだ、がんばったねと思いました」と語っています。林さんの集大成といってもよさそうです。
 独特の優しさと温かみが林さんの作品の大きな特長です。林さん自身はインタビューで「個性を出そうとしなかったのが、なんとなく個性になったのかもしれません」と話しています。その前提として下絵を「数えきれないほど描き直した」という努力があったことに、あらためて感銘を受けました。
 名作の「はじめてのおつかい」や「こんとあき」、最新作の「ひよこさん」などの原画が多数見られる機会です。原画を通じて、作家の熱い想いをたっぷり感じてみたいと思います。(店主)


会期:2018年7月19日(木)~29日(日)(会期中は無休)
開場時間:午前10時~午後8時(22日は午後7時30分閉場、27日は午後8時30分閉場、最終日は午後5時閉場。入場は閉場の30分前まで)
入場料:一般1000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円。未就学児は無料
公式ウェブサイド:https://www.asahi.com/event/hayashiakiko/

2018年7月18日水曜日

【本の紹介】さるがいっぴき(こどものとも2018年8月号)




 一匹の猿の物語です。物語は表紙から始まっています。猿が寝ています。猿は扉のページで目を覚まし、さらにページをめくると木から木へ飛び移り、何かを探しています。
 見つけたのは食べ物です。猿は木の実を食べます。そしてまた、繰り返し繰り返し、次の食べ物を探すのです。
 迫力あるモノトーンの絵に圧倒されます。ひらすら食べ物を求める猿の姿が修行僧のように見えてきます。一方で、つぶらな瞳が印象的です。確かな生命力を感じさせます。
 やがて猿はもう一匹の猿と出会います。予期せぬ出会いだったのかもしれません。でも、いつか出会うことを知っていたようにも思います。猿は二匹になりました。そこから始まるのは、また別のお話。いつ私たちに届くのか、楽しみに待つことにしましょう。(店主)

さるがいっぴき(こどものとも2018年8月号)
MAYA MAXX(まや まっくす)

福音館書店
2018年8月1日発行
本体389円+税

2018年7月15日日曜日

【本の紹介】デタラメ研究所(たくさんのふしぎ2018年8月号)




 私たちの世界は「デタラメ」なことで満ちています。デタラメといっても、「いいかげん」とか「無責任」「すじのとおらない」といったことではありません。ここでは「じっさいにおきてみるまでまったく予測がつかないこと」を指しています。
 例えばサイコロを振ったとき、私たちはどの目が出るのか分かりません。目はデタラメに出てくるから、予測がつかないのです。予測がつかないことに、私たちは「確率」という考え方を発明して立ち向かっていきました。
 この絵本では、デタラメと確率について学びます。大人でも少しむずかしそうです。作者は、人はデタラメとの付き合いが下手だといっています。確かに、確率を無視した上、いろいろな思い込みから奇妙なことをしているのかもしれません。例えば、占いがそうです。デタラメであることに意味を見出し、先が読めないことの不安を解消して未来を予測しようとします。
 一方で作者は、確率について理解を深め、コンピュータサイエンスが発達して計算が速くできるようになると、例えば天気予報のように、未来を予測する技術も飛躍的に進歩するといっています。私たちのまわりにあるデタラメは、徐々に減ってきているのかもしれません。それでも人は、単なる偶然や意味のない事柄に意味を付けて一喜一憂しています。作者がいうように、人の心理のおもしろいところです。作者はまた、「毎日を新鮮な気持ちで生きるためにはそれも悪くないとのかもしれない」といっています。(店主)

デタラメ研究所(たくさんのふしぎ2018年8月号)
小波秀雄 文
コマツシンヤ 絵

福音館書店
2018年8月1日発行
本体667円+税

2018年7月14日土曜日

【本の紹介】うみのなかが みえるよ(ちいさなかがくのとも2018年8月号)




 海の中をどうやって見るのか教えてくれる絵本です。海といっても深い海の中ではなく、磯辺の海です。身近な岩場の海でも、思いのほか、たくさんの生き物を自然の姿のまま見ることができます。
 ウニがいます。貝もたくさん見えます。もぞもぞ動き始めたのはヤドカリです。魚やカニもたくさん見ることができました。
 海の中は、上から見ても波や照り返しのせいでよく見えません。でも、この絵本では子どもがよい方法を発見します。透明な飼育ケース越しに海の中をのぞくと、はっきり見えるようになるのです。飼育ケースが、漁師が小舟の上から海をみるときに使う「箱めがめ」の代わりになってくれます。
 海の中は、普段の生活の場とはまるで違う別世界です。磯辺の海はその入り口です。深く静かな海の中に思いを馳せて、子どもたちはまた一つ成長のステップを上がっていきます。(店主)

うみのなかが みえるよ(ちいさなかがくのとも2018年8月号)
荒川暢 作

福音館書店
2018年8月1日発行
本体389円+税

2018年7月13日金曜日

【本の紹介】ぱたぱた するする がしーん(こどものとも年中向き2018年8月号)




 物事が「がしーん」とはまるのは気持ちいい。この絵本の作者は、そんな気持ちよさを描きたかったといっています。作者のいう気持ちよさを、理屈抜きで楽しみましょう。
 頭にプロペラをつけた乗り物が登場しました。「ぱたぱたぱた」と浮かんでいます。「するするする」と引っ張り上げられたのは別の乗り物。「がしーん!」と合体して、一つの乗り物になりました。なんとも爽快な気分です。
 縦開きで高さを表現しています。下に深く沈んで隠れていたものが、だんだん上に引っ張られて姿を現します。「がしーん!」と合体するとどうなるのか、わくわくしてきます。
 繰り返しの楽しみ、そして繰り返しでありながら変化も見せる意外性の楽しみがあり、贅沢な構成です。クライマックスを迎えた最後の場面で、子どもたちはどんな表情を見せるでしょうか。(店主)

ぱたぱた するする がしーん(こどものとも年中向き2018年8月号)
作 くりはらたかし

福音館書店
2018年8月1日発行
本体389円+税

2018年7月11日水曜日

【本の紹介】ゴトガタ トラック(こどものとも年少版2018年8月号)




 最初に緑のトラックが登場します。続いて白と青のトラックが登場しました。さらに、赤のトラックも走ってきました。「ゴトガタ ゴトガタ プップー」と、のどかに走ります。
 慌ただしくなったのは次のページから。あっちからもこっちからも、トラックがいっぱい走ってきました。色違いのトラックが8台です。みんな、大きな荷物を乗せています。トンネルを通って目的地に着くと荷物を降ろします。いったい何が出来るのでしょうか。
 作者の古賀充さんは造形作家です。この絵本のトラックは、古賀さんが一つひとつ丁寧に木で作りました。道は、コンクリートの地面に砂を敷いて描いたそうです。道を徐々に細くして遠近感を出し、トラックが進むようすを表現しています。
 細やかに作り込まれた画面が、緊張感と深みのある世界を創出しました。シンプルに見えても、子どもたちの想像力を大いに刺激しそうです。(店主)

ゴトガタ トラック(こどものとも年少版2018年8月号)
古賀充 作

福音館書店
2018年8月1日発行
本体389円+税

2018年7月8日日曜日

【本の紹介】でんしゃ くるかな?(こどものとも 0.1.2. 2018年8月号)




 とても楽しい絵本です。子どもと動物たちが「くるかな? くるかな?」と何かを待っていることろから始まります。この見開きページだけでワクワクしてきます。
 ページをめくれば、「きたー!」と大喜びする子どもたち。待っていたのは電車でした。でも、何故か「ばいばーい」と見送ります。そのあと、また「くるかな? また くるかな?」。そして、「きた きたー!」と大喜びしたあと「ばいばーい」。
 どうして電車に乗らないのでしょう。その理由は「作者のことば」を読んで納得しました。作者のきくちちきさんの息子さんは電車が大好き。乗りに行っても、すぐには乗らず、何度も通り過ぎるのを見ていたそうです。電車が来るのか来ないのか、ワクワクしながら楽しく待っています。
 絵本では3回目の電車で「のりまーす のりまーす」。本当に楽しそう。ここまで子どもの気持ちに寄り添えることに感嘆します。素晴らしい絵本です。(店主)

でんしゃ くるかな?(こどものとも 0.1.2. 2018年8月号)
きくちちき

福音館書店
2018年8月1日発行
本体389円+税

「母の友」2018年8月号が入荷しました!




 「母の友」8月号の特集のテーマは「平和のためにできること」です。4人のインタビューや寄稿の記事を掲載し、あらためて平和について考えるきっかけにしてほしいと呼びかけています。
 絵本作家の五味太郎さんのインタビュー記事があります。五味さんは「平和と戦争」についてどう考えるかという問いかけに対し、まず平和がどういう状態か集中的に考えていくべきと指摘しています。「今も、日本人は、中国人や韓国人と憎しみあってなんかない」、そして仕事でアジア各国を訪れた体験をもとに「みんな仲がいい」と語っています。
 では、今ある危機はどこにあるのでしょう。五味さんは「儲かるから」という「簡単な」理由で「戦争をどうしてもしたい連中がいる」と看破します。そして、この構造を変えたり解体したり、あるいは止めたりチェックしたりすることを気にかければ、その方法も編み出せるはずと述べています。
 五味さんは、そのためには私たち一人ひとりが社会のありようを「人任せ」にしないこと、人任せにしないためには「自分を知る」ことの必要性を指摘します。子どもと本の関わりも、その延長線上にあるはずと教えてくれているように思います。(店主)

「母の友」2018年8月号

福音館書店
本体505円
2018年8月1日発行

2018年7月6日金曜日

KIRACO(きらこ)7・8月号で紹介されました!




 習志野市のタウン誌の「 KIRACO(きらこ)」7・8月号(Vol 132)で、くわのみ書房が紹介されました。「好きです この店」のコーナーで取り上げていただきました。
 KIRACOは1996年の創刊。「まちが好き ひとが好き」をキャッチフレーズに、身近で役立つ情報を提供するタウン誌です。
 読者の方が自分の気になる店を紹介する「好きです この店」は毎号4店舗を取り上げて紹介しています。くわのみ書房の紹介者は、たまたまご一緒されたほかのお客様のコメントも盛り込むなど、臨場感あふれる紹介文を書いてくださいました。
 そのほか地元の情報が満載です。多くの方にKIRACOをお手に取っていただけるよう願っています。

KIORACO(きらこ)7・8月号
きらこ編集室
2018年7月1日発行

竹中マユミさんの読書会に参加しました!




 船橋市の葛飾公民館が主催する読書会に参加しました。エーリヒ・ケストナーの「飛ぶ教室」について語り合いました。進行役を務めたのは、「ひゃっくん」(偕成社)などの作品でおなじみの絵本作家の竹中マユミさんです。
 読書会は4回シリーズで、5月24日から隔週で開催されました。7月5日の最終回で取り上げた作品が「飛ぶ教室」。大好きなケストナーを竹中さんと一緒に楽しむ贅沢なひとときでした。
 読書会は「飛ぶ教室」の朗読から始まりました。使用したテキストは岩波少年文庫版です。5章を参加者で回し読みします。朗読を聞くと、一人で黙読するときとはまた違った印象を受けるので不思議です。文章のリズムもよく分かるように思います。続けて10章も朗読しました。
 主要な登場人物を竹中さんが整理してくださいました。あらためて作品の構成が理解できるよいサポートになりました。ケストナーの人となりについての説明もあり、作品への理解がより深まったと思います。
 実は、私がケストナーを読んだのはごく最近です。岩波少年文庫に収められている作品はすべて読みました。「飛ぶ教室」はこれまでに2回読んでいます。読書会では、「飛ぶ教室」で好きな登場人物は誰か、そのほかお気に入りのケストナー作品は何かなど、楽しい話題に事欠かきません。私もケストナーの魅力を再確認することができました。(店主)

レベルブックス(群馬県高崎市)に行きました!




 群馬県高崎市が面白くなっています。個性的な店が増えました。レベルブックスもその一つ。個性的なセンスが光る書店です。
 レベルブックスは高崎駅から少し離れた閑静な街中にあります。本の品揃えが面白い。扱うジャンルはさまざまです。ほかの書店ではなかなか見かけない、だけど思わず手に取ってみたくなる本が並びます。滞在時間が長くなりそうです。
 私は音楽や建築にまつわる本を3冊買いました。オリジナルのノートも一緒に買いました。店内ではコーヒーやビールも飲めるようです。滞在時間はますます長くなる。
 亡父は群馬県出身で、6月末に父の親戚をまわる機会があり、その際に立ち寄ることができました。高崎在住の大学時代の友人に同行しました。レベルブックス店主の荻原貴男さんも同じ大学の同窓生です。私にとって高崎はおなじみの街。ぜひまた行きたいと思っています。(店主)

レベルブックス REBEL BOOKS
〒370-0059 群馬県高崎市椿町24-3

【本の紹介】チョッキリ 草木を切って子育てをする虫(たくさんのふしぎ2024年5月号)

   この虫のことは、ほとんど知りませんでした。「チョッキリ」とは、体長1cmほどのちいさな甲虫です。長く伸びた口が特徴のゾウムシの仲間だそうで、同様に長い口を持っています。  名前の由来が愉快です。「ドングリに穴をあけて卵を産みこみ、最後にチョキっと枝を切り落とす」から「チョッ...