ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2019年10月31日木曜日

【本の紹介】ロージーのひよこはどこ?




 めんどりのロージーが卵を産みました。卵がかえってひよこが姿を現しそう。でも、出てきたはずのひよこが「あれ? いない!」。ロージーが一生懸命探し始めます。
 ひよこは殻を半分残したまま。かわいい顔は見えません。足だけ出してロージーの後を動きまわります。
 途中でネコが出てきたり、キツネが出てきたりして冷や冷やします。池からこわそうな魚も顔を出してひよこを狙っているみたい。早く見つけてあげないと危ない! ロージーは先走るばかりでなかなか見つけられません。
 色鮮やかな絵本の世界に入り込み、ロージーと一緒にひよこを探しましょう。でも、まわりの景色に惑わされ、ひよこはそう簡単に見つかりません。絵本を読む人にも、母親のロージーが子どもを思う気持ちが伝わってきます。(店主)

ロージーのひよこはどこ?
パット・ハッチンス さく
こみやゆう やく

好学社
2019年7月20日発行
本体1500円+税

【本の紹介】夏とおとうとと




 夏休みの何気ない一日を描いた絵本です。子どものころの夏休みの思い出はいつまでも色あせることはありません。
 表紙の絵に惹かれます。虫を捕まえようと身構える兄。不安そうに見守る弟の表情から、兄に対する期待と信頼を感じます。二人の緊張感がひしひしと伝わり、これから始まるお話への興味をかきたけられます。
 一人で虫取りに出かけたいのに、母親から弟を連れて行けといわれた兄。足手まといの弟にいらつきを抑えられず、置き去りにして森の奥へと進みます。ふと気づくと弟の姿が見えません。あわてて来た道を駆け戻ります。
 些細なことで起こった胸のざわつきは、なぜか心に残り続けます。胸のざわつきがいくつも重なることで、子どもは大人へと成長していきます。子どもも大人も共感できる絵本です。(店主)

夏とおとうとと
ふくだいわお

光村教育図書
2019年6月10日発行
本体1300円+税

2019年10月27日日曜日

【ご案内】くわのみ書房 OneDay イベント




 くわのみ書房でオカリナのミニライブやミニミニマルシェをお楽しみください。11月2日(土)は「くわのみ書房 OneDay イベント」を開催します!
 OneDay イベントでは、オカリナユニットのトゥインクルバーズがミニライブを行います。トゥインクルバーズは絵本作家の宮田ともみさんとくわのみ書房のスタッフによる2人組のオカリナユニット。スコットランド民謡やディズニー・メロディなど、楽しい曲を演奏します。午後1時と3時、それぞれ30分程度、2回の開催です。参加無料です。
 ミニミニマルシェも開催します。宮田さんのポストカードや絵本のキャラクターを描いたマグカップ、スタンプなど、楽しい小物を販売します。
 深まる秋の1日、ゆったりとした時間が流れる中でホッと一息つけませんか。くわのみ書房でお待ちしております。当日の営業時間は通常通り午前11時から午後7時まで。ミニミニマルシェも営業時間中に開催します。どうぞお気軽にご来店ください。

くわのみ書房 OneDay イベント
■日 時:2019年11月2日(土)午前11時~午後7時
■会 場:くわのみ書房
■オカリナミニライブ:午後1時・午後3時(それぞれ30分程度、参加無料)
■ミニミニマルシェ:午前11時~午後7時

〈お問い合わせ〉
電話:047-419-3567
電子メール:mulberrybookstore@gmail
(SNSでも受け付けます)

【本の紹介】独裁政治とは?




 独裁政治について分かりやすくシンプルに描いた絵本です。独裁は私たちが望む民主主義に真っ向から反対します。私たちは独裁政治にどう立ち向かっていけばよいのか。この絵本はそれを考えるきっかけになると思います。
 独裁政治とは、一人の独裁者が社会のほとんどすべての仕組みを決めてしまうことです。人々は自分なりにものを考えたり、その考えに従って行動したりすることができなくなります。それは自由のない、とても息苦しい社会です。また、独裁政治が行われている社会では多くの人がとても不公平な扱いを受け、貧しくなっていきます。
 それでも希望はあります。独裁政治が行われている中でも、人々は考え、そしていろいろなことに気づきます。やがて独裁政治は終わり、その後に新しい歴史が始まります。この絵本は、その歴史の主役は自由だといっています。そして、自由の歴史をつくるのは、ほかならぬ私たち自身です。
 この本の原作は40年ほど前にスペインで出版されました。スペインが民主主義の道を歩み始めた時代、子どもたちにこれからどんな社会をつくっていきたいか考えてもらおうと企画されました。世界には、まだ独裁政治が行われているところがあります。独裁政治とはいわれなくても、それとほぼ変わらないことが行われている場合もあります。訳者の宇野和美さんはこの本の「はじめに」で、ここに書かれていることは「いま、日本のわたしたちが考えたいことと、おどろくほどよくにている」といっています。今こそ、多くの人に読んでもらいたい絵本だと思います。
 この絵本は、私たちの社会の課題になっている4つのテーマを取り上げた「あしたのための本」シリーズの1冊です。(店主)

独裁政治とは?
文 プランテルグループ
絵 ミケル・カサル
訳 宇野和美

あかね書房
2019年7月20日発行
本体1800円+税

2019年10月26日土曜日

「大人のための絵本の会 vol.8」を開催しました!






 くわのみ書房は「大人のための絵本の会  vol.8」を10月25日(金)午後7時から開催しました。今回も定員いっぱいの6人のご参加をいただきました。
 大人にも絵本の楽しみをたっぷり味わっていただきたいという願いから始まったこの企画。今回で8回目を迎えました。絵本を読むのは、いつものように宮本由佳理さんと藤岡美穂さんのお二人のユニット《えほんの木》です。
 「旅」をテーマに4冊の絵本を読んでいただきました。選書されたのは「ながいながい骨の旅」(講談社)、「ウラオモテヤマネコ」(堀之内出版)、「おいせまいり わんころう」(ブロンズ新社)、「シルクロードのあかい空」(岩波書店)です。それぞれ個性的で読み応えのある絵本が並びました。意表を突かれたのは「ながいながい骨の旅」でしょうか。
 初めてご参加いただいた方はお二人でした。絵本を読んだ後は、全員でしばし絵本談議を楽しみました。次回は11月29日(金)午後7時からの予定です。参加ご希望の方はくわのみ書房までお申し込みください。(店主)

【本の紹介】民主主義は誰のもの?




 民主主義とは何か、簡潔な文章でわかりやすく解説する絵本です。コラージュによる絵がダイナミックに人間社会を描き、文章に広がりと深みを与えています。
 民主主義について、何をして遊んでもいい自由時間のようなものと定義したあと、遊びには決まりがつきもので民主主義にもルールがあると説明します。そのルールが法律です。民主主義は誰もが納得できるように、法律に基づいて、みんなで作り上げていくものです。
 みんなで作り上げるための手段として選挙が行われ、同じ考え方の人が集まって政党ができます。選挙で選ばれた人が政府をつくりますが、人々は政府のすることが良いことか間違いか、常にチェックしています。そして、選挙で一番いいと思う人を選ぶには情報が大切なことも語られます。
 この本の原作は40年前にスペインで出版されました。私たちの社会の課題になっている4つのテーマを取り上げた「あしたのための本」シリーズの1冊です。訳者の宇野和美さんはこの本の「はじめに」で、ここに書かれていることは「いま、日本のわたしたちが考えたいことと、おどろくほどよくにている。つまり、ここには、時や時代がちがっても変わらない、社会についての大切なことが書かれているといえるだろう」といっています。私もそう思い、多くの人に読んでもらいたいと願っています。(店主)

民主主義は誰のもの?
文 プランテルグループ
絵 マルタ・ビナ
訳 宇野和美

あかね書房
2019年7月20日発行
本体1800円+税

2019年10月24日木曜日

【本の紹介】ふーふーふー




 絵と一緒にリズミカルな文章を楽しむ絵本です。基本のリズムは「ふーふーふー」。でも、ページをめくるとテンポよく場面が変わり、いろいろなバリエーションが出てきます。切り絵で描かれ絵は人の手の温もりを感じさせます。
 歌うように声に出して読みましょう。風船をふくらませる子どもは「ふーふー ふぅ~」、かけっこした友だちは「ふぅふぅ ふぅぅぅ~」、謎のキャラクターには「Who Who Who(フー フー フー)」と英語で尋ねます。
 表紙にも登場する謎のキャラクターは、どうやら宇宙人のようです。かざぐるまを「ふーふぅ」とまわして目を回したり、まだまだ子どもの宇宙人。誕生日パーティにも入れてもらい、すっかりみんなと友だちになりました。
 最後のページでお布団に入っているのは誕生日を過ごした子ども。「グースーピー」とおやすみです。子どもたちの楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいます。(店主)

ふーふーふー
文・絵 外村節子

高陵社書店
2019年8月9日発行
本体1200円+税

2019年10月20日日曜日

「村上春樹の絵本を読む会 vol.3」を開催しました!




 くわのみ書房は「村上春樹の絵本を読む会 vol.3」を10月19日(土)に開催しました。お二人の方にご参加いただきました。
 今回読んだ絵本は「ふわふわ」(村上春樹・文、安西水丸・絵、講談社)です。表紙には猫が描かれ、「ふわふわ」とは猫のことだと想像できます。この絵本は、おそらく作者と思われる「ぼく」が、幼いころ一緒に過ごした猫との思い出を綴ります。
 太陽の光があふれた縁側で猫と並んで昼寝すると、「ぼく」はまるで自分が猫の一部になったような気持ちで猫の毛のにおいをかぐことができました。太陽の温かさをしっかり吸い込んだ猫の毛。ふわふわした柔らかい毛に手を伸ばして撫でてやると、猫はごろごろと喉を鳴らし始めます。「ぼく」はその猫から、命ある者にとって等しく大事なこと、たとえば「幸せとは暖かくて柔らかいことであり、それはどこまでいっても、変わることはないんだというようなこと」を学びます。
 猫には、「ぼく」の父親により「緞通(だんつう)」という奇妙な名前が付けられていました。緞通とは、中国の上等な絨毯のことだそうです。この猫は、かなり年をとってから「ぼく」の家にやってきました。「ぼく」にとっては、はじめから「年老いたおおきな雌猫」でした。というわけで、「ぼく」は今でも、あらゆる種類の猫たちの中で「年老いたおおきな雌猫」が一番好きなのです。
「ふわふわ」は現在、講談社文庫で入手することができます。(店主)

2019年10月19日土曜日

【本の紹介】はさみむし(かがくのとも2019年11月号)




 はさみむしの生態を描いた絵本です。きれいな羽や、かっこいい角がある訳でも無く、夜行性で目立たない存在。「ちょっと嫌な虫」と思われているようです。私もそう思っていましたが、その生態はとても面白そうです。
 メスは卵を産むと、幼虫が出てくるまでこまめに世話をしてあげるそうです。カビが生えないように、卵を一つずつくわえてなめて汚れを取り、ばらばらに広げて風通しをよくしたあと、また集めたりと、なかなか忙しい。
 卵が産みおとされて10日ほど経つと、幼虫が出てきます。小さいながらお尻にはさみがあり、親と似たような姿です。幼虫はしばらくの間、巣穴の中で母親と一緒に過ごすそうです。母親が運んできた食べ物を食べて大きくなり、10日ほど過ぎると一匹一匹と巣穴から出ていきます。そして、脱皮を繰り返し、冬籠りを経て、成虫に育っていきます。
 はさみむしは飼育することができるようです。作者の石森愛彦さんによると、冬に捕まえて飼い買い始めれば、成虫への最後の脱皮、交尾、産卵、卵の世話、母子の仲睦まじいようすまで、一通り観察できるそうです。はさみむしは、虫とは思えないような愛情表現を私たちに見せてくれます。その興味深い生態にとても驚かされました。(店主)

はさみむし(かがくのとも2019年11月号)
石森愛彦 さく

福音館書店
2019年11月1日発行
本体400円+税

2019年10月18日金曜日

【本の紹介】おにの神さん(こどものとも2019年11月号)




 昔の京の都を舞台にしたお話の絵本です。人々の暮らしを守る鬼と子どもの交流を描きます。
 京のはずれに小さな村があり、サブは妹のクニとおばあちゃんの3人で暮らしていました。サブは薪にしようと丸太を持ち帰ります。丸太を洗うと、鬼の顔が浮かび上がってきました。ばあちゃんは、「これはおにの神さんや」といって拝み始めます。「おにの神さん」は恐ろしい災いから人を守ってくれるというのです。
 翌朝、ばあちゃんにいわれた通り、サブとクニは丸太を外に運び出し、畑のそばに立てます。いつの間にか、丸太からは手と足が生えていました。それからサブは毎日、丸太の鬼を拝みました。やがて鬼は水や食べ物、そして杖を求めるようになります。それらに応えたサブは「はたけをまもってくれるんやな」とたずねますが、鬼は無言のまま。ところが、その夜、サブは化け物から必死に畑を守る鬼の姿を目にすることになります。

 鬼と化け物の壮絶な戦いに圧倒されます。奇想天外なお話の展開と、迫力のある絵から、自然の奥深さを感じ取れるような気がします。お話は作者の岩城範枝さんによる創作です。京都の北野天満宮の鬼神像からインスピレーションを得たそうです。三瀬夏之介さんのダイナミックな絵で、想像の世界がいっそう広がります。(店主)

おにの神さん(こどものとも2019年11月号)
岩城範枝 文
三瀬夏之介 絵

福音館書店
2019年11月1日発行
本体400円+税

2019年10月17日木曜日

【ご案内】村上春樹の絵本を読む会 vol.3(再掲)-空きがあります!




 くわのみ書房は「村上春樹の絵本を読む会 vol.3」を10月19日(土)に開催します。絵本を通じて、村上春樹の世界へ旅に出かけましょう。
 村上春樹は作家として、あるいは翻訳家として多くの絵本を手がけています。今回はその中から「ふわふわ」(村上春樹・文、安西水丸・絵、講談社)を一緒に味わいましょう。
 お気軽にご参加ください。飲み物とお菓子付きです。

【読む絵本】「ふわふわ」(村上春樹・文、安西水丸・絵、講談社)

■日時:2019年10月19日(土)午後7時~8時
■会場:くわのみ書房
■参加費:500円 ※飲み物とお菓子付き
■定員:4人

〈お問い合わせ・お申し込み〉
電話:047-419-3567
電子メール:mulberrybookstore@gmail.com
SNSでも受け付けます)

【本の紹介】こっちむいてほいっ(こどものとも0.1.2. 2019年11月号)




 いろいろな生き物が「こっちむいてー」「ほいっ」とポーズを取ります。同じような動作の繰り返しを描く絵本は、子どもたちがとても喜びます。
「こっちむいてー」のときはそっぽを向いている生き物が、「ほいっ」で正面に向き直し、読む人と目を合わせます。目が合うことで仲良しになったように気持ちになり、心が温かくなります。
 よくみると、「ほいっ」のときの動作に違いがあります。顔だけ正面を向くのは首をひねることができる生き物です。これができない生き物は、体全体の向きを変えて正面をみることになります。生き物はいろいろです。
 絵は貼り絵で描かれています。生き物の存在感が強く、迫力のある仕上がりです。(店主)

こっちむいてほいっ(こどものとも0.1.2. 2019年11月号)
藤井蓮 作

福音館書店
2019年11月1日発行
本体400円+税

2019年10月16日水曜日

【本の紹介】馬と生きる(たくさんのふしぎ2019年11月号)




 岩手県遠野市には、今でも馬と人が助け合う暮らしが残っています。馬と一緒に生きることを選んだ人がいるのです。この絵本は馬と生きる人の暮らしぶりを紹介します。
 見方芳勝さんは「地駄引き(じだびき)」を仕事にする「馬方(うまかた)」です。地駄引きとは、山の中で大きな木を馬に運ばせる仕事です。大きな木をきったあと、それをトラックが入れる道まで運びます。
 木を運ぶ際にトラックなどを使おうとすると、幅の広い道が必要になります。広い道をつくるためには、山の木をいっぺんに数多くきりださなければなりません。ただ、そうすると雨が降ったときに土砂が流れ出すなど、山が荒れることになります。馬を使えば、馬が通れるだけの道幅があればよいので、木を少しずつきっていけばよいのです。馬を使う地駄引きは、山を痛めつけることが少ないということで見直されるようになりました。
 見方さんは子どものころから馬が大好きでした。大人になってもその気持ちを大切にし、馬との暮らしを続けてきました。でも見方さんは、どの馬にも名前をつけることはないそうです。馬に情をうつしては、馬方を続けていくことができないと分かっているからです。馬と生きる見方さんの暮らしから、私たちが今必要していることが見えてくるように思います。(店主)

馬と生きる(たくさんのふしぎ2019年9月号)
澄川嘉彦 文
五十嵐大介 絵

福音館書店
2019年11月1日発行
本体700円+税

2019年10月13日日曜日

【ご案内】大人のための絵本の会 vol.8




 くわのみ書房は「大人のための絵本の会 vol.8」を10月25日(金)に開催します。大人も絵本を楽しみましょう。
 今回も宮本由佳理さんと藤岡美保さんのお二人のユニット《えほんの木》に絵本を読んでいただきます。いつも素敵な絵本を選んでいただいています。
 絵本を読んだ後は懇談の時間。参加者同士で感じたこと、思ったことなどを語り合いましょう。
 飲み物とお菓子付きです。どうぞお気軽にご参加ください。

■日 時:2019年10月25日(金)午後7時~8時
■会 場:くわのみ書房
■参加費:500円 ※飲み物とお菓子付き
■定 員:6人
■絵本を読む人:《えほんの木》宮本由佳理・藤岡美保

〈お問い合わせ・お申し込み〉
電話:047-419-3567
電子メール:mulberrybookstore@gmail
(SNSでも受け付けます)

【ご案内】村上春樹の絵本を読む会 vol.3



 くわのみ書房は「村上春樹の絵本を読む会 vol.3」を10月19日(土)に開催します。絵本を通じて、村上春樹の世界へ旅に出かけましょう。
 村上春樹は作家として、あるいは翻訳家として多くの絵本を手がけています。今回はその中から「ふわふわ」(村上春樹・文、安西水丸・絵、講談社)を一緒に味わいましょう。
 お気軽にご参加ください。飲み物とお菓子付きです。

【読む絵本】「ふわふわ」(村上春樹・文、安西水丸・絵、講談社)

■日時:2019年10月19日(土)午後7時~8時
■会場:くわのみ書房
■参加費:500円 ※飲み物とお菓子付き
■定員:4人

〈お問い合わせ・お申し込み〉
電話:047-419-3567
電子メール:mulberrybookstore@gmail.com
SNSでも受け付けます)

2019年10月11日金曜日

Co-展〈books & crafts〉は中止になりました!



10月12日(土)開催予定のCo-展〈books & crafts〉は中止が決まりました。台風19号接近による危険を避けるためです。くわのみ書房は出店を予定しておりました。残念ですが、致し方ないと思います。ご理解のほど、お願いいたします。みなさま、どうぞ台風に万全の備えを! (店主)

2019年10月10日木曜日

【本の紹介】ロバくんのみみ




 農場の動物たちがたくさん登場します。その中でロバのロバくんが成長する姿を描きます。動物たちが表情豊かに描かれ、読む人を絵本の世界に引き込みます。
 毎日幸せだったロバくんが、ある日元気を無くしてしまいます。馬のパットくんの耳は短くて素敵なのに、自分の耳はひょろっと長くてだらしなく思えたからでした。
 ロバくんは、ほかの動物たちに相談しました。アドバイスを受けて、耳を下に向けて垂らてみたり、横に伸ばしてみたり、前に向けてみたり、いろいろ試します。でも、どうもうまくいきません。相変わらず元気の出ないロバくんでしたが、雀のダニエルくんの一言をきっかけに立ち直ります。
 他の動物たちとは違う自分。でも、ロバくんは自分なりの価値を再確認して安心します。その姿に子どもたちも共感し、力づけられると思います。(店主)

ロバくんのみみ
ロジャー・デュボアザン さく
こみやゆう やく

好学社
2019年5月18日発行
本体1600円+税

今後の情報提供にご留意ください!



 くわのみ書房が出店を予定している10月12日(土)のCo-展は中止の可能性が出てきています。台風19号接近によるものです。今後の情報提供にご留意ください。(店主)

2019年10月6日日曜日

【ご案内】子どもの本のろうどく会 vol.4




 くわのみ書房は「子どもの本のろうどく会 vol.4」を開催します。店主が子どもの本を声に出して読みます。
 小学校1~3年生の子どもたちが対象です。子どもたちの参加を待っています。事前のお申し込みは不要です。お気軽にご参加ください!

■日 時:2019年10月13日(日)午前11時~11時30分
■会 場:くわのみ書房
■対 象:小学校!~3年生の子ども
■参加費:無料

※事前のお申し込みは不要

〈お問い合わせ〉くわのみ書房 電話047-419-3567

Co-展〈books & crafts〉に出店します!




 今年秋の「Co-展」は2日間の開催です。1日目が10月5日(土)に開かれ、2日目を12日(土)に開催します。くわのみ書房は12日のCo-展に出店します。時間は午前10時から午後4時まで。会場は習志野市本大久保の「ギャラリー林檎の木」です。
 習志野周辺のワクワクするもの、こと、ひとを集めて楽しもうというイベントが「Co-展」です。「こうてん」と読みます。子どもも楽しめるワークショップや、食べ物、飲み物、雑貨の販売などがあります。
 12日のCo-展は〈books & crafts〉と題して、本とワークショップを中心に据えた内容です。くわのみ書房は、絵本・児童書のほかお菓子なども販売します。また、当店スタッフが絵本作家の宮田ともみさんと一緒にオカリナ演奏を披露します。このオカリナ・デュエットのユニット名は「トゥインクル・バーズ」です。演奏予定は午前11時と午後2時の2回です。
 同日は家庭文庫の「くじら文庫」もたくさんの絵本を多数取り揃えて参加します。みなさまのご来場をお待ちしております。(店主)

[Co-展〈books & crafts〉]
■日時:2019年10月12日(土)午前10時~午後4時
■会場:ギャラリー林檎の木(習志野市本大久保3-8-3河合ビル地下2F)

2019年10月5日土曜日

【本の紹介】「暮しの手帖」2号(10-11月号)




 表紙を見れば多くの人が覆わず手に取ってしまうことでしょう。うっとり見とれてしまうほどの表紙画を描いたのは絵本作家のミロコマチコさん。「ベランダにくるキジトラ」というタイトルで、モデルは野良猫だそうです。
 ミロコマチコさんの新連載も始まりました。「ミロコマチコ奄美大島新聞」です。ミロコさんは11年ほど暮らした東京を離れ、今年2019年6月から奄美大島に移住しました。奄美大島の暮らしぶりを見開き2ページの挿絵とエッセイで綴ります。
 絵本作家のきくちちきさんも登場します。連載企画の「あの人の本棚より」で所蔵する本を紹介しています。絵本作家の本棚とはどんな本棚か、ちょっとのぞかせていただきましょう。
 連載第47回の「今日の買い物」で紹介する街は東京・神田。サラリーマン時代に25年ほど神田神保町に通った私にとってお馴染みの場所です。群馬県桐生市に住みながら村上春樹作品の翻訳に取り組むデンマーク人のメッテ・ホルムさんの記事も興味深く読みました。2号は、なかなか充実した内容です。どうぞお手に取ってご覧ください。(店主)

「暮しの手帖」2号

暮しの手帖社
本体907円+税
2019年9月25日発行

2019年10月3日木曜日

【本の紹介】「くらすことの本」




 福岡市で出版された雑誌です。読者と一緒に「わたし自身のものさしをみつける」ことを目指します。
 この雑誌の編集者の藤田ゆみさんは、いろいろな教室やイベント、ウェブマガジン、飲食や雑貨のお店などを「くらすこと」という名称で事業展開しています。2005年から東京・杉並区で活動を始め、2015年に拠点を福岡に移しました。そうした取り組みの中から生まれたのが「くらすことの本」。年2回の発行予定です。
 取り上げるテーマは「暮らしや食、からだとこころ、こども、教育、つながり、女性としての生き方など」。これらの幅広いテーマを深く掘り下げ、また違う視点で見ることを通して、「今を生きるわたしたちの新しい智慧」を共有しようと試みます。
 今なお愛されている児童書「エルマーのぼうけん」の作者であるルース・スタイルス・ガネットさんのインタビュー記事も掲載されています。どうぞお手にとってご覧ください。(店主)

「くらすことの本」

合同会社エプロン社
本体1300
2019年3月28日発行

2019年10月2日水曜日

枝豆収穫祭の参加者募集中です!






 習志野市大久保のお豆腐屋さん、「和庵(なごみ庵) 宍倉豆腐」で枝豆収穫祭の参加者を募集しています。千葉市緑区の農家さん、「ゆーちゃんふぁーむ」で農業体験してみませんか?
 ゆーちゃんふぁーむは農薬・化学肥料を一切使わずに、体にも自然にもやさしい野菜作りを実践している農家です。ゆーちゃんふぁーむで枝豆を収穫できます。
 開催日は10月14日(月)の祝日。午前10時に現地集合し、収穫の後、お昼を食べて午後1時解散の予定です。参加費は大人3000円、お連れ様(ご家族など)2000円、小学生1000円、未就学児500円です。
 昼食はもちろん、無農薬野菜セットとお豆腐のおみやげも付いています。ご家族ご一緒に秋の一日を農業体験で楽しく過ごしましょう。お申し込みは「和庵 宍倉豆腐」(電話047-472-0135)まで。(店主)

[ゆーちゃんふぁーむ 枝豆収穫祭]
■日時:2019年10月14日(月・祝)午前10時集合、午後1時解散
■場所:ゆーちゃんふぁーむ(千葉市緑区越智町1762)

【本の紹介】さくのうえに(ちいさなかがくのとも2024年5月号)

 さわやかな風に誘われて、誰もがお出かけしたくなる季節です。そんな気分がいっそう盛り上がる絵本です。  子どもたちがお散歩で公園にやってくるところからお話が始まります。子どもたちは遊歩道の柵の上で何か動いているものを見つけます。シャクトリムシです。バッタもいました。  柵の上は虫...