大学生のとき、長野県にあった恩師の別荘に何度かお邪魔したことがあります。夜、別荘の近くを散歩すると、蛍が乱舞する姿を見ることができました。沢山の蛍が飛び交う幻想的な風景をうっとり眺めていました。
光を発する生物。何と不思議な生き物でしょう。その中で私たちに一番お馴染みの生物が蛍です。といっても、そう簡単にはお目にかかれない特別な存在です。
この絵本は蛍の生態を分かりやすく解説します。蛍のメスは交尾の後、2、3日かけて卵を産みます。驚いたことに、蛍は卵のときから光るそうです。幼虫のときも蛹のときも、光るそうです。
ホタルブクロの花の中に蛍を入れて鑑賞するという、何とも風流な遊びも教えてくれます。蛍の乱舞をぜひもう一度見てみたいものです。(店主)
福音館書店
2022年6月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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