海には船の通り道があります。でも海の上では、陸地のようにどこが道なのかはっきり分かる訳ではありません。船に道がどこか教えているのが「うみのみちしるべ」です。
海の通り道は航路、「うみのみちしるべ」は航路標識と呼ばれています。お馴染みの灯台も航路標識の一つです。でも、航路標識は灯台だけではありません。
この絵本ではフェリーの運行に合わせて、いろいろな航路標識を紹介しています。フェリーが暗い夜の海に向けて出発しました。フェリーは航路標識のおかげで、暗い夜でも安全に航路を進むことができます。
作者の谷川夏樹さんによると、夜の海はこの絵本で描いたよりもっと暗く、月が無い夜は本当に真っ暗だそうです。そんなとき、遠くに見える航路標識の光をとても頼もしく感じたそうです。あなたの心にも航路標識がありますように!(店主)
うみのみちしるべ(かがくのとも2021年2月号)
谷川夏樹 さく
福音館書店
2021年2月1日発行
本体400円+税
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