おおかみの子どもたちの成長を描いた絵本です。子どもは階段を一つひとつ上るように、物語を重ねて成長していきます。一つひとつの物語は、子どもにとって大切な宝物になります。
星のきれいな夜でした。巣穴で眠っていた狼の4匹の子どもたちが目を覚まします。おかあさんが見当たりません。食べ物を探しに出かけたのでしょうか。
夜の森は甘いにおいがします。1匹の子どもが巣穴の外へ歩き出しました。ほかの子どもたちもついていきます。みんなは一列になって森の中を進んでいきます。
柔らかいタッチの絵が狼の子どもたちの冒険をユーモラスに表現します。狼の子どもたちとの共通体験は、この絵本を読む子どもたちの宝物になるでしょう。(店主)
4ひきのちいさいおおかみ
スベンヤ・ヘルマン 文
ヨゼフ・ヴィルコン 絵
石川素子 訳
徳間書店
2021年1月31日発行
定価:本体1800円+税
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