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2019年9月12日木曜日

【本の紹介】キュリオシティ ぼくは、火星にいる




 キュリオシティは火星のことを調べるためにつくられた車型のロボットです。キュリオシティが火星までやってきたのは2012年。今でも元気に働いています。この絵本でキュリオシティの活躍を見てみましょう。
 キュリオシティのようなロボットはマーズ・ローバー(火星探索車)とも呼ばれています。アメリカのNASA(アメリカ航空宇宙局)がつくり、火星に送り込みました。キュリオシティの名づけ親は、アメリカのカンザス州に住んでいたクララ・マー。当時、小学生だったそうです。
 人間は地球や宇宙のこと、そしてそこから生まれた命のことをもっともっと知りたいと思っていました。とくに地球以外の星でも命が生まれたのかどうか調べたいと考え、その疑問に応える証拠を探すため、地球とよく似た火星に探索車を送り込むことにしたのです。
 地球から火星までの距離は6億Km。実際にキュリオシティが地球を出発して火星に着くまで253日間もかかったそうです。遠く離れた火星の地で、キュリオシティがさまざまな困難を乗り越えて活躍する姿にワクワクします。キュリオシティ(curiosity)とは「好奇心」のことです。私たち人間は好奇心があるから、いろいろなことを学ぶことができます。キュリオシティは私たちに好奇心を持ち続けることの大切さを教えているような気がします。(店主)

キュリオシティ ぼくは、火星にいる
作/マーカス・モートン
訳/松田素子
日本語版監修/渡部潤一

BL出版
2019年2月10日発行
本体2500円+税

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