手の優しさと温かさは愛情そのものです。その愛情を感じ取る絵本です。
子どもと年寄りを世話するようすが、見開きページの左右に描かれています。言葉は無くとも、愛情深く世話していることが伝わります。
やがて、左ページで大人から世話をされていた子どもと、右ページで年寄りを世話をする大人が同一人物であることが分かります。左ページの大人は歳を重ね、右ページの年寄りになりました。父親の大きな手は、子どもにとって、とても大きく頼もしい存在だったことでしょう。
時を超えた2つの物語を描いた絵本です。2つの物語を通じて、人の優しさと温かさが受け継がれていくことが分かります。
おおきなて
チェ・ドッキュ 作
申明浩 訳
ひだまり舎
2024年12月4日発行
定価2000円(税別)
0 件のコメント:
コメントを投稿