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2017年6月28日水曜日

【本の紹介】いろいろいっぱい



いろいろいっぱい

ゴブリン書房
ニコラ・デイビス 文
エミリー・サットン 絵
越智典子 訳

 人間はこれまでに、およそ200万種類の生き物を見つけたそうです。でも、これはほんの一部。まだまだ何百万もの知らない生き物がいるといわれています。そして毎年、数千種類の生き物が新しく見つかっているそうです。
 だから、地球には何種類の生き物がいるのだろう、という問いの答えは「いろいろいっぱい!」。この絵本が「なにより、しゅるいが おおすぎて、かずえきれないんだ」と教えてくれます。
 そして、大切なことは生き物同士がお互いに必要な存在としてつながっていること。食べ物や住みかなどとして、すべての生き物が複雑に絡み合い、大きな美しい模様を織り上げています。エミリー・サットンが描く絵から、その美しさが伝わります。
 その模様を壊しているのが人間だと、この絵本は警告します。人間も模様の一部にほかなりません。私たちが生きていくために、いろいろいっぱいの生き物がつくる模様の美しさを守っていきたいと思います。

本体1500円+税
2017年2月発行

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