少年と猫の何気ない一日を描いた絵本です。猫と一緒に過ごす時間の中で、少年は自らの成長を感じ取っているようです。
猫の名前は「サビンカ」。もう子猫とはいえないけれど、大人の猫という訳でもありません。
朝、サビンカは起きたら伸びをします。背中を丸めて、腰を伸ばして、お尻を持ち上げて、最後にニャーと鳴くのがお決まり。毎日いつものように過ぎていきますが、今日初めてできたこともあります。少年は自分で靴紐が結べるようになりました。「やった!」
柔らかなタッチの絵で、少年と猫の日常を生き生きと描きます。でも、サビンカには少年が知らないこともあるようです。さて、それは…。(店主)
ぼくのサビンカ
ラデック・マリー 文
出久根育 絵・訳
ブロンズ新社
2023年6月25日発行
定価:本体1400円+税
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