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絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2021年8月27日金曜日

【本の紹介】街どろぼう




 奇想天外なお話です。一人の巨人が主人公です。

 巨人は大きな山のてっぺんに、たった一人で暮らしていました。寂しくてたまらなくなった巨人は、一軒の家を山のふもとの街から持ってきてしまいます。

 家に住む人は巨人に、自分たちだけでは寂しいからといって親戚の家も持ってくるように求めます。やがて友人の家、街のお店まで持ってくるようにいわれた巨人は、山のふともにあった街をそっくりそのままてっぺんに持ってきてしまいました。

 街どろぼうの巨人は、それでも心が満たされることはありません。やがて山のてっぺんを離れる巨人。やっと自分の居場所を見つけたようです。それまでほとんど感情を表すことがなかった巨人ですが、最後に穏やかな表情を見せているように思います。(店主)


街どろぼう

Junaida


福音館書店

2021年7月10日発行

定価1650円(本体1500円+税10%)

2021年8月26日木曜日

【本の紹介】いきものづくし ものづくし 4




 いろいろなものを集めて紹介するシリーズ絵本の4冊目です。1つのテーマを見開き2ページで紹介します。

 とても面白いと思ったテーマが「しろくろのいきもの」。お馴染みのパンダやシマウマだけでなく、モノトーンの生き物はたくさんいるのです。

 ページをめくれば、次の見開きページで紹介されているのは「いけのいきもの」です。水の中、水の外にさまざまな種類の生き物がひしめき、一つの生態系を形作っています。

 そのあとに続く「オーケストラのがっき」「はたらくふね」「さいほうどうぐ」は、どれもカラフルなページ。何が描かれているのか、一つひとつ丁寧にみていくだけで楽しくなります。(店主)


いきものづくし ものづくし 4

内城葉子 荒川暢 なかの真実 松岡達英 山川宗夫 プニック クルーズ 河井いづみ


福音館書店

2021年6月5日発行

定価2420円(本体2200円+税10%)

【本の紹介】いきものづくし ものづくし 3

 いろいろなものを集めて紹介するシリーズ絵本の3冊目です。見開き2ページに、テーマ毎に集めたものを丁寧に描きました。  飛ぶことができる生き物のテーマが2つあります。「つばさ」のテーマでは、鳥たちが飛んでいる姿を集めました。それぞれのつばさは、似ているようで、少し違うところもあるようです。  もう1つのテーマは「こんちゅうのはね」。甲虫と呼ばれる虫の仲間を集めたようです。それぞれの虫の翅を閉じたところ、そして翅を広げて飛んでいるところを描き、見比べることができます。 
 「やさい」のテーマでは、お馴染みの野菜たちが一堂に会し、見応えのある見開きページになりました。さて苦手な野菜はあるかな? (店主)

いきものづくし ものづくし 3
大田黒摩利 廣野研一 松岡達英 高原美和 東海林巨樹 津村仁美 青山邦彦

福音館書店
2021年5月10日発行
定価2420円(本体2200円+税10%)

2021年8月24日火曜日

まだまだ暑い! 「ドキッとする本」で涼しくなりましょう

 そろそろ夏休みも終わろうとしています。8月は「ドキッとする本」をテーマに書棚をつくっていただきました。いつものように絵本の読み聞かせを行うユニット、《えほんの木》に選書をお願いしました。まだまだ暑日が続きます。ちょっと怖い絵本で涼しい気分を味わいませんか。(店主)

【本の紹介】なぞなぞあそび これなーんだ?(こどものとも2021年9月号)

 いつでもどこでも、手軽に楽しく遊べるのが「なぞなぞ」のよいところ。この絵本で、なぞなぞのレパートリーを増やしましょう。  一つひとつのなぞなぞに、ヒントになる挿絵が付いています。小さい子どもも大きい子どもも一緒に楽しめます。  シンプルな挿絵は柔らかい線で描かれて、どこかユーモラス。作者のやさしい気持ちが伝わります。  全部で17個のなぞなぞが並びます。身近な題材を使ったなぞなぞです。この絵本をきっかけに、新しいなぞなぞづくりに挑戦してみましょう。(店主) なぞなぞあそび これなーんだ?(こどものとも2021年9月号) えのもとえつこ さく さとうあや え 福音館書店 2021年9月1日発行 定価440円(本体400円+税10%)

2021年8月21日土曜日

【本の紹介】じゅうごや おつきさま(ちいさなかがくのとも2021年9月号)

 お月見の楽しみを教えてくれる絵本です。今年2021年の十五夜は9月21日だそうです。  のんちゃんはおとうさん、おかあさんと一緒に、おじいちゃんとおばあちゃんの家に遊びに来ています。夕ご飯のとき、おかあさんが「こんやは じゅうごやよ」と教えてくれました。おとうさんとのんちゃんはご飯のあとに、お月さまに会いに行くことにしました。  外に出てまっくろな道を歩いていると、山の向こうからお月さまが顔を出しました。ゆっくりゆっくりと上って行きます。まんまるのお月さまが出ると空は明るくなって、おとうさんの顔ものんちゃんの顔もよく見えるようになりました。  家に戻ると、お月見が始まります。のんちゃんは「盆の月」も楽しみました。黒いお盆に水を入れるとお月さまが写って間近に見ることができるのです。今年の十五夜が待ち遠しいですね。(店主) じゅうごや おつきさま(ちいさなかがくのとも2021年9月号) 高柳良枝 ぶん 松成真理子 え 福音館書店 2021年9月1日発行 定価440円(本体400円+税10%)

2021年8月19日木曜日

【本の紹介】ナナフシ(かがくのとも2021年9月号)




 虫のナナフシの生態を描いた絵本です。馴染みの薄い虫ですが、体は細長く面白い形をしていることもあって知っているという人は多いと思います。

 ナナフシはケヤキやヤマブキなどの木の葉っぱを食べます。体が木の枝によく似ているので、敵が近くに来ても気づかれることがありません。ナナフシの体は身を守るために役立っているのです。

 それでも、敵に見つかってしまうことがあります。スズメバチに襲われそうになる場面で、驚いたことにナナフシは突然地面に落っこちてしまいました。足が1本取れてしまいましたが、そのまま動かずにいると、スズメバチはナナフシを見失ってどこかに飛んで行ってしまいました。これもナナフシが身を守るための行動の一つです。

 ナナフシの卵はかたくて丈夫です。まるで植物の種みたい。卵をめぐるお話も面白いですよ。(店主)


ナナフシ(かがくのとも2021年9月号)

稲田務 さく


福音館書店

2021年9月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2021年8月18日水曜日

【本の紹介】でんしゃでおでかけ(こどものとも年中向き2021年9月号)




 電車の旅をリアルに描いた絵本です。ワクワクする旅の気分を楽しみましょう。

 東京で暮らすしょうじくんの家族4人が、親戚が住む名古屋まで出かけます。都営大江戸線の光が丘駅から出発します。

 最初は3人しかいません。おとうさんとは新宿で待ち合わせすることになっているからです。新宿駅はいろいろな電車が通っている、とても大きな駅です。駅全体のようすが分かりやすく描かれています。おとうさんともうまく会えたようです。

 新宿駅から中央線で東京駅まで行きます。次はいよいよ新幹線! のぞみに乗って名古屋に向かいます。風景もしっかり描かれ、旅の気分が盛り上がります。名古屋駅では、しょうじくんのいとこのひろしくんとおじいちゃんがお出迎えです。こんな楽しみを誰もが気軽に味わえるような状況に戻ることを強く願っています。(店主)


でんしゃでおでかけ(こどものとも年中向き2021年9月号)

ケッソクヒデキ さく


福音館書店

2021年9月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2021年8月17日火曜日

「オズのまほうつかい」のチケットをご購入いただいた皆様へ

 新型コロナウイルスの感染拡大はなかなか収まりがつきません。大勢の人が集まる場所への外出などを不安に思われる方も多いと思われます。くわのみ書房でもチケットを販売した、ならしのこども劇場主催の「オズのまほうつかい」公演について、主催者から下記のような連絡をいただいております。チケットをご購入された方はご一読いただければ幸いです。(店主)





「オズのまほうつかい」のチケットをご購入いただいた皆様へ


毎日新型コロナ感染が深刻さを増し、外出を不安に思われている方が多いと思います。

現在のところ、より対策を強化し公演は実施する予定です。


しかし、この状況での参加は見合わせたい、という方にはチケットのキャンセル、払い戻しをお受けすることにいたしました。

キャンセルご希望の方は、ならしの子ども劇場へ急ぎお知らせください。


ならしの子ども劇場 

047-451-3676

ngekijou@pluto.plala.or.jp


※キャンセル受付は、8月20日㈮午後12時までとします。締め切り後のキャンセルはお受けできません。


【払い戻しの方法について】

○ならしの子ども劇場の会員から購入された方

購入された会員へご連絡ください。個別に対応いたします。振り込みを利用する場合、手数料をご負担いただくことになります。


○その他の方

ならしの子ども劇場へキャンセルのお申し出をいただいた時に、個別に対応いたします。振り込みを利用する場合、手数料をご負担いただくことになります。


※払い戻しは公演後になることもあります。ご了承ください。


ご来場くださる皆様、会場での感染対策にご協力いただき、是非心ゆくまで舞台をお楽しみください。お待ちしています。


今後、急な変更が発生した場合はSNSでも発信していきます。


NPO法人ならしの子ども劇場

2021年8月7日土曜日

【お知らせ】夏休みをいただきます!


 くわのみ書房は夏休みをいただきます。8月8日(日)から16日(月)までお休みします。(店主)

【本の紹介】秋




 戦争を憎み、平和を願う作者の強い思いが伝わる絵本です。すべての人に戦争のない平和な日々が訪れるよう、作者とともに祈りたいと思います。

 自伝的なお話です。秋は気候も穏やか、果物も美味しい。作者の「私」が一番好きな季節です。でも、とてもいやな秋だったことがありました。昭和19年(1944年)の秋でした。「私」は18歳で、旧制高校の2年生。当時、日本はアメリカと激しい戦争をしていました。そんな最中に「私」は盲腸炎になり、入院して手術をすることになります。

 入院が長引いた「私」は病院の地下壕から恐ろしい情景を目にします。墜落しようとする日本の戦闘機から飛行士が飛び出し、落下傘が開かないまま落ちていったのです。この飛行士だけではありません。「私」の周りの人たちの多くが戦争によって命を失います。

 翌年、日本は負けて、戦争は終わりました。なぜ戦争なんかしようとするのでしょう。「私」の声は多くの人の胸に突き刺さります。(店主)


かこさとし


講談社

2021年7月27日発行

定価:本体1600円(税別)

2021年8月6日金曜日

【本の紹介】かんころもちと教会の島(たくさんのふしぎ2021年9月号)




 長崎県の五島列島にある島の生活を描く絵本です。作者を島に導いたのは、そこで伝統的に作られていた郷土菓子でした。その郷土菓子が「かんころもち」。作者の娘さんも大好物です。でも、かんころもちがもうすぐ食べられなくなるかもしれないと聞いてびっくり。かんころもちの原料が減っているというのです。

 かんころもちの原料は、スライス状に切ったさつまいもをゆでて干したものです。「カンコロ」と呼ばれ、保存食として作られました。かんころもちは、カンコロともち、さらに砂糖と生姜を混ぜ合わせて作ります。

 カンコロを作ってきたのは、江戸時代にキリスト教が禁止されても信仰を続けていた潜伏キリシタンの人たちでした。江戸時代後期、潜伏キリシタンの人たちは弾圧から逃れるため五島列島に移り住むようになりました。移住した多くの場所はお米が取れない土地。さつまいもはそうした土地でも作ることができたのです。

 島には今も先祖からの信仰を守り続けている人たちがいます。教会もあります。ただ、多くの教会で信徒の数は減ってきており、いずれ閉鎖される教会が出てくることは避けられそうもありません。教会に通う人たちは、カンコロを作ってきた人たちでもあります。かんころもちを通じて知った島の暮らし。そこに住む人たちの思いとともに、これから先もつながっていくことを願わずにはいられません。(店主)


かんころもちと教会の島(たくさんのふしぎ2021年9月号)

にしむらかえ 文・絵


福音館書店

2021年9月1日発行

定価770円(本体700円+税10%)

2021年8月5日木曜日

【本の紹介】おとうさんがねるときは(こどものとも年少版2021年9月号)




 とぼけたお話の絵本です。主人子はすごく背の高いおとうさんです。

 すごく背の高いおとうさんですから、住む家もやっぱりすごく背が高いのです。玄関もおとうさんが通れるくらいすごく高く、だから家は見た目がちょっと変です。

 それはさておき、困ったことにおとうさんが横になると、おとうさんの足は家の外に出てしまいます。夜、パジャマを着たおとうさんの足が玄関から見えています。いろいろな動物がやって足にちょっかいを出しますが、おとうさんはぐうぐう寝ていて目を覚ましません。

 作者は何故か背の高い人が気になって、この絵本のお話を思いついたようです。付録に掲載された「作者のことば」に背の高い有名人の名前が出ていました。ジャイアント馬場、アンドレ・ザ・ジャイアント、ハルク・ホーガン、そしてスカイ・ハイ・リー。みんなプロレスラーですね。若い人は知らない人ばかりかもしれませんが、私はみんな知っていました。(店主)


おとうさんがねるときは(こどものとも年少版2021年9月号)

岡田よしたか さく


福音館書店

2021年9月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2021年8月4日水曜日

【本の紹介】くるりん ぱくっ(こどものとも0.1.2. 2021年9月号)




 表紙に描かれた子どもの幸せそうなお顔。のりで巻いたごはんを、まさに今食べようとしているます。

 巻いて食べると、面白くて楽しい。美味しさもいっそう増してきます。

 組み合わせはいろいろです。この絵本に出てくるのは、ごはんとのり、ソーセージと食パン、ミニトマトとスライスチーズ、そしてにんじんとレタス。子どもや動物たちが「くるりん ぱくっ」と食べると、みんな幸せな表情になります。

 シンプルで温かみのある絵も魅力的です。実は、画材は金属板。0.3ミリメートルほどのアルミ板はさみで切って彩色し、それらを組み合わせて制作しています。(店主)


くるりん ぱくっ(こどものとも0.1.2. 2021年9月号)

あずみ虫 さく


福音館書店

2021年9月1日発行

定価440円(本体400円+税10%)

2021年8月3日火曜日

【本の紹介】母の友2021年8月号




 音楽好きなので、特集のテーマの「子どもと音楽」に興味津々です。子どもには習い事としてピアノ教室などに通わせ、音楽に親しむようにされている方も多いのではないでしょうか。

 音楽と子どもの関わりで何となく気になることってありますよね。聖心女子大学教授の今川恭子さんがお答えする「音楽の素朴な疑問Q&A」で整理しておきましょう。

 赤ちゃんや子どもに聞かせる音楽はどのようなものがいいのでしょう? その答えは、基本的には「一緒にいる親が、好きで、楽しめて、いい気持ちだなと思える音楽が一番」。とくに赤ちゃんにとって、身近な人と共有感覚を持てることが何よりもうれしいことなのです。一方で、子どもにとって刺激が多すぎる音楽は、いくら親が好きでも注意が必要になります。

 さらに、いつもBGMが流れている状態は避けた方がよいそうです。赤ちゃんから小学校低学年くらいまでの子どもは、いろいろな雑音や背景音の中から必要な音だけを聞き取ることは苦手です。家庭の中でいつもBGMがあると、親が話しかけても聞こえない、あるいは聞けないということになってしまう。静かな環境を確保することも大事です。(店主)


「母の友」2021年9月号


福音館書店

2021年9月1日発行

定価580円(本体527円+税10%)

【ご案内】子どもの本のろうどく会 vol.11

   くわのみ書房は「子どもの本のろうどく会 vol.11」を開催します。くわのみ書房のスタッフが「子どもに語る グリムの昔話」シリーズ(こぐま社)の中から選んだお話を声に出して読みます。子どもだけでなく、大人もきっと楽しめます。どなたもお気軽にご参加ください。 ■日 時:202...