1ページ目に、風車のある風景と、馬に乗った旅人が一人描かれています。オランダの旅であることが分かります。
街があり、そこに暮らす人々がいる。生活の営みがあり、温かな息づかいを感じることができます。
旅人は風のように、ただ通り過ぎるだけなのでしょうか。私たちも旅人とともに旅を続けるしかないのです。
安野光雅が描いた「旅の絵本シリーズ」の最後の1冊です。安野は2020年12月に亡くなりました。でも、作者の旅はまだまだ続いているのかもしれません。(店主)
旅の絵本X
安野光雅
福音館書店
2022年1月10日発行
定価1760円(本体1600円+税10%)
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