昆虫採集の始めの一歩を描いた絵本です。どんな虫が捕れるのか、子どものワクワクした気持ちが伝わります。
子どもがむしとりあみを持って行った先は公園です。最初に狙うのは、やっぱりちょうちょ。でも、そう簡単に捕まりません。
そこで今度はあみで草むらをかき回してみました。するとバッタがあみに入ります。バッタはすぐに逃げてしまいましたが、おにいちゃんがあみを草むらの中で横に振ってみるやり方を教えてくれました。
この絵本の「おりこみふろく」によると、その虫取りの方法は「スウィーピング法(すくい取り法)」と呼ばれています。小さい子どもでもあみを振れば何かを捕れる可能性は高く、気軽に楽しめそうです。さらに面白いところは、何が捕れたか分かるのは捕ったあとという点。普段、見えていない虫との出会いが待っています。(店主)
わたしの むしとりあみ(ちいさなかがくのとも2025年5月号)
島村木綿子 ぶん
荒川暢 え
福音館書店
2025年4月1日発行
定価460円(本体418円+税10%)
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