ブログの説明

絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2017年12月31日日曜日

よいお年をお迎えください!




 今年1年、たいへんお世話になりました。支えてくださったみなさまに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。(店主)

2017年12月30日土曜日

【本の紹介】みんな みんな いただきます



 アメリカでは毎年11月の第4木曜日が感謝祭(サンクスギビンギ・デー)の祝日です。秋の収穫をお祝いする日です。家族や友人たちが集まり、ご馳走を食べて楽しい一日を過ごします。
 この絵本は、ある家族の感謝祭の一日を描いています。ご馳走の準備で、みんな大忙しです。子どもたちはパンの生地をこねます。オーブンからターキー(七面鳥)が焼けるいい匂いがしてきました。きつね色になるまで、おにいさんが何度もバターを重ねて塗ります。クランベリーを煮てクランベリーソースをつくり、パンプキンパイやマッシュポテトもつくります。
 料理をつくる場面が続きます。みんなとても楽しそうです。絵本を読んでいるうちに、一緒にご馳走をつくっているような気持ちになります。料理が全部できあがりました。「さあ みんな みんな いただきましょう!」
 アメリカでは、感謝祭は家族の絆を確かめる大切な祝日とされているようです。日本のお正月のイメージと重なるかもしれません。家族みんなで楽しい一日をつくりあげる喜びが絵本から伝わってきます。家族の幸せを感じる絵本です。(店主)

みんな みんな いただきます
パット・ジトロー・ミラー さく
ジル・マケルマリー え
アーサー・ビナード やく

BL出版
本体1500円+税
2017年10月25日発行

2017年12月29日金曜日

【本の紹介】空の王さま



 孤独な少年がハトを通じておじいさんと交流し、やがて自分の存在を確かめていく物語です。少年のふるさとはイタリア。「お日さまが明るくて、噴水がたくさんあって、おばあちゃんの店のバニラアイスのにおいがしていた」ところです。今、少年が住む町は、煙が立ち上り、金属のやぐらがガチャガチャ音を立て、羊のスープと石炭の粉のにおいがするところ。イギリスのどこかの町でしょうか。みんな、「ぼくの知らないことば」で話しています。少年は、自分がよそ者であることを実感します。
 ふるさとを思い出させてくれるのは、お隣のエバンスさんのハトだけです。ローマのサンピエトロ広場を気取って歩くハトみたいに「クークー」鳴いています。エバンスさんは長く鉱山で働いていたおじいさん。飼っているハトをレースに出しています。エバンスさんは1羽のハトを少年の手に乗せ、「名前をつけてごらん」と話します。少年は「レ・デル・チエーロ」と名付けます。イタリア語で「空の王さま」という意味です。レ・デル・チエーロは少年のハトになりました。
 レ・デル・チエーロはレースに出場し、イタリアのローマまで運ばれることになりました。1600キロメートルの長距離レースです。少年は自分のふるさとから帰るハトを待ちます。少年の「空の王さま」は無事帰ってくることができるのでしょうか。
 絵を描いたのは「ローラとつくるあなたのせかい」(BL出版)で2015年ブラティス世界絵本原画展(BIB2015)グランプリを受賞したローラ・カーリンです。柔らかいタッチで深みのある絵が、みる人を絵本の世界に引き込みます。私は子どものころ、ハトを飼ってレースに出したこともあり、懐かしく思い出しながら読みました。自分のハトが北海道から帰ってきたときはとてもうれしかったなあ。(店主)

空の王さま
ニコラ・デイビス/文
ローラ・カーリン/絵
さくまゆみこ/訳

BL出版
本体1600円+税
2017年11月1日発行

2017年12月28日木曜日

「母の友」2018年2月号が入荷しました!



 「母の友」2018年2月号は「おやつのギ・モ・ン」が特集テーマです。悩みがつきない子どものおやつについて考えてみましょう。
 小さい子どもは胃が小さくて、1日3回の食事では必要な栄養を取り切れないそうです。子どもがおやつを必要とするのは、食事では足りない栄養素を補う「第4の食事」や「捕食」になるからです。
 管理栄養士の牧野直子さんが「おやつの基本 Q&A編」で、子どものおやつで気をつけることをわかりやすく解説しています。おやつの疑問をが解消すれば、おやつの時間がよりいっそう楽しくなります。牧野さんによる手作りおやつのレシピも掲載されています。
 そのほか、連載記事の「本屋さんに行こう」では岡山県倉敷市の蟲文庫を紹介しています。ここは倉敷の美観地区にある古本屋さんで、倉敷を旅行した際に行ったことがあり、懐かしい思い出の本屋さんです。小さいながら個性的で楽しいお店でした。今号も内容は盛りだくさん。どうぞお手に取ってご覧ください。(店主)

2017年12月27日水曜日

暮しの手帖91号が入荷しました!



 「暮しの手帖91号」(暮しの手帖社)が入荷しました。児童文学者の松岡享子さんが登場する記事がありました。松岡さんが今、夢中になっているのは雪のブローチを作ることだそうです。たくさん作り、チャリティバザーに出品します。
 松岡さんは児童文学の翻訳者であり、作家であり、そして東京子ども図書館の創設メンバーのお一人でもあります。アメリカに留学し、その後、同地の図書館に勤めます。帰国後も図書館に勤め、やがて家庭文庫を開き、東京子ども図書館の開設に携わります。
 この図書館は、松岡さんや、やはり児童文学者として著名な石井桃子さんらが協力して設立しました。運営費は出版した本の売り上げや寄付、そして手作り品のバザーの売り上げで賄われています。手作り品は古着などを材料にしています。ただ、青など色の濃い布地はなかなか使い道が見つからなかったそうです。そこでひらめいたのがブローチです。青地に白い糸で雪の刺繍を施せば、かわいい雪のブローチができあがります。
 松岡さんたちは東日本大震災の被災地の復興支援活動を続けています。雪のブローチの売り上げは、子どもたちに手渡す本を購入する費用に使われているそうです。そのほか、童話の「くまの子ウーフ」などを書いた神沢利子さんのお話が「あの時のわたし」という記事にまとめられ、その後編が掲載されています。今号も盛りだくさんの内容です。どうぞ手に取ってご覧ください。(店主)

2017年12月24日日曜日

「この本読んで!」第65号が入荷しています!




 絵本情報誌の「この本読んで!第65号(出版文化産業振興財団)が入荷しています。特集のテーマは「『ちいさいおうち』のヴァージニア・リー・バートンの世界」です。バートンは「ちいさいおうち」をはじめ、「せいめいのれきし」「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」「はたらきもののじょせつしゃ けいてぃ」などのすばらしい絵本をたくさん生み出しました。テキストデザイナーとしても活躍し、アメリカで20世紀の新しい女性像を具現化した一人です。今号では幅広く活動したバートンの生涯と作品を紹介します。2017年6月から8月までに発売された新刊絵本の中から、読み聞かせにもお勧めの100冊を選んで紹介しています。どうぞお手に取ってご覧ください。(店主)

2017年12月23日土曜日

ビブリオパドルに参加しました!



 今月もビブリオパドルに参加しました。20日の夜、東京都国分寺市の絵本・児童書専門店「おばあさんの知恵袋」に絵本好きが集まりました。
 参加者は自分のお気に入りの絵本を紹介します。他の人の話を聞くだけの参加でも構いません。今回の参加者は6人でした。夕食付きです。今回はクリスマス前ということでワインもいただきました。
 私が紹介した絵本は「くるみのなかには」(講談社)。この絵本はくわのみ書房のブログやフェイスブックでも紹介しています。くるみの中に秘められた不思議な世界を描きます。くるみは知らない街にも通じていました。空想の世界の広がりを楽しみます。
 そのほか今回取り上げられた絵本は、「やまのおふろやさん」(ひさかたチャイルド)、「トトンぎつね」(フェリシモ出版)、「どんまい!こめごろう」(好学社)、「PARIS up, up and Away」(Thames & Hudson)、「なつみはなんにでもなれる」(PHP研究所)の5冊。個性的な絵本がそろい、たくさん刺激を受けた集まりでした。(店主)

2017年12月22日金曜日

【本の紹介】わたしたちのたねまき



 庭に種をまく人たちがいます。野菜の種です。いろいろな野菜を育て、収穫します。
 でも、私たちの地球では、もっと広い庭にたくさんの種がまかれてきました。さて、どんな種まきがあるのでしょう。この絵本が教えてくれます。
 風は植物の種を遠くまで吹き飛ばします。太陽の光が種の入ったさやを乾かすと「パチン!」と弾けて種が飛んでいきます。雨が降れば、土の上の種は流されて別の場所へ運ばれていきます。鳥や動物たち、そして人間も知らないうちに種をいろいろなところに運んでいます。これが「わたしたちのたねまき」です。
 やさしい色合いの絵から、やわらかな光と草の匂いを感じることができます。命を育むあたたかさがあります。種は地球の環境や動物たちに助けてもらいながら命をつないでいます。命と命がつながる意味を、あらためて考えてみるきっかけになりそうな絵本です。(店主)

わたしたちのたねまき
キャスリン・O・ガルブレイス 作
ウェンディ・アンダスン・ハルパリン 絵
梨木香歩 訳

のら書店
本体1600円+税
2017年10月10日発行

2017年12月21日木曜日

【本の紹介】おもち(こどものとも年少版2018年1月号)



 おもちの絵本です。とても美味しそうです。火鉢でおもちが焼けるまでのプロセスを丁寧に描きます。もちろん、焼きあがったおもちはいただきます。読み終えた後、誰もがきっと、おもちが食べたくなることでしょう。
 おもちを焼くとき、必ずドラマがあります。焦げ目がついてぱりぱりしたおもちの表面がパリッと割れて、中からぷうっと膨らみます。どんなふうに割れて、どんなふうに膨らむか、予測できないところが面白い。
 絵は木版画です。色調は穏やかで、やさしい肌触りを感じさせます。木版画の特長を生かした繊細な表現で、見る人を惹きつけます。
 火鉢を使うと、おもちが焼けるまでのようすがよくわかります。でも、実際に火鉢を使っている家は少なくなりました。何を使って焼いても、おもちは美味しいものです。もうすぐお正月。おもちをたくさん楽しみましょう。(店主)

おもち(こどものとも年少版2018年1月号)
彦坂有紀 もりといずみ さく

福音館書店
2018年1月1日発行
本体389円+税

2017年12月20日水曜日

折り紙のカード立てをプレゼントしています!



 折り紙のカード立てをプレゼントしています。季節にぴったりのユニセフのカードも用意しました。2枚一組でカード立てと一緒にどうぞ!
 クリスマスカードを飾る際にお役立てください。新年にいただく年賀状を飾ってもよいと思います。
 折り紙でつくった簡単なカード立てです。写真などを楽しむこともできます。
 そのほか、意外にいろいろ役立つかも?! どうぞ、お気軽にお持ち帰りください。(店主)

2017年12月17日日曜日

【本の紹介】チューリップ畑をつまさきで



 銅版画家の山本容子さんが初めてお話も手がけた絵本です。チューリップの花をモチーフに、どうしたら人々が幸せな気持ちになるのか、その秘密を解き明かします。
 春がはじまり、森のチューリップ畑はにぎやかになります。花が咲いたチューリップは歌いながらお散歩を始めました。この畑のチューリップは歩けるのです。
 花が咲き終わった夏、畑の土の下には子どものキューコンがいます(チューリップの球根ですね)。2人の仲良しの女の子で、名前はカオリとバナナです。秋になると頭にターバンを置いた鳥のキューコンチョーやって来て、くちばしを地面に突っ込んで跳ねあげました。カオリとバナナは空にぽーんと浮かび上がり、ターバンの中におさまりました。カオリとバナナの冒険が始まります。
 山本容子さんの幻想的な絵とともに、物語がダイナミックに進みます。一つの場面で同じ登場人物を複数描き、まるで音楽が聞こえるようにリズミカルな動きを表現しています。独特の美しい色調で、ページをめくるたびに絵本の世界に引き込まれていくようです。(店主)

チューリップ畑をつまさきで
山本容子

偕成社
本体1500円+税
2017年10月発行

2017年12月16日土曜日

【本の紹介】ぼくは発明家 アレクザンダー・グラハム・ベル



 今、「ケータイ」といえば携帯電話を指します。それほど携帯電話は私たちにとって身近で欠かせない存在になりました。携帯電話は家に据え付けられている固定電話が発展したものです。その固定電話を発明した人がアレクザンダー・グラハム・ベル。この絵本の主人公です。
 ベルは子どものころ、家族からアレックと呼ばれていました。アレックは音が気になって仕方がない子どもでした。小麦が伸びる音を聞こうとしたこともあったそうです。おとうさんは、声がうまく出せない人たちに声の出し方や話し方を教える仕事をしていました。おかあさんは耳があまり聞こえない人でした。アレックは、おかあさんの耳に自分の声やいろいろな音がもっとはっきり届くようにしたいと強く願いました。そんなアレックだったから電話を発明することができたのでしょう。
 写真をコラージュして描かれた絵があり、ベルが生まれ育った時代の雰囲気をよく伝えています。伝記絵本として迫力を感じさせる仕上がりになりました。科学絵本でもあり、コラムによる解説が内容の充実を手助けしています。
 ベルの名前はよく知られていても、どんな人だったのかまで知る人はきっと少ないでしょう。この絵本の作者のあとがきによると、ベルはこどものころからほかの人を助けたいという気持ちを強く持ち続けたといいます。また好奇心も強く、疑問に対する答えを常に自分の力で見つけようとしたそうです。そんなベル少年に魅力を感じた作者の思いがこの絵本に結実しました。(店主)

ぼくは発明家 アレクザンダー・グラハム・ベル
メアリー・アン・フレイザー作
おびかゆうこ訳

廣済堂あかつき
本体1600円+税
2017年11月30日発行

2017年12月15日金曜日

「かぞくのじかん」Vol.42が入荷しました!



 「かぞくのじかん」Vol.42が入荷しました。2018年冬号になります。「くらす、そだてる、はたらくを考える」ための季刊の情報誌です。
 特集テーマは「私にしっくりくる生活」です。人と比べず、自分自身や家族が満足できる生活を見つけることを提案します。「子どもをおおらかに育てたい」をテーマに子育て特集も組まれています。先輩お母さんに聞いた「今ならこうする」アンケートは大いに参考になりそうです。
 牛乳を多めに使うしっとりとした生地のクレープの作り方も載っています。クリームやフルーツ、ジャムなどと一緒にいただきましょう。甘さ控えめで、チーズやハム、野菜を巻けば昼食にもなります。
 そのほか、毎日の生活にすぐ役立つ情報が満載です。どうぞ、お手に取ってご覧ください。(店主)


2017年12月14日木曜日

【本の紹介】テオのふしぎなクリスマス



 お話も絵も素敵なクリスマスの絵本です。装丁も贅沢に仕上げられており、手にしたときからワクワクする気持ちが高まります。
 絵本の主人公はテオという男の子です。クリスマス・イブの夜なのに、おとうさんとおかあさんは仕事からまだ帰ってきません。ベビーシッターは台所のテーブルで居眠りをしています。
 テオは窓の外に目をやり、流れ星に願いごとをしました。「だれか、いっしょにいてください。ひとりぼっちじゃなく、いられますように」。願いが通じたかのように、クリスマスツリーの飾りたちが動き出しました。テオと一緒にいるために、ブリキの兵隊と天使、コマドリ、木馬が目覚めたのです。一夜の不思議な冒険が始まります。
 文章は長くても、飽きることなく読み進められるお話です。テオのために目覚めた飾りたちですが、テオも飾りたちのためにしてあげることがありました。これはテオの成長の物語でもあります。最後はおとうさん、おかあさんと楽しいクリスマスの朝を迎えます。読み終えた後、誰もが幸せな気持ちで絵本を閉じることができるでしょう。(店主)

テオのふしぎなクリスマス
キャサリン・ランデル 文
エミリー・サットン 絵
越智典子 訳

ゴブリン書房
本体1500円+税
2017年11月発行

2017年12月13日水曜日

【本の紹介】つめたいあさのおくりもの(ちいさなかがくのとも2018年1月号)



 空気が冷たい朝、家の外で氷が張ることがあります。子どものころ、水たまりにできた氷を足で踏みつけてパリンと割ってみることは年に数回しかできない、ワクワクする体験の一つでした。
 冷蔵庫でも氷はできます。でも、外でできる氷には冷蔵庫の氷とは違った面白さがあります。この絵本に出てくる女の子も氷の楽しさに夢中になっています。
 水たまりにできる薄く張った氷では、透き通ってきらきらしていることがよく分かります。林で氷ができると、落ち葉や木の実が閉じ込められ、とても綺麗です。指で同じところをつまんでいると穴があき、そこに枯れ草を通したら首飾りになりました。
 でも女の子は、日が当たっている水たまりには氷ができないことにも気づきました。公園では、氷の張った池で魚が泳いでいるのも見えました。氷の下には凍っていない水がそのままあるのです。どうしたら、氷ができるのでしょう。それが分かれば、氷を自由に作れるようになります。そうして作った氷は「つめたいあさのおくりもの」になります。(店主)

つめたいあさのおくりもの(ちいさなかがくのとも2018年1月号)
片山令子 ぶん
片山健 え

福音館書店
2018年1月1日発行
本体389円+税

2017年12月10日日曜日

【本の紹介】地蔵さまと私(たくさんのふしぎ2018年1月号)



 お地蔵さまは多くの日本人にとって、とても身近な存在です。正確には地蔵菩薩と呼ばれ、仏教で信仰される対象の一つになっています。くわのみ書房の近くの薬師寺というお寺には、六地蔵という6体のお地蔵さまが祀られています。とくに子どもを守る菩薩として知られ、お坊さんの姿形をしていることもあって多くの人が親しみを感じるようになったのでしょう。
 この絵本は写真家の田沼武能さんが、日本の各地で昔から行われているお地蔵さんにまつわる行事を紹介しています。田沼さんがお地蔵さまに関心を持ったのは、戦争がきっかけでした。1945年に東京は大空襲を受け、多くの人々が命を落としました。田沼さんはその際、防火用水槽で焼死していた子どもを見つけ、その姿がお地蔵さまと重なったといいます。
 田沼さんが紹介するは全国各地の行事は、それぞれ独特な内容でとても興味深く見ることができます。子どもたちが行事の担い手として活躍していることも特徴の一つです。残念なことに、時代の流れとともに消えてしまった行事もあるそうです。写真で紹介して記録として残すことには大きな意味があると思います。
 写真から田沼さんが子どもたちに向ける眼差しのやさしさを感じることができます。子どもたちの生き生きとした表情を楽しんでください。(店主)

地蔵さまと私(たくさんのふしぎ2018年1月号)
田沼武能 文・写真

福音館書店
2018年1月1日発行
本体667円+税

2017年12月9日土曜日

【本の紹介】セーターパパ(こどものとも年中向き2018年1月号)



 子どものころ、誰でも親の服を着て遊んだのではないかと思います。ブカブカの服で大人になった振りをして面白がっていました。
 この絵本ではパパのセーターを着たユウタが、パパになったつもりでお散歩に出かけます。パパのセーターを着たから「セーターパパ」という訳です。パパはこの日、出張で家にいませんでした。近所のお店の大人たちはユウタをあたたかく見守ります。
 公園に着くと一騒動が起こります。友だちのヒロくんがセーターの中に潜り込んで来て、揉み合っているうちにユウタは転んでしまいます。おまけに隣の家の犬のクロが来て、じゃれついてきます。セーターはすっかりどろまみれ。雪も降ってきました。
 最後は、帰って来たパパと出会ってユウタも一安心。絵本を読む子どもたちも、ホッとしてページを閉じることができるでしょう。暖かそうに描かれたセーターは、ユウタにとってパパそのものだったと思います。(店主)

セーターパパ(こどものとも年中向き2018年1月号)
小林陽子 文
たしろちさと 絵

福音館書店
2018年1月1日発行
本体389円+税

2017年12月8日金曜日

スタンプラリー、やってます!



 今年もスタンプラリーをやってます。大久保インターネット商店街の主催です。応募用紙をもらってスタンプを3つ集めてくだい。牛肉1kgや魚沼産こしひかり、お酒の「獺祭」などが当たります。くわのみ書房も応募用紙を準備して、ご来店をお待ちしております!
 賞品は「おいしいもの大満足賞」と銘打ち、肉の紅谷商店の美味しい牛肉1kg、魚沼産こしひかり5kg入2袋、日本酒の獺祭1.8L1本、習志野ソーセージ8本を用意しました。そのほか、1等は商品券5000円5名様、2等は同3000円10名様。3等は2000円20名様となっています。商品券はスタンプラリー参加店で使えます。応募期間は12月21日(木)までです。
 今年はスタンプ3個で、スタンプラリーの応募以外に学園おおくぼ商店街のガラポン抽選もできるようになりました。ガラポン抽選の会場は、学園おおくぼ商店街中央の「おやすみ処」です。スタンプを3個押した応募用紙をご持参ください。お餅やみかんなどが当たります。空くじなしです。ガラポン抽選の日時は12月18日(月)19日(火)、21日(木)、22日(金)の午後1時から4時までです。
 みなさま、ふるってご応募ください! (店主)

2017年12月7日木曜日

【本の紹介】こめだしだいこく(こどものとも2018年1月号)



 七福神の大黒天としてお馴染みのだいこくさまが主人公の昔話です。おじいさんがにぎりめしを食べられてしまいました。食べたのは、畑の中で土に埋もれていただいこくさまの像です。だいこくさまは「すまんのう」と謝り、役に立つからといって自分を持ち帰るように言います。
 おじいさんと二人暮らしのおばあさんは、土だらけのだいこくさまを見て綺麗に洗ってあげました。だいこくさまは床の間に飾られると、鼻の穴を開けてくれと言います。土が詰まって苦しそうです。おばあさんがほじってあげると、なんと不思議なことに、そこからお米がぽろりぽろりと落ちてきました。それから毎日、二人で食べるには十分なほどのお米が出てくるようになりました。
 その話を聞いた隣村のおじいさんとおばあさんは、だいこくさまを貸してくれと頼みます。家に持ち帰ると、鼻の穴からお米が落ちてきました。でも、もっとお米が欲しいといって穴を大きくしようとします。二つの鼻の穴は、いつの間にか一つの大きな穴になってしまいました。大きくなった穴からは、いったい何が出てきたでしょうか。
 表紙には愛媛の昔話と書かれていますが、編集部だよりを読むと、愛媛と大分にまたがる瀬戸内に伝わる昔話だそうです。大分生まれの大黒みほさんが、伊予、つまり愛媛の言葉で再話しました。だいこくさまの鼻の穴が土で詰まっていたり、それをほじくるとお米が出て来たり、お米がたくさん欲しいから鼻の穴を大きくしたり、昔話の発想は本当に大胆で楽しいと改めて思います。(店主)

こめだしだいこく(こどものとも2018年1月号)
大黒みほ 再話
斎藤隆夫 絵

福音館書店
2018年1月1日発行
本体389円+税

2017年12月6日水曜日

「母の友」2018年1月号が入荷しました!



 「母の友」2018年1月号は、特集企画の「家族のアルバム」で家族の思い出をアルバムにして残すことを提案しています。プリントした写真でつくるアルバムの楽しさを再確認しましょう。
 写真家の繁延あづささんの家では、アルバムづくりにフォトブックサービスを使っているそうです。店頭やインターネットを通じたサービスで手軽にアルバムをつくれて便利です。写真のデータをたくさん溜め込んでいることも少なくないと思いますが、繁延さんは、まずは最近の写真から手をつけることをお勧めしています。やりやすいところから始めれば、ハードルはぐっと低くなります。
 絵本作家でもある柚木沙弥郎さんのアルバムの一部が紹介されています。95歳になった柚木さんが産湯を使っているときの写真があります。一人で、家族と、そして友人と一緒に写った写真の数々。アルバムの写真から、柚木さんの人生そのものが見えてくるようです。
 デジタルカメラやスマートフォンの普及で写真を撮る機会は確実に増えたと思います。その一方で、写真をプリントして残そうとする人は減ってきているようです。プリントした写真でつくるアルバムには、たくさんの思い出が詰まっています。アルバムを通じて、家族や友人の共通の思い出を呼び起こすこともできるでしょう。(店主)

2017年12月3日日曜日

「えほんのおはなしタイム」を楽しみました!






 くわのみ書房の「えほんのおはなしタイム」に子どもたちが集まりました。スタッフが絵本を読み、子どもたちと一緒に楽しみました。
 おとうさんやおかあさんと一緒に来てくれた子どもたちは、2歳から小学2年生までの4人。12月3日の日曜日、午前11時から始まりました。
 今回、スタッフが選んだ絵本は「ケーキやけました」(彦坂有紀、もりといずみ、講談社)、「ぐりとぐらのおきゃくさま」(中川李枝子、山脇百合子、福音館書店)、「キャベツくん」(長新太、文研出版)、「てぶくろ ウクライナ民話」(エウゲーニー・M・ラチョフ、内田莉莎子、福音館書店)の4冊です。
 スタッフはウクレレと一緒に歌ったりオカリナを吹いたり、絵本以外のお楽しみもサービスしました。でも、一番の反省点は、絵本を上手に読めなかったこと。これから回を重ねて、もっと上手になれるよう頑張ります!
 「えほんのおはなしタイム」はこれからも継続していきたいと考えています。次回以降の予定はブログやフェイスブックなどでご案内します。どうぞよろしくお願いします。(店主)

2017年12月2日土曜日

「おとなの声読会」を開催しました!



 くわのみ書房は「おとなの声読会」を12月1日(金)午後7時から開催しました。お気に入りの本を持ち寄って紹介し合い、好きなページを声に出して読んでみようというトークイベントです。今回が初めての開催でしたが、参加者同士の話もはずみ、終了予定時間を超えて楽しいひとときを過ごすことができました。
 参加者は、店のスタッフ2人を含め7人でした。各自の自己紹介から始まり、その後、参加者が一人ひとり持参した本について、自分自身との関わりや内容を紹介します。さらに、その本の中からお好きなページを読み上げ、参加者全員で本への思いを共有します。
 選ぶ本は基本的に何でもよいというルールです。絵本、児童書以外の本も紹介されてバラエティに富んだ内容になりました。取り上げる本は1人1冊ですが、参加者の多くは複数冊を持参され、1冊に絞り込むのに苦労したごようす。そのご苦労もまた楽しみの一つではないでしょうか。
 また、絵本の読み聞かせでも感じることですが、本を他の人に読んでもらうと、自分で読んだときとは受け止め方が違うように思えるときがあります。そこに新しい発見を見出せれば、本の楽しみがもっと大きくなると考えています。
 今回、紹介された本は、「おとうとものがたり」(やなせたかし、フレーベル館)、「ぽとんぽとんはなんのおと」(神沢利子作、平山英三絵、福音館書店)、「てぶくろ ウクライナ民話」(エウゲーニー・M・ラチョフ絵、内田莉莎子訳、福音館書店)、「直感力」(羽生善治、PHP研究所)、「虹色モザイク」(田村理江、朱鳥社)、「サンタクロースに会いました」(増田久雄文、上野紀子絵、ポプラ社)、「ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集」(村上春樹 文藝春秋)の7冊でした。
 参加できる人数に限りがあり、今回の申し込みをいただきながらお断りした方もいらっしゃいました。あらためてお詫び申し上げます。なお、この会は今後も継続していきたいと考えており、次回以降の開催もブログやフェイスブックなどでご案内します。どうぞよろしくお願いします。(店主)

2017年12月1日金曜日

【本の紹介】くるみのなかには



 くるみの中には何があるのだろう? ふとした疑問から生まれた想像の世界を楽しみましょう。あたたかみも感じさせるしっとりとした絵が読む人を引き込みます。
 くるみをゆらしてみて「シャリン チリン」といい音がしたら、中には小さな宝物が詰まっていました。りすが隠したくるみだったら、きっとそれは小さな裁縫箱。小さなドアがついていたら、それは小さなおじいさんとおばあさんの家でした。「カラーン カラーン」と時を知らせる鐘の音も聞こえてきます。そこは小さな街でした。冬になると、街にはしんしんと雪が積もります。絵本に描かれたくるみの中の世界はどこまでも広がります。
 広がっていくのは想像の世界だけではありません。くるみを土に埋めれば、芽を出し大きくなり、花をつけて実がなります。実から姿を現すのはたくさんの新しいくるみです。
 新しいくるみを見ながら、「てに のせて みみを すませて」と作者がメッセージを送ります。小さなくるみの中に何があるのか、見つけにいきましょう。(店主)

くるみのなかには
たかおゆうこ

講談社
本体1400円+税
2017年10月18日発行

【ご案内】子どもの本のろうどく会 vol.11

   くわのみ書房は「子どもの本のろうどく会 vol.11」を開催します。くわのみ書房のスタッフが「子どもに語る グリムの昔話」シリーズ(こぐま社)の中から選んだお話を声に出して読みます。子どもだけでなく、大人もきっと楽しめます。どなたもお気軽にご参加ください。 ■日 時:202...