華やかな表紙の絵に魅入ってしまいます。お節料理の絵本です。読む前からワクワクしてしまいます。
写真と見紛うほど精緻に描いた絵が見事です。リズミカルな楽しい文章で、一つひとつの料理を解説します。
お節料理には、それぞれ意味があります。そこには昔からの人々の願いが込められています。人々の望みが託された料理を味わう。何と豊かな文化でしょう。
ただ、そう思うようになったのは、付録の「作者のことば」にあるように、私も大人になってから。どうぞこの絵本を読んで、家族みんなでお節料理をいっそう楽しんでください。(店主)
おせち(こどものとも年中向き2024年1月号)
文・絵 内田有美
料理 満留邦子
監修 三浦康子
福音館書店
2024年1月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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