湖に浮かぶ島の暮らしを描いた絵本です。おとうさんの帰りを楽しみに待つ子どもと、その子どもを優しく見守る大人たちの穏やかな生活が描かれます。
南米のペルーとボリビアの国境にチチカカ湖という大きな湖があります。その湖にタキーレ島という島があり、ワイラの一家が暮らしています。
ワイラのおとうさんは、おとといの朝から船で買い物に出かけています。でも明日になれば帰ってくる予定です。ワイラは毎日、ひつじたちを丘に連れて行き、草を食べさせています。家に戻る途中、ワイラは出会った大人たちに、おとうさんが明日帰ることをうれしそうに告げるのです。
チチカカ湖と聞いて「ふたごのチチとカカ〈おこさまダンスミックス〉」という歌を思い出しました。「チチカカ チチカカ チカチカチン」と歌います。この歌、チチカカ湖とはとくに関係がないようですが、何の歌だったんだろう。(店主)
タキーレとうのワイラ(こどものとも年中向き2022年10月号)
東郷聖美 さく
福音館書店
2022年10月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
0 件のコメント:
コメントを投稿