素朴なタッチの絵とリズミカルな文章がとてもよくマッチしている絵本です。毛糸玉の冒険の旅を描きます。
お部屋に一人(?)残された毛糸玉。大好きなおばあさんはどこに行ったのでしょう。さびしくなった毛糸玉は「ぽーん」と窓の外。おばあさんを探しに出かけます。
おやおや、毛糸がほどけているようです。「ころり ころころ」と進む毛糸玉。やがてくたびれて「へたりんぼ」になっただけでなく、おばあさんを見つけたときは、すっかり「すかすか」で別人のような毛糸玉になってしまいました。
お話のオチは毛糸玉ならでは。毛糸玉で暖かい気持ちになれました。(店主)
ひとりぼっちのけいとだま(こどものとも年少版2021年11月号)
小野寺悦子 文
ささめやゆき 絵
福音館書店
2021年11月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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