こんなに楽しい幼稚園が本当にあるかって? もちろん、あります!
その幼稚園は「ねこまたえん」。長生きして尻尾が二つに裂けてしまった猫の妖怪の「猫又」が先生をしています。通ってくる園児は猫ばかり。でも、人間の子どものだいちゃんは飼い猫のミケに連れてきてもらいました。
自由気ままに生きることが当たり前の猫。歌だって、歌わされるのはいやだけど、楽しい気分になれば自然に声が出て歌ってしまいます。だいちゃんも猫に倣って自分らしく生きる道を見つけたようです。
誰もみんな、ねこまたえんに行くことができます。ねこまたえんは、みんなの心の中にあるからです。そのことを教えてくれる絵本です。(店主)
※絵を描かれた花山かずみさんが、この絵本に登場する猫たちのモデルになった猫を紹介するフリーペーパー「ねこまた名鑑」を作成しました。当店で配布中です(数に限りがあります)。
ねこまたえん(こどものとも2022年7月号)
とみながまい 文
花山かずみ 絵
福音館書店
2022年7月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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