ハラハラドキドキのお話に引き込まれます。躍動感あふれる絵がお話をさらに盛り上げます。
一人で電車に乗っておじいちゃんのところに遊びに行くことになった「こうすけ」。駅の4番線で発車ベルが鳴り響きます。
こうすけが乗った電車は「ガタン ゴトン ガタン ゴトン」と走り続けます。でも何かようすが変です。あたりがだんだん暗くなり、窓の外は見慣れない景色が広がります。終点の「いなりまち」に着くと、まわりのお客さんはみんな、きつねになっていました。
いなりまちは、きつねの町。こうすけは無事、人間の世界に戻ることができるのでしょうか。絵は遊び心満載です。読み応えのある絵本です。(店主)
いなりまちゆき きつねでんしゃ(こどものとも2021年10月号)
鍋田敬子 作
福音館書店
2021年10月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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