お百姓さんの万次郎さんと、3匹の子だぬきたちの交流を描いた絵本です。わがままいっぱいの子だぬきたちですが、無邪気な振る舞いに万次郎さんも楽しそうです。
働き者の万次郎さん。春になって草だんごを作ります。よもぎのよい香りがする美味しそうなおだんごが出来ました。
万次郎さんは山菜採りに出かけます。そこで出会ったのが3匹の子だぬき。お腹が空いたと泣き止まない子だぬきたちを家に連れて帰ります。腹ペコの子だぬきたちは、食べること食べること! 取っておいた草だんごも見つけて、お腹いっぱいになるまで食べ続けます。
いつの間にか、空にはまんまるお月さま。子だぬきたちのお腹もまんまるです。お腹を叩いて「ぽーんぽん ぽんぽこ ぽん」。万次郎さんも大喜びです。にぎやかに踊っていると、かあさんたぬきが迎えに来てくれました。これで一安心。よかったね。(店主)
万次郎さんとたぬきのこ
ぶん・本田いづみ
え・北村人
福音館書店
2021年5月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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