ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2024年2月15日木曜日

【本の紹介】じゃりじゃり あくしゅ(ちいさなかがくのとも2024年3月号)




 お散歩に出かける子どもがおかあさんと握手しているところから、この絵本のお話が始まります。「いってきます」の握手です。

 おかあさんに抱っこされた赤ちゃんとも握手。ぬいぐるみのうさぎとも握手。公園まで一緒に行くおとうさんとも手をつないで握手。いろいろな握手がありますが、タイトルの「じゃりじゃり あくしゅ」って、何?

 二人の子どもが砂場でお山のトンネルを掘って、トンネルがつながったときに手が触れ合えば「じゃりじゃり」握手。少し湿った砂が手にいっぱい付いているようすが伝わります。「じゃりじゃり」という言葉で、体の皮膚で感じる感覚を表現することができるのです。

 皮膚がセンサーとなる感覚は「触覚」といいます。手の触覚はとても感度が高く、多くの情報を得られるそうです。握手はそうした手の特性を使って、相手をよく知るためのコミュニケーション手段となるようです。(店主)


じゃりじゃり あくしゅ(ちいさなかがくのとも2024年3月号)

大川久乃 ぶん

福地伸夫 え


福音館書店

2024年3月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

0 件のコメント:

【本の紹介】しずかに ねむる ねこ

   野良猫の日常を描いた絵本です。穏やかな時間を猫と一緒に過ごしましょう。  大きな大きな野良猫です。毛の柄はしま模様のキジトラ。ゴンちゃんと呼ばれています。  ゴンちゃんは毎日、ゆりちゃんの家に来て、庭のベンチで眠ります。ゆりちゃんがご飯を用意してくれます。ゴンちゃんはご飯を...