雨上がりに蜘蛛の巣を見つけると、雫をつけたその美しさに目を見張ることがあります。蜘蛛の巣を通じて、身近な自然の中にある美を子どもと一緒に楽しむ絵本です。
ある日の雨上がり、子どもがおかあさんと公園までお散歩に来ました。花びらや木の葉っぱに雫が輝いています。
ひときわ美しいのが蜘蛛の巣です。雫をたたえると、その完全な姿を見せています。自然がつくる機能美に子どもも夢中になります。
この絵本の蜘蛛の巣は切り絵で描いたそうです。1枚の和紙から手作業で切り出したとのこと。その美しさに共感できるのは、作者の気持ちが伝わるからだと思います。(店主)
きらきら くものす みーつけた!(ちいさなかがくのとも2022年9月号)
竹村東代子 さく
福音館書店
2022年9月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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