東京都八王子市の高尾山はとても人気のある山です。標高599mの低山で、ケーブルカーやリフトもあって気軽に山登りを楽しむことができます。東京都心からほど近い距離でありながら、豊かな自然が残されていることも大きな魅力です。
この絵本はおじいさんが高尾山を登り始めるところから始まります。おじいさんは高尾山の植物の観察を続けています。5月のある日、おじいさんと一緒に高尾山の木に会いにいきましょう。
小さな白い花をたくさん咲かせている木がありました。おじいさんにはお馴染みのミズキです。馴染みの木でも、会うたびに違う姿を見せてくれるところが自然の面白さです。マツグミという植物は、モミの木に寄生する宿り木の仲間だそうです。
この日は山頂から富士山を見ることもできました。高尾山には鳥やリス、虫たちもたくさんいます。山歩きをするおじいさんには小さな男の子と女の子、そして天狗もついてきて、おじいさんを見守っていたようです。
高尾山の木にあいにいく
ゆのきようこ 文
陣崎草子 絵
理論社
本体1400円+税
2017年3月発行
2017年3月発行
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