今年2023年の営業は12月30日(土)で終了します。1年間支えてくださったみなさまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
世界を見渡せば、2つの戦争は依然終わる気配を見せません。命を奪い合うこと、傷つけ合うことは、もう止めましょう。世界の平和を心から願っています。
来年2024年の営業は1月3日(水)から開始します。3日の営業は午後3時まで。1月4日(木)から通常通りの営業となります。
どうぞよいお年をお迎えください。(店主)
今年2023年の営業は12月30日(土)で終了します。1年間支えてくださったみなさまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
世界を見渡せば、2つの戦争は依然終わる気配を見せません。命を奪い合うこと、傷つけ合うことは、もう止めましょう。世界の平和を心から願っています。
来年2024年の営業は1月3日(水)から開始します。3日の営業は午後3時まで。1月4日(木)から通常通りの営業となります。
どうぞよいお年をお迎えください。(店主)
犬がじゃれあう姿は微笑ましい。と思っていたあなた、そこに野生の片鱗を見出し、驚かされることになるかもしれません。そんな犬たちの姿を描いた絵本です。
初めは楽しそうにじゃれあっていた2匹の犬ですが、だんだん熱を帯びてきて本気度が高まります。ほら、目つきも変わってきました。すっかり野生の姿を取り戻したようですが…。
仲良しの犬同士が激しくじゃれあう遊びを「犬ずもう」というそうです。別名「わんプロ」ともいうそうです。わんプロとは「わんわんプロレスごっこ」のことです。遊びとはいえ、内に秘めていた野生を解放する貴重な機会なのでしょう。
人間が一番親しんできたペットは犬かもしれません。この絵本で犬への理解をさらに深め、よりよい関係を築きましょう。(店主)
犬ずもう
最勝寺朋子
めくるむ
2023年11月発行
定価本体1,800円+税
一人の画家と、その妻との人生を描きました。二人は決して長いときを一緒に過ごしたとはいえなかったようです。
出会い、そして愛し合うようになった二人。やがて戦争が始まり、急ぎ結婚しますが、画家は兵隊として旅に出てしまいます。それでも二人は深い愛情で結ばれていました。
画家は戦争から戻り、喜びのときを取り戻します。でも、やがて病に襲われ、高熱に震えながら、二人はともに未知の世界に旅立っていくのでした。画家の名前はエゴン・シーレ。妻の名前はエーディト。エーディトがスペイン風邪にかかり、エゴンの子どもを宿したまま亡くなると、その3日後にエゴンも28歳の生涯を終えました。
色彩がとても美しい絵本です。強烈な個性を発揮した画家の人生に思いを馳せることができるように思います。日本では2023年の冬から春にかけて「エゴン・シーレ展」が開催されていました。見逃したことがとても残念です。(店主)
エーディトとエゴン・シーレ
ハリエット・ヴァン・レーク 作
野坂悦子 訳
朔北社
2023年1月30日発行
定価:本体1500円+税
くわのみ書房の年末年始の営業時間について、以下の通りお知らせします。2024年1月4日(木)から通常営業となります。
2023年
12月26日(火) 午前11時〜午後6時
12月27日(水) 午前11時〜午後4時
12月28日(木) 臨時休業
12月29日(金) 午前11時〜午後6時
12月30日(土) 午後2時〜午後6時ま
12月31日(日) 定休日
2024年
1月1日(月) 定休日
1月2日(火) 臨時休業
1月3日(水) 午前11時〜午後3時
チョコレートがもっと好きになる絵本です。チョコレートは自然の力と人の技術が組み合わさってできた奇跡のお菓子だったのです。
チョコレートは不思議なお菓子です。かたいのに、口に入れるとすぐにとけて、甘くてちょっと苦みのある味が、口いっぱいに広がります。
チョコレートはカカオという植物の種に含まれている油でできています。カカオの油の特徴は、約25度以下ではかたい結晶になるのに、人の体温に近い温度ではとけてしまうこと。だから、チョコレートを食べると、口の中で結晶がとけて液体になり、そこに含まれていた砂糖やミルクなどの甘さと香りが楽しめるという訳です。
ただ、カカオの油がチョコレートになるまで、多くの工夫を必要とし、長い時間がかかりました。この絵本は、ひと粒のチョコレートにとけ込んだ私たちの歴史も解き明かしてくれます。
この絵本は「たくさんのふしぎ」2021年4月号として発行されました。挿絵を追加し、表紙の絵を新たに描き下ろしてハードカバー化されました。(店主)
ひと粒のチョコレートに
文 佐藤清隆
絵 junaida
福音館書店
2023年10月5日発行
定価2,200円(本体2,000円+税10%)
少年と猫の何気ない一日を描いた絵本です。猫と一緒に過ごす時間の中で、少年は自らの成長を感じ取っているようです。
猫の名前は「サビンカ」。もう子猫とはいえないけれど、大人の猫という訳でもありません。
朝、サビンカは起きたら伸びをします。背中を丸めて、腰を伸ばして、お尻を持ち上げて、最後にニャーと鳴くのがお決まり。毎日いつものように過ぎていきますが、今日初めてできたこともあります。少年は自分で靴紐が結べるようになりました。「やった!」
柔らかなタッチの絵で、少年と猫の日常を生き生きと描きます。でも、サビンカには少年が知らないこともあるようです。さて、それは…。(店主)
ぼくのサビンカ
ラデック・マリー 文
出久根育 絵・訳
ブロンズ新社
2023年6月25日発行
定価:本体1400円+税
くわのみ書房は「村上春樹の絵本を読む会 vol.7」を1月19日(金)に開催します。作家・村上春樹が提供する絵本の世界に旅立ちましょう。
村上春樹は翻訳家として多くの絵本を手がけています。今回はその中から、今年2023年に出版された『世界で最後の花 絵のついた寓話』(ポプラ社)を一緒に読んでみたいと思います。飲み物とお菓子付きです。お気軽にご参加ください。
■読む本:
『世界で最後の花 絵のついた寓話』(ジェームス・サーバー、村上春樹訳、ポプラ社)
■日 時:2023年1月19日(金)午後5時~6時
■会 場:くわのみ書房
■参加費:500円 ※飲み物とお菓子付き
■定 員:4人
〈お問い合わせ・お申し込み〉くわのみ書房
電話:047-419-3567
電子メール:mulberrybookstore@gmail.com
(Facebook、Instagramでも受け付けます)
かつて子ども向けのテレビ番組や漫画で人気を博した忍者は、今では多くのファンが世界中にいるようです。その忍者の実像に、リアルに迫る絵本です。 文章を書いた三橋源一さんは、忍者が生まれた地域の一つである三重県の伊賀地方に移住し、古文書を読み解いて忍者の研究をしています。農業や狩猟...