雪かきをする路面電車の活躍を描いた絵本です。冬になれば毎日のように雪が降る街で、人々の穏やかな生活を守っています。
路面電車の駅からお話が始まります。雪が降りはじめました。いつの間にか線路は雪に埋まり、これでは電車が走れなくなってしまいます。
そこに颯爽と登場したのは「ゆきかきでんしゃ」です。前後に大きな竹製のブラシがついています。電車が進む方向のブラシをぐるぐる回し、線路に積もった雪を跳ね飛ばします。
ゆきかきでんしゃは、隣の自動車や停留所にいる人に雪をかけないように気を配ります。力強い姿の一方で、とても優しい一面も併せ持つゆきかきでんしゃ。北の街で多くの人たちに愛されている存在です。(店主)
ゆきかきでんしゃ(ちいさなかがくのとも2022年12月号)
鈴木周作 さく
福音館書店
2022年12月1日発行
定価440円(本体400円+税10%)
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