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2016年5月17日火曜日

【本の紹介】ちっちゃなサリーはみていたよ


ちっちゃなサリーはみていたよ
ひとりでもゆうきをだせたなら
岩崎書店

ぶん ジャスティン・ロバーツ
え クリスチャン・ロビンソン
やく 中井はるの

 サリーは心を痛めていました。いじわるをされていたり、つらい境遇にいる友達がいるのに、誰も彼も知らんぷりしているからです。
 サリーはクラスで一番小さくて、誰にも気づいてもらえないような目立たない子です。でも、サリーはみていました。友達が足を引っ掛けられて転んだり、すべり台で突き飛ばされたりすることを。そして、保護者会の日に、お父さんに無理矢理連れて帰らされた友達のことも。友達の悲しい顔は見たくない。だから給食の時、勇気を出して言いました。「みんな、なかよくしよう!」
 みんなに見えるように手を上げたサリーは「わたしにさんせいするこはてをあげて!」と呼びかけます。その後、びっくりすることが起こりました。
 サリーが教えてくれました。冷たい言葉は心を小さくする。ちっちゃなサリーの勇気に拍手を送ります。アメリカの小学校のようすを思い浮かべながら読むのも楽しそうです。

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