生き物は生まれて育ち、やがて死んでいきます。生き物が育つということは、何かしら変化を遂げていくこと。さて、どうやって変化していくのでしょう。
誰かに教えてもらって変化する訳ではありません。生き物は自分自身で、どう変化したらよいのか教えてくれる「設計書」を持っているのです。
私たち人間の設計書の多くはDNAと呼ばれる物質の中に書いてあります。一人ひとりの人間のDNAは、半分はおとうさんから、半分はおかあさんからもらいます。だから、人間は一人ひとり、おとうさんとおかあさんの両方に少しずつ似ているのです。
一方、すべての生き物の姿形はばらばらです。でも、設計書にはどこか同じところがあります。設計書をみれば、すべての生き物がつながっていることがわかります。この絵本は、すべての生き物は命のつながりを持った大きな家族であることを丁寧に描きます。(店主)
うまれて そだつ わたしたちの DNAと いでん
ニコラ・デイビス 文
エミリー・サットン 絵
越智典子 訳
斎藤成也 監修
ゴブリン書房
2021年4月発行
定価 本体1500円+税
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