体内時計について教えてくれる絵本です。体内時計は地球に存在するほとんどの生物に備わっているそうです。
私たちは夜になると眠くなり、朝になると目を覚まします。目覚めるのは、外が明るくなったから? 目覚まし時計がなったから? それらも理由になりますが、私たちはそうした時間の手掛かりがない真っ暗な洞窟の中にいても、夜には眠くなり、朝には目が覚めたりするそうです。私たち自身が見えない時計、つまり「体内時計」を持っているからです。
体内時計にズレが生じることは、以前にも聞いたことがあります。例えば人間の場合、1日24時間が25時間くらいのリズムになっています。でも、私たちは普段、そのズレを感じることはありません。では、どうやってズレが修正できるのでしょうか。答えは、太陽の光。毎朝、太陽の光を感じることで、体内時計のズレを直しているそうです。
太陽の光は体内時計にとって大切な役割を果たしています。1日の中で太陽の光を感じる時間、つまり日の長さが、地球上の生物に時間のリズムを与えているそうです。体内時計には、まだまだ分からないことがたくさんありそうです。(店主)
からだの中の時計(たくさんのふしぎ2021年11月号)
吉村崇 文
いとうあや 絵
福音館書店
2021年11月1日発行
定価770円(本体700円+税10%)
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