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2018年7月14日土曜日

【本の紹介】うみのなかが みえるよ(ちいさなかがくのとも2018年8月号)




 海の中をどうやって見るのか教えてくれる絵本です。海といっても深い海の中ではなく、磯辺の海です。身近な岩場の海でも、思いのほか、たくさんの生き物を自然の姿のまま見ることができます。
 ウニがいます。貝もたくさん見えます。もぞもぞ動き始めたのはヤドカリです。魚やカニもたくさん見ることができました。
 海の中は、上から見ても波や照り返しのせいでよく見えません。でも、この絵本では子どもがよい方法を発見します。透明な飼育ケース越しに海の中をのぞくと、はっきり見えるようになるのです。飼育ケースが、漁師が小舟の上から海をみるときに使う「箱めがめ」の代わりになってくれます。
 海の中は、普段の生活の場とはまるで違う別世界です。磯辺の海はその入り口です。深く静かな海の中に思いを馳せて、子どもたちはまた一つ成長のステップを上がっていきます。(店主)

うみのなかが みえるよ(ちいさなかがくのとも2018年8月号)
荒川暢 作

福音館書店
2018年8月1日発行
本体389円+税

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