ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2020年9月14日月曜日

【本の紹介】こぎつねとみつばち(こどものとも年中向き2020年10月号)




 こぎつねがかぼちゃを育てるお話です。絵は柔らかいタッチで自然を生き生きと描いています。

 こぎつねは、やまねこさんの畑にかぼちゃの種を撒きました。かぼちゃの花が開くと、そこにみつばちがやってきます。みつばちは花の中に入り、それっきり出てくる気配がありません。こぎつねは怒っていいました。「ぼくの かぼちゃから でてってよ!」

 すると、やまねこさんが教えてくれました。みつばちは花から花へと花粉を運んでいるのです。みつばちに花粉を運んでもらわなかれば、おいしい野菜は実りません。こぎつねはみつばちが気になって追いかけます。栗の木の穴に巣を見つけると、そこではたくさんのみつばちが光り輝いていました。

 一生懸命かぼちゃを育てるこぎつねの姿に心を打たれます。秋のはじめ、大きくてずっしり重たいかぼちゃができました。こぎつねはうれしそう。こぎつねをやさしく見つめるやまねこさんもうれしそうです。(店主)


こぎつねとみつばち(こどものとも年中向き2020年10月号)

こじまさとみ さく


福音館書店

2020年10月1日発行

本体400円+税

0 件のコメント:

【本の紹介】ごりらの おばあちゃん(ちいさなかがくのとも2025年9月号)

 ごりらを生き生きと描いた絵本です。この絵本を読めば、きっとごりらが好きになります。  ごりらのばあちゃんと、その孫の会話が続きます。孫は、ばあちゃんに遊んでほしくてたまらないようです。  もちろん、ごりらが人間の言葉で会話することはありえません。でも、本当にこんな会話が聞こえて...