リズミカルなことばに合わせて、動物たちが生き生きと動きます。子どもも大人も心がウキウキしてくる絵本です。
頼もしいクマが呼びかけます。「おんぶに だっこに かたぐるま だれか のるこは いないかな」
さっそくウサギが登場しておんぶしてもらいます。次はリスがだっこ、サルはかたぐるまです。みんなうれしそう。クマの呼びかけに、もっとたくさんの動物たちが集まりました。そんなに大勢が乗っかって大丈夫?!
作者の乾栄里子さんは「そうだった。子どもにとっては、大人も(木や、ソファーのように)登るもの、ぶら下がるもの、しがみつくものだった」と書いています(付録「作者のことば」)。そんな子どもの気持ちがそっくりそのまま絵本になりました。(店主)
おんぶに だっこに かたぐるま(こどものとも0.1.2. 2021年12月号)
乾栄里子 文
西村敏雄 絵
福音館書店
2021年12月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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