トランスジェンダーの子どもを描いた絵本です。重たいテーマですが、穏やかな語りが胸に刺さり、温かみを感じさせる絵を通じて、深く共感することができます。
その年の冬、男の子は女の子だけのお泊まり会に誘ってもらえませんでした。でも、本当は誘われたかったのです。男の子の心の中で、何かが変わり始めたようです。
男の子はパパに「ときどき、自分が女の子みたいに感じることがあるんだ」と話します。そして、名前を「グレー」に変えたいと伝えます。少し時間がかかりましたが、パパに「グレー」と呼んでもらい、子どもの心はほかほかしてきました。
冬になると、子どもとパパは野外のスケートリンクをつくります。毎年、冬に初めてスケートした後は、二人でホットチョコレートを飲む決まりです。その年、子どもにとって何かが変わったようですが、ホットチョコレートを飲むことに変わりはありません。(店主)
ぼくをグレーってよんで
アンドリュー・ラーセン/ベルズ・ラーセン 文
タルーラ・フォンテーヌ 絵
石井睦美 訳
光村教育図書
2025年12月22日発行
定価:本体1,600円(税別)






