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絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2019年5月24日金曜日

【本の紹介】ひみつのビクビク




 いつも「ビクビク」と暮らしている子どもがいます。小さな白いお化けのようなビクビクは、その子だけの秘密の友だち。ほかの人には見えないようです。
 ビクビクは子どもを守ってくれます。ビクビクがいるから、その子はこわい目に会うことはありません。冒険もちょっとずつするようになり、だんだん強くなっていきます。
 でも、ある国に引っ越してきたあと、ビクビクは急に大きくなりました。大きなビクビクは子どもが家の外に出ることを邪魔したり、学校でほかの子どもたちと遊ばせないようにします。子どもはひとりぼっちになってしまいました。
 実は、私たちは誰もが「ビクビク」と暮らしています。やがて子どもはそのことを知ります。子どもはもう、ひとりぼっちではありません。子どもにも大人にも読んでほしい素敵な絵本です。ひとりぼっちと思っているすべての人に贈りたい絵本です。(店主)

ひみつのビクビク
フランチェスカ・サンナ 作
なかがわちひろ 訳

廣済堂あかつき
本体1600円+税
2019年4月30日発行

2019年5月23日木曜日

「大人のための絵本の会 vol.4」の参加お申し込みを受け付け中です!



 くわのみ書房は5月24日(金)に開催する「大人のための絵本の会」の参加お申し込みを受け付け中です。お申し込みが定員に達し、受け付けを終了していましたが、キャンセルがあり、お一人分の空きが出ています。大人も絵本を楽しみましょう。お申し込みをお待ちしております。
 今回で4回目の開催となる「大人のための絵本の会」。絵本を読むのは宮本由佳理さんと藤岡美保さんのお二人のユニット《えほんの木》です。絵本を読んだ後は参加者同士で感じたこと、思ったことなどを語り合いましょう。飲み物とお菓子付きです。どうぞお気軽にご参加ください。

【絵本を読む人】《えほんの木》宮本由佳理・藤岡美保

■日時:2019年5月24日(金)午後7時~8時
■会場:くわのみ書房
■参加費:500円 ※飲み物とお菓子付き
■定員:6人

〈お問い合わせ・お申し込み〉くわのみ書房 電話047-419-3567(電子メール・SNSなどでも受け付けます)

2019年5月22日水曜日

【本の紹介】かさのえんそく(こどものとも年少版2019年6月号)




 よいお天気です。丘の上で暮らす猫のタナさんは洗濯をしました。ワンピースやパンツ、くつしたも、みんな外に干しました。
 それからクッキー作りを始めます。するとあんなに晴れていた空が暗くなり、雨がぽつりぽつりと降ってきました。でも、タナさんは気がつきません。雨はどんどん降ってきます。
 「コンコンコン…」と誰かが窓をたたきます。「もしもし あめが ふっていますよ」と教えてくれたのは黒い傘。外を見ると小さな傘たちが洗濯物の上で歌っています。おかげで洗濯物は濡れずにすみました。
 黒い傘は、傘の保育園の園長さん。傘の子どもたちと遠足に出かけたのです。傘たちにとって雨の日は、お出かけできるうれしい日です。傘の子どもたちも本当に楽しそう。雨の日が待ち遠しくなる絵本です。(店主)

かさのえんそく(こどものとも年少版2019年6月号)
うえのよう さく

福音館書店
2019年6月1日発行
本体407円+税

2019年5月19日日曜日

【本の紹介】おとうさんやま(こどものとも年中向き2019年6月号)




 父親の思い出を描いた絵本です。よじ登っていくほど大きな存在だった父親はまるで山のようでした。「おとうさんやま」です。
 足のつま先から登り始めました。おひざの「はげちょろいわ」で一休み。おへそは落とし穴です。気をつけて進みましょう。おやまのてっぺんはぼさぼさです。髪を整髪料で固めていないからです。今日は日曜日でした。
 この絵本の折り込みふろくに掲載されている「作者のことば」に胸が詰まりました。作者は父親とは物心がついてから和やかに会話したという記憶もなかったといいます。でも「憎っくき父」が亡くなったとき、ずいぶん涙を流し、「なんで? というくらい悲しくなった」という作者。時を経て、ふと父親との記憶がよみがえりました。
 この絵本にはそんな父親との思い出が描かれています。日曜日が天国だったころの思い出でした。(店主)

おとうさんやま(こどものとも年中向き2019年6月号)
川本ゆう子 作

福音館書店
2019年6月1日発行
本体407円+税

【本の紹介】シカのはいしゃさん(こどものとも2019年6月号)




 この絵本の舞台は「シカのしかいいん」です。やさしそうな歯医者さんは鹿のシカ先生です。シカ先生のところに動物の子どもたちがやってきました。幼稚園のみんなが歯磨きの練習に来たのです。
 チンパンジーのちょちょまるくんが、なぜかちょっと心配そうにしています。なかなか歯を磨く練習を始めないちょちょまるくんですが、歯科衛生士のアリクイさんに注意されて仕方なく歯ブラシを動かし始めました。すると、下の前歯がぽろっと抜けてしまいます。
 大泣きするちょちょまるくん。最近、歯がぐらぐらして虫歯じゃないかと心配していたのです。でも、シカ先生が教えてくれました。「これから おとなの はが はえてくるんじゃよ。おめでとう!」
 子どもの歯はいったん抜けて大人の歯に生え変わります。歯が抜けた子どもは、ちょっとおマヌケな顔になってもどこか誇らしげ。これから大人になることへの希望と自信に満ち溢れています。ちょちょまるくんも自慢げに歯の抜けたあとを友だちのみんなに見せてあげました。(店主)

シカのはいしゃさん(こどものとも2019年6月号)
宮島千夏 作

福音館書店
2019年6月1日発行
本体407円+税

2019年5月18日土曜日

【本の紹介】ヘリコプターはっしん!(かがくのとも2019年6月号)




 ヘリコプターの仕事ぶりを描いた絵本です。自由に空を飛び回るヘリコプターのカッコいい姿にホレボレします。
 遊覧飛行もありますが、普通の人がヘリコプターに乗ったり身近に見たりする機会はそうそうないでしょう。この絵本はヘリコプターが実際に飛び立つまでのようすを丁寧に描き、興味を引きます。
 ヘリコプターの飛行場はヘリポートと呼ばれ、短いながら滑走路も備えています。ヘリポートからヘリコプターがさっそうと飛び出しました。ヘリコプターの仕事はさまざまです。高い山で荷物を運んだり、カメラで空から地上を撮影したりします。火事の現場に出動したヘリコプターは、消火活動をしたり人を救助したり大活躍です。
 救急医療で使われるドクターヘリをご存知の方も多いでしょう。ヘリコプターに医師や看護師を乗せて救急現場に直行します。ドクターヘリは千葉県にも配備されています。(店主)

ヘリコプターはっしん!(かがくのとも2019年6月号)
小輪瀬護安 さく

福音館書店
2019年6月1日発行
本体407円+税

2019年5月17日金曜日

【本の紹介】珪藻美術館(たくさんのふしぎ2019年6月号)




 「珪藻アート」を紹介する写真絵本です。珪藻アートって、ご存知ですか? 私はこの絵本で初めて知り、その美しさに目を見張りました。
 珪藻については、ガラスのような体を持った藻の一種という程度の知識しか持ち合わせていませんでした。この絵本でも「ガラスの殻を持つ藻」と説明されています。珪藻は自然の中で、水のある場所であれば容易に見つけて採集することができるそうです。
 採集した珪藻をより分けて、薬品に漬けたり水洗いしたりして、ガラスの殻を完璧に、きれいにします。こうして得られた小さなガラスが珪藻アートの作品をつくる材料になります。
 珪藻のガラスの殻を一つひとつ並べて、模様や絵、文字を描きます。キャンバスに相当するのは、ガラス板のプレパラート。完成した作品は目で見ることはできません。顕微鏡をのぞいて鑑賞します。それが珪藻アートです。百聞は一見に如かず。ぜひこの絵本で珪藻アートの世界を堪能してください。(店主)

珪藻美術館(たくさんのふしぎ2019年6月号)
奥修 文・写真

福音館書店
2019年6月1日発行
本体713円+税