くだものの木を育てることにあこがれていました。庭に植えた柿の木はすぐに枯れてしまいましたが、金柑が毎年実り、シロップ煮をつくって楽しんでいます。
くだものは、庭がなくてもベランダの鉢植えで育てることができます。いろいろな種類のくだものが鉢植えで育てられます。この絵本に登場する男の子も、ベランダで桃を育てることにチャレンジしました。
桜が咲き始めたころ、おかあさんと花の苗を買いに行った男の子は桃の木を見つけます。大好きな桃が育てられると知って男の子は大興奮。おかあさんを説得して、赤茶色のつぼみがたくさん付いた桃の木を買ってもらいました。
男の子はおかあさんと一緒に、桃の木を大切に育てます。くだものを育てることは、そう簡単にはいきません。でも、ちょっとだけですが、自分で育てた桃を味わうことができました。桃の木と一緒に、男の子も成長したようです。(店主)
ぼくのもものき
文・絵 広野多珂子
福音館書店
本体1200円+税
2017年3月5日発行
2017年3月5日発行
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