昆虫など動く小さな生き物の飼い方を教えてくれる絵本です。作者の大島加奈子さんは「身近な生き物の普段目にすることのできない姿を見られるのは、とても楽しいことです」といっています。
最初に登場するのはモンシロチョウの幼虫です。おじいちゃんからもらったキャベツの葉っぱについていました。イチゴのパックで飼いましょう。透明だから幼虫のようすがよく見えます。
お庭で見つけたダンゴムシ、雨の日に捕まえたカタツムリ、草むらのテントウムシの幼虫、池で捕れたオタマジャクシ。次から次へと増えていきます。みんな透明な容器で飼えば、「わたしのちいさないきものえん」の出来上がり!
生き物を飼うときに大事なことは、「げんきかな?」「えさは まだあるかな? くさっていないかな?」「おうちは きれいかな?」と、いつも気にしてお世話をすること。たくさんのうれしい発見、うまく育ったときの達成感、死んでしまったときの悲しみなど、一つひとつが私たちの心に残り、生きていく力を与えてくれるでしょう。(店主)
わたしの ちいさな いきものえん(かがくのとも2021年4月号)
大島加奈子 さく
福音館書店
2021年4月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
0 件のコメント:
コメントを投稿