読み始めれば、誰もが主人公のプーちゃんになりきってしまいそうな絵本です。プーちゃんは桃色のこぶた。お尻にかわいいしっぽがくるんと付いています。
プーちゃんは「やまで あそんでくるよ」といって出かけます。「よく きをつけるんだよ」と声をかけるおとうさんに、プーちゃんは「へっちゃらだい。いってきまーす」。
ところが、プーちゃんは坂を転がったり、川に落ちたり、ノイバラのトンネルに入り込んで怖くなったり、いろいろたいへんな目に遭います。それでも、プーちゃんはへっちゃらです。
「へっちゃら、へっちゃら、へっちゃらプー
ぼくはへちゃらプーちゃんだい」
プーちゃんの楽しい歌声が聞こえてきます。
プーちゃんはおとうさんに、いっぱい遊んできたことを誇らしげにお話しします。それをしっかり受け止めたおとうさんもうれしそうです。(店主)
へっちゃらプーちゃん(こどものとも年少版2021年4月号)
本田いづみ 文
さとうあや 絵
福音館書店
2021年4月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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