子どものたぬきの冒険ストーリーです。冒険を積み重ねることで子どもは成長していきます。
里山で暮らす子だぬきのぽんたは、ある日、林の中で白い猫と出会います。猫が首に付けていた玉からチリンチリンと綺麗な音が聞こえてきます。ぽんたはそれが欲しくて欲しくてたまりません。
ぽんたのおかあさんが「それは すずというものよ」と教えてくれました。ぽんたはおかあさん、そして妹のぽんこと、鈴を探しに人間の町まで出かけていきます。ぽんたは、鈴に似ているものと出会いますが、どれも違うようです。やがて、おかあさんたちとはぐれてしまったぽんた。鈴を探し出すことはできるのでしょうか、またおかあさんたちと再び会えるようになるのでしょうか。
迫力のある絵です。たぬきたちの生き生きとした表情に惹きつけられます。子だぬきの成長に勇気づけられる絵本です。(店主)
こだぬきぽんたの ほしいもの(こどものとも年中向き2021年10月号)
たけがみたえ
福音館書店
2021年10月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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