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2018年9月19日水曜日

【本の紹介】植物でシャボン玉ができた!(たくさんのふしぎ2018年10月号)




 石鹸が日本で広く使われるようになったのは明治時代からだそうです。それ以前は、身の回りにあるものの中から、石鹸と同じように汚れを落とすことができるものを見つけて利用していました。
 木を燃やしてできる灰や米のとぎ汁などが使われていたそうです。米ぬかも使われていたと見聞きしたことがあります。洗濯で使われることが多かったのは「泡の立つ植物」でした。
 この絵本でまず登場する泡の立つ植物はエゴノキです。緑色の実に傷をつけ、水に入れてグルグルかき回すと、たちまち泡が立ち始めます。泡立て器を使うと泡はきめ細かくなり、生クリームのように角が立つほどになりました。ムクロジとサイカチという木の実も、昔はよく洗濯に使われていました。ムクロジで作ったシャボン液は、シャボン玉遊びにも使われていたそうです。
 泡が立つのはその植物にサポニンという物質が含まれているからです。サポニンを含む植物さがしが始まりました。泡の立つ植物が見つかれば、シャボン玉遊びが始まります。遊びが始まれば、さらに興味は広がります。おもしろい遊びも、どんどん見つけられそうです。(店主)

植物でシャボン玉ができた!(たくさんのふしぎ2018年10月号)
高柳芳恵 文
水上みのり 絵

福音館書店
2018年10月1日発行
本体667円+税

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