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2021年5月14日金曜日

【本の紹介】ハチという虫(たくさんのふしぎ2021年6月号)




 ハチの写真絵本です。ハチをじっくり観る機会は少ないと思います。多様性に富んだハチの世界を堪能しましょう。

 原始的なハチの仲間は、ハバチやキバチです。ハバチは植物の葉を食べます。キバチは木の中に卵を産み、幼虫は木の材を食べて大きくなります。やがて、ほかの昆虫の幼虫やクモなどに卵を産みつけるハチが現れます。寄生バチと呼ばれています。寄生バチは、寄生する寄主(宿主)を食べて成長する肉食のハチです。

 寄生バチの中から、餌にする虫やクモを巣に蓄えるハチが現れました。狩りをする狩りバチです。狩りバチは、狩りの道具として毒針を持つようになりました。狩りバチの中から、栄養価の高い花の蜜や花粉を利用するようになったハチが現れます。ハナバチです。私たちにお馴染みのミツバチもハナバチの仲間です。

 さまざまなハチの生態が色鮮やかな写真で紹介されています。その迫力に圧倒されます。恐ろしいイメージがあるハチですが、大きな目で、意外と愛くるしいところもあります。(店主)


ハチという虫(たくさんのふしぎ2021年6月号)

藤丸篤夫 文・写真


福音館書店

2021年6月1日発行

定価770円(本体700円+税10%)

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