お話は、かくれんぼから始まります。子どもとママが、お家の中で遊びます。
最初は子どもが探す番。次はママが探す番。ママは「ふこうへいにならないように」、スカーフで自分の目を隠しました。子どもは目が見えないようです。
子どもはパパと一緒に、博物館に行きました。動物の標本とか化石とか、特別に触らせてもらえます。パパに導かれて、子どもはぞうの牙と鼻に触ります。ぞうといっても、マンモスのようですね。そのとき以来、子どものそばにはいつも透明なぞうが寄り添うようになりました。
目の見えない子どもの豊かな日常生活を描いた絵本です。シンプルな絵で、子どもの繊細な心が表現されています。(店主)
わたしのぞうさん
アンナ・アニーシモヴァ 文
ユーリヤ・シードネヴァ 絵
藤原潤子 訳
かけはし出版
2025年3月7日発行
定価:本体2000円+税
#くわのみ書房
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