ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2018年8月30日木曜日

【本の紹介】いっしょにするよ




 いっしょに遊んでいるのは5羽の鳥たちです。とても楽しそうです。鳥たちといっしょに遊びたくなります。では声に出して読んでみましょう。きっと鳥たちといっしょに遊んでいるような気持ちになれます。
 おさんぽするときは「とこ とこ とこ とこ」。水浴びをすれば「ぱしゃ ぱしゃ ぱしゃ ぱしゃ」。水から上がれば「ぺった ぺった ぺった ぺったん」。いろいろな音が聞こえてきます。
 絵の動きに合わせて音も変化します。次はどんなことをするのか、期待しながらページをめくるのを待ちましょう。目で見て、耳で聞いて楽しめる絵本です。
 たっぷり遊んだ後は、おやすみの時間です。5羽の鳥たちは眠るのもいっしょ。今日も楽しい一日を過ごせたようです。(店主)

いっしょにするよ
風木一人・さく
たかしまてつお・え

KADOKAWA
本体900円+税
2018年6月28日発行

2018年8月29日水曜日

【本の紹介】うえからみたり よこからみたり(こどものとも年少版2018年9月号)




 驚きを発見する絵本です。発見する方法はとても簡単です。いろいろなものを真上から見たり、真横から見たりするだけです。
 例えば、この絵本の表表紙は何かを真上からみたところ。でも、これだと何だか分かりません、裏表紙を見ると、真横から見たところが描かれています。子どもたちも大好きなハンバーガーでした。
 お馴染みのものなのに、見方次第でまったく違って見えることがあります。この絵本には、身近なもののよく知っている姿とあまり知らない姿が並んでいます。上から見たときと横から見たときで、こんなに見え方が違うとは驚きです。
 見方を変えるだけで、面白い姿をもっと見つけることができそうです。新しい見え方の発見は、どんなものであれ、それをもっとよく知るきっかけになるでしょう。(店主)

うえからみたり よこからみたり(こどものとも年少版2018年9月号)
麻生知子 さく

福音館書店
2018年9月1日発行
本体389円+税

2018年8月26日日曜日

【本の紹介】たぬきのくらし(かがくのとも2018年9月号)




 街中で暮らすたぬきを描いた絵本です。野生の動物と思っていたたぬきが、私たちの身近な環境で暮らしていたことに驚かされます。どんな暮らしぶりなのでしょう。
 街中のたぬきは、お寺や神社、公園など、木が多くある場所で暮らしているそうです。この絵本では神社の物置の床下がたぬきの家になっています。
 5月になって子育ても始まりました。夏になれば子どもたちも大きくなり、家族そろって餌取りに行くようになります。たぬきはいろいろな物を食べる雑食性の動物で、人が捨てた残飯もあさります。
 雑食性であることが、たぬきが街中でも暮らせることの大きな要因のようです。丁寧に描かれた絵は、たぬきの暮らしぶりをよく伝えています。たぬきの暮らしぶりから、私たちの生活を見直すきっかけを得ることにもなりそうです。(店主)

たぬきのくらし(かがくのとも2018年9月号)
田中豊美 さく

福音館書店
2018年9月1日発行
本体389円+税

2018年8月25日土曜日

一箱古本市で夕涼みはいかが?




 一箱古本市で夕涼みはいかがですか。くわのみ書房の店主が8月25日開催の第3回西千葉一箱古本市に出店します。店の名前は「古本屋くわのみ書房」。店主の蔵書からピックアップした本をご購入いただけます。
 会場は千葉市稲毛区緑町の HALLO GARDEN 。午後4時30分から8時30分までの開催です。
 一箱古本市は本好きが集まる本のフリーマーケット。本を売る人、買う人が、本の楽しみを熱く語り合います。
 今回は夏の日差しを避けて夕方からの開催。夏の夜のひとときをご一緒に過ごしましょう。多くの方のご来場をお待ちしております。(店主)


第3回西千葉一箱古本市
日時:2018年8月25日(土)16:30~20:30
会場:HALLO GARDEN(千葉県千葉市稲毛区緑町1丁目18-8)
   京成線・みどり台駅から徒歩3分
   JR西千葉駅から徒歩5分

2018年8月24日金曜日

【本の紹介】おしりじまん(ちいさなかがくのとも2018年9月号)




 動物たちのおしり自慢が始まります。最初に登場するのはうさぎ。「まんまるおしり」がとてもかわいい。
 次に登場するのはかば。やっぱり「まあるい おしり」です。でも「すごーく おおきいよ」と自慢します。「もっと もーっと おおきいわ!」と自慢するのはぞうです。画面からはみ出てしまいそうな大きなおしりです。
 次々に登場するいろいろなおしり。おしゃれなしましま模様だったり、顔と同じ色だったり、だんだん賑やかになります。ふわふわの柔らかいおしりやかっちかちの固いおしり、とげとげのおしりもあります。勢揃いしたところは壮観です。
 この絵本の作者の齋藤槇さんは動物園でたっぷり動物たちのおしりを観察したようです。そのうちに「おしりのきもち」も見えてきたといいます。自分のおしりを「いいおしり」だと動物たちが自信を持っているということ。それが、おしりのきもちです。齋藤さんがいうように、それはとても素敵なことだと思います。(店主)

おしりじまん(ちいさなかがくのとも2018年9月号)
齋藤槇 さく

福音館書店
2018年9月1日発行
本体389円+税

2018年8月23日木曜日

ビブリオパドルに参加しました!




 ビブリオパドルが開かれました。東京・国分寺市の絵本・児童書専門店の「おばあさんの知恵袋」に8月22日、絵本好きが集まりました。
 今月のテーマは「ぞくぞく、ぞわぞわ」。テーマに沿った絵本を持ち寄り、参加者同士で紹介し合います。
 私が紹介した絵本は「ミシンのうた」(講談社)です。主人公の若い女性は古い洋裁店の見習い店員。主人公は満月の夜、店の主人に無断で服を作ります。主人に怒られますが、服は売れました。そうしたことが何回か続きます。でも、小さなかわいい服を2つ作ったあと、その服にぴったりのお客はなかなかやってきませんでした。次の満月の夜、小さな女の子が訪れます。服は女の子にぴったりでした。もう1つの服を着るのは、いつも間にか小さな女の子になった主人公。2人は店を出て、まだ暗い夜の通りを手をつないで駆け抜けます。ちょっと「ぞくぞく」する不思議なストーリーです。
 今回のテーマでは大人向けと思われる絵本の紹介が多かったようです。知らなかった絵本も紹介され、興味深い集まりになりました。(店主)

【本の紹介】ノホディとかいぶつ(こどものとも2018年9月号)




 イランの昔話の絵本です。何とも痛快なお話です。絵も秀逸です。素朴でありながら、ぬくもりを感じさせます。
 ノホドまめから生まれた小さな女の子が主人公です。ノホドまめは、ひよこまめのことです。女の子はノホドまめのように小さいことからノホディと名付けられました。ノホディは近所の娘たちと落ち穂拾いに出かけ、帰り道の森で怪物と出会います。怪物はノホディたちを食べてしまうつもりで自分の家に連れて帰りました。ノホディが怪物に立ち向かいます。
 はるかイランのお話でありながら、どこか親しみを感じるのは何故でしょう。昔話には世界の人々の心に共通して訴える知恵と感情が込められています。世界の人々は昔話を通じて、お互いに理解し合えるのではないかと思います。
 イランは、ニュースで取り上げられることは多くあっても、私たちにとって馴染みのある国とはいえないかもしれません。そうした中で、イランの昔話に接する機会が得られたことをうれしく思います。絵を描いたのはイランで注目のイラストレーターで、昨年のブラスティラヴァ世界絵本原画展コンクールで「金のりんご賞」を受賞しています。(店主)

ノホディとかいぶつ(こどものとも2018年9月号)
愛甲恵子 再話
ナルゲス・モハンマディ 絵

福音館書店
2018年9月1日発行
本体389円+税

2018年8月12日日曜日

【本の紹介】すてきなタータンチェック(たくさんのふしぎ2018年9月号)




 タータン・チェックといえばイギリスの代表的な布地の柄です。タータン・チェックに魅せられたこの絵本の作者の奥田実紀さんがその謎に迫ります。絵を担当された穂積和夫さんはメンズファッションのイラストでお馴染みの方です。穂積さんのかっこいいイラストもお楽しみください。
 「赤毛のアン」が愛読書だという奥田さんは、アンに導かれて留学したカナダからタータン・チェックの歴史の紐解きを始めます。カナダはヨーロッパの国々から渡った移民が作り上げた国です。イギリスのスコットランド出身の移民も多く、そうした人々がカナダで独自のタータン・チェックを作りました。
 タータン・チェックはスコットランドの民族衣装から発展したものでした。イギリスはスコットランドのほか、イングランドやウェールズ、北アイルランドという4つの国がまとまってできあがった国です。どうしてスコットランドの民族衣装からイギリスを代表する柄が生まれたのでしょう。タータン・チェックを知ることは、イギリスの歴史を知ることでもあります。
 実は、「タータン・チェック」という呼び名は日本だけのもので、海外では単に「タータン」と呼んでいるそうです。歴史を学べば、タータンの楽しみもいっそう深まります。(店主)

すてきなタータンチェック(たくさんのふしぎ2018年9月号)
奥田実紀 文
穂積和夫 絵

福音館書店
2018年9月1日発行
本体667円+税

2018年8月11日土曜日

【本の紹介】ぽつぽつぽつ だいじょうぶ?




 雨が降ってきました。動物たちはだいじょうぶでしょうか? もちろん、へっちゃらです。お気に入りの傘があります。
 ねずみさんの傘は小さなきのこ。うさぎさんには大好きなにんじんの傘があります。喧嘩をしていたたぬきさんときつねさんも、一つの傘に入って仲直りできたようです。
 雨の音も楽しく聞こえます。「ぽつぽつぽつ」や「ぱらぱらぱら」「さらさらさら」はやさしい雨。強く降ったら「ざあざあざあ」。日本語は表現豊かです。
 細密画の動物たちがとてもかわいらしい表情を見せてくれます。まるで本当の動物たちと会話をしているような気持ちになる絵本です。(店主)

ぽつぽつぽつ だいじょうぶ?
しもかわらゆみ

講談社
本体1300円+税
2017年6月14日発行

2018年8月10日金曜日

【本の紹介】おやすみなさい トマトちゃん




 アニータはトマトが嫌いです。食べたくないと駄々をこねています。「トマトをもって あっちに いってなさい」といったのは、たぶんママ。「ぜんぶ たべおわるまで でもどってきちゃ だめよ!」だなんて、さあたいへんなことになりました。
 アニータはトマトと一緒に、自分の部屋に行ったようです。トマトとおかあさんごっこを始めます。トマトちゃんと呼んでかわいがるアニータに、少しずつ変化が訪れます。
 食べ物は自分の身体の一部になるものです。美味しく食べられる物には愛情も湧いてきます。アニータもトマトに対し、ひとまわり大きな愛情を感じられるようになったのかもしれません。アニータの成長を感じます。
 この絵本は線画と写真のコラージュで描かれています。線画のアニータと、真っ赤に熟れた写真のトマトの対比が鮮やかです。無駄のないシンプルな構成ですが、広がりを感じさせる絵です。とてもお洒落な絵本に仕上がりました。(店主)

おやすみなさい トマトちゃん
エリーザ・マッツォーリ 文
クリスティーナ・ペティ 絵
ほしあや 訳

きじとら出版
本体1400円+税
2018年7月31日発行

2018年8月9日木曜日

【おすすめの一冊】風が吹くとき




 8月6日は広島、そして8月9日は長崎の「原爆の日」です。1945年のこれらの日、日本に原子爆弾が落とされ、多くの人々がその犠牲となりました。
 原子爆弾などの核兵器は桁外れの死者を出すだけでなく、残った被爆者を長い間、苦しめることになります。私たちは核兵器による悲劇を二度と繰り返すことのないように誓いました。一方で、核兵器への恐怖に基づく核抑止論は完全に否定されることなく継続し、核廃絶はまだ実現することができません。
 それでも希望はあります。国際条約の核兵器禁止条約が2017年7月、国連で採択され、批准国が50カ国に達してから90日後に発効することになっています。この条約の成立に貢献したことで国際NGOの「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)が2017年のノーベル平和賞を受賞したことも記憶に新しいところです。ただ、残念なことに核保有国やその同盟国はこの条約への参加を表明していません。日本も、唯一の被爆国でありながら、同様な姿勢です。
 「風が吹くとき」のオリジナルは1982年にイギリスで出版されました。35年以上も前のことです。世界的なベストセラーになったこの絵本が描いた状況は、悲しいことに今も続いているといってよいかもしれません。核兵器や戦争のこと、そして平和について考えるきっかけになればとも思い、今日はこの絵本を紹介せさていただきます。(店主)

風が吹くとき
レイモンド・ブリグズ さく
さくまゆみこ やく

あすなろ書房
本体1600円+税
1998年9月30日発行

2018年8月8日水曜日

【本の紹介】ほしをさがしに




 すっかり葉が落ちた森から、一匹のねずみが冬の夜空を見上げています。流れ星を見つけて、仲良しのもぐらが教えてくれたことを思い出しました。「ながれぼしは ねがいを かなえてくれるんだよ」
 翌朝、ねずみは雪に残された足跡に気づきます。昨日の流れ星がぽんぽんと跳ねたあとに違いないと思ったねずみが、そのあとを追いかけます。星を探すねずみに、仲間たちもだんだん増えていきます。
 森の動物たちを細密画で生き生きと描いた絵本です。動物たちの輝く瞳が読む人をひきつけます。
 ダイナミックな構図が絵本の世界に奥行きと広がりを与えています。雪の日のお話ですが、動物たちのあたたかさにほっとします。(店主)

ほしをさがしに
しもかわらゆみ

講談社
本体1400円+税
2017年11月8日発行

2018年8月5日日曜日

モンキー vol.15 が入荷しました!


 文芸誌の「モンキー」voi.15 が入荷しました。特集は「アメリカ短編小説の黄金時代」です。
 翻訳家の柴田元幸さんが編集長を務める文芸誌です。柴田さんは巻頭言の「猿のあいさつ」で今回の特集に関連し、五○年代のアメリカについて次のように述べています。「五○年代の息苦しさがあったからこそ、六○年代の公民権運動の盛り上がり、若者文化の爆発もあった」。
 どうも50年代のアメリカは、豊かではあったけど何かにつけて画一的で、生き方の選択肢はそれほど豊かではなかったらしく、全般的にあまりポジティブに評価されてこなかった。だからこそ柴田さんは、この時代をもっと間近に見たいと思っていたそうです。
 ジョン・チーヴァーという作家はアメリカの50〜60年代の代表的な短編作家で、村上春樹さんが翻訳を手がけていたことから、チーヴァーのいくつかの作品を核に今回の特集が出来上がりました。息苦しい時代の中で創造性を発揮した作家たちの作品をお楽しみください。(店主)

モンキー vol.15 SPRING/FALL 2018

スイッチ・パブリッシング
本体1200円+税
2018年6月15日発行

2018年8月4日土曜日

「母の友」2018年8月号が入荷しました!




 算数や数学がきらいという人は多いと思います。人はなぜ算数や数学を学ぶのでしょうか。「母の友」9月号の特集のテーマは「数のはなし」です。この機会に、少し「数」について考えてみましょう。
 今年3月に92歳の誕生日を迎えた絵本作家の安野光雅さんが元気なお姿を見せてくれます。「はじめてであうすうがくの絵本」でお馴染みの安野さんのインタビュー記事を、この絵本からピックアップしたイラストと一緒にお楽しみください。
 数の数え方について興味深いエッセイを書かれたのは中央大学教授の飯田朝子さんです。鉛筆が1本、本が2冊、車が3台などというように、何かを数えるときには助数詞を使います。当たり前のように使っている助数詞ですが、日本とアメリカではだいぶ事情が異なるようです。
 そのほか、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」(東洋経済新報社)がベストセラーになった国立情報学研究所教授の新井紀子さんのインタビュー記事は読み応え十分です。「アリになった数学者」(「たくさんのふしぎ」2017年9月号)で私たちを不思議な世界に導いてくれた在野の数学者研究者の森田真生さんもエッセイを寄稿されています。どうぞ、お手に取ってご覧ください。(店主)

「母の友」2018年9月号

福音館書店
本体505円
2018年9月1日発行

Co-展でワクワクを発見しよう!




 くわのみ書房も出店する「Co-展」が9月8日(土)午前10時から午後5時まで、習志野市大久保の八幡公園で開かれます。どうぞ遊びに来てください。
 Co-展(「こうてん」と読みます)のコンセプトは「まちのワクワクを発見しよう!」。街でワクワクするモノ・コト・ヒトが集まって、街の新しい楽しみ方を展示します。
 子どもも一緒に楽しめる木工のワークショップや美味しい食べ物、飲み物などの販売、家庭文庫による絵本の展示・貸し出しもあります。くわのみ書房も絵本などを販売します。
 会場の八幡公園は「はちまんこうえん」と読みます。木に囲まれた緑豊かな公園です。貝殻の形をした大きな遊具があり、「かいがら公園」とも呼ばれています。前回3月のCo-展は大勢の人たちに集まりました。今回もたくさんのご来場をお待ちしております!

Co-展
日時:2018年9月8日(土)午前10時〜午後5時
会場:八幡公園(千葉県習志野市大久保4-2)

2018年8月2日木曜日

「暮らしの手帖」第95号が入荷しました!




 衝撃的な写真を見ました。大きなスイカをくり抜いて、ヘルメットのように被っている女性の写真です。「暮しの手帖」第95号(暮しの手帖社)に掲載されています。
 この女性は俳優の水野美紀さんです。スイカの穴から、顔をのぞかせています。
 どうしてこんなことをしたのしたのかは書かれていません。結婚された後の最初の夏、ベランダで夫に撮ってもらった写真だそうです。「夫の私の、初めての共同作業」だそうです。
 本物のスイカを被っているのだから、当然、頭は果汁でグチョグチョに濡れ、撮影後はお風呂場に直行したとのこと。特集企画の「あの夏の日の写真」の中の1枚です。

「暮しの手帖」第95号

暮しの手帖社
本体857円+税
2018年7月25日発行

2018年8月1日水曜日

TSUTAYA津田沼店とコラボしました!




 くわのみ書房がTSUTAYA津田沼店とコラボしました。くわのみ書房がお薦める絵本の本棚をTSUTAYA津田沼店につくっていただきました。
 児童書コーナーの本棚の一部に、くわのみ書房が選んだ「おすすめのえほん」が5冊並んでいます。それぞれに簡単な紹介文も付いています。
 TSUTAYA津田沼店は、JR津田沼駅に隣接するショピングセンターのモリシアの中にあります。津田沼駅周辺は書店が多くあり、人と本が出会うためのよい環境が整えられています。多くのお客様が訪れるTSUTAYA津田沼店と絵本・児童書専門書店のくわのみ書房が連携し、絵本の楽しさをより広く、より深くアピールしようというのがこのコラボの狙いです。
 地域の中の書店同士がコラボするめずらしい取り組みです。これをきっかけに多くの人が絵本と親しむようになることを願っています。(店主)

【本の紹介】チョッキリ 草木を切って子育てをする虫(たくさんのふしぎ2024年5月号)

   この虫のことは、ほとんど知りませんでした。「チョッキリ」とは、体長1cmほどのちいさな甲虫です。長く伸びた口が特徴のゾウムシの仲間だそうで、同様に長い口を持っています。  名前の由来が愉快です。「ドングリに穴をあけて卵を産みこみ、最後にチョキっと枝を切り落とす」から「チョッ...