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絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2026年7月8日水曜日

【本の紹介】だいっきら/すきっぷ






 子どもの心を軽やかに表現した絵本です。詩の文章と絵の絶妙な組み合わせが、読む人を引きつけます。

 2人の子どもに、ふと浮かんでくる「きらい」と「すき」。大人でも戸惑う気持ちです。

 子どもたちは、気負わず素直に受け止めたようです。やがて子ども同士は軽やかに交差し、そこから成長する姿も見えてきます。

 1冊の絵本を2つのお話で構成しています。左開きで始まるお話が「だいっきら」、右開きで始まるお話が「すきっぷ」です。文章は、前者は横書き、後者は縦書きです。(店主)


だいっきら/すきっぷ

林木林 詩

高杉千明 絵


佼成出版社

2026年6月10日発行

定価(本体1600円+税)


#くわのみ書房

【本の紹介】月虫の姫ぎみ




 生命の神秘を描いた絵本です。柔らかいタッチの大胆な絵が驚愕のストーリーを支えます。

 その虫は月に住み、「月虫」と呼ばれています。満月を横切る黒い影に気づいたことはありませんか。それが月虫です。

 月虫は、月の周りを飛び回る星くずにたまごを産み付けます。運よく星くずが地球に落ちると、たまごから幼虫が姿を現しました。強い顎でガリガリと穴をあけ、潜り込みます。そこは筍のようです。月虫は、ほかの虫と同じように、その姿を何かに似せて身を守ろうとします。さて、何に似せようというのでしょうか。

 誰もが知っている日本の昔話を、蝶の変態に重ね合わせて解釈しています。次の満月が楽しみになりました。(店主)


月虫の姫ぎみ

文 富安陽子

絵 五十嵐大介


講談社

2025年9月2日発行

定価:本体1700円(税別)


#くわのみ書房

2026年7月4日土曜日

【本の紹介】やばっ!




 シュールな絵本です。非現実的な世界を彷徨う主人公は、これから先の希望を見出すことができるのでしょうか。ハラハラしながら、絵本の世界に引き込まれていきます。

 世界に一人残された「ぼく」。人々は逃げて、月に行ってしまったのです。

 街を歩くぼくは、誰とも会うことはありません。でも、カゲが一緒です。そして、カゲは行くべき方向を指差します。街は危険なことばかり。「やばっ!」と思いつつ、進むしかないようです。

 アオムシの子どもを託されたぼくは、最後に安心できる場所までたどり着きます。そして、カゲと見つめ合い、これからを考えます。「このせかいで なにができるか?」と考えるのです。(店主)


やばっ!

トミー・ウンゲラー さく

アーサー・ビナード やく


好学社

2025年2月20日発行

定価(本体2,200円+税)


#くわのみ書房

【本の紹介】やさしいカタチ




 変わったカタチの乗り物を紹介する写真絵本です。その乗り物は「姿勢保持装置」といいます。重度心身障害者が使う乗り物です。

 重度心身障害とは、重度の運動障害と知的障害を併せ持つ心身の状態です。こうした状態の人たちは、日常生活のほとんどすべての場で介助を必要とします。自由に動くことができないため、姿勢保持装置が生活の中で欠かせません。

 姿勢保持装置のカタチはさまざまです。障害者一人ひとりに合ったカタチでなければならないからです。姿勢保持装置は、それを使う人の体の一部になるのです。必然的に、とても複雑なカタチになります。でもそれは、とても「やさしいカタチ」でもあるのです。

 この絵本では、姿勢保持装置を作る職人の奮闘も紹介されます。緊張感が漂う一方で、ワクワク感も伝わる仕事ぶりです。重度の障害があっても、人としての尊厳が守られ、幸せな人生を送れることは、すべての人々にとって大切なことです。この絵本の作者の視点も、そこにあります。(店主)


やさしいカタチ

大西暢夫


彩流社

2025年7月26日発行

定価(本体2200円+税)


#くわのみ書房

2026年7月2日木曜日

【本の紹介】アーノルド・ローベルものがたり がまくんとかえるくんとぼく




 アーノルド・ローベルは著名な絵本作家です。「がまくんとかえるくん」シリーズの『ふたりはともだち』(文化出版局)など、多くの人に愛されている作品をたくさん生み出しました。

 これはアーノルド・ローベルの生涯を綴る伝記の絵本です。お話はアーノルドが子どものころ、雪遊びで靴下を濡らしてしまったところから始まります。

 アーノルドは靴下を濡らしたことがきっかけで病気になり、それからしばらく学校を休むことになりました。その間、たくさんの絵を描きました。本を読みました。病室の窓から外を眺めていました。この絵本の作者はあとがきで、そうした経験は、後にアーノルドが物語をつくるきっかけとなったと書いています。

 もちろん、がまくんとかえるくんの物語ができるまでのエピソードも登場します。そして、アーノルドは最後まで、他人に、そして自分にも誠実さを失わないように生きたのです。この絵本には、作者のアーノルドへの愛が溢れています。(店主)


アーノルド・ローベルものがたり がまくんとかえるくんとぼく

エミー・キャスナー 作

長友恵子 訳


文化出版局

2025年10月19日発行

定価1,760円(本体1,600円)


#くわのみ書房

2026年6月30日火曜日

【お知らせ】冊子「平和をつくるブックリスト」を配布しています!




 くわのみ書房は冊子「平和をつくるブックリスト」の配布を開始しました。平和をつくるための道しるべとなるブックリストです。

 全国45の書店が「平和」をつくるための本を紹介し、冊子にまとめました。各書店がそれぞれの視点で本の紹介を綴ります。

 本を読むことが平和をつくる一助となります。平和は、武力では決してつくれない。この冊子にはその思いが凝縮しています。

 くわのみ書房もその趣旨に賛同し、一文を寄せています。無料で配布します。ぜひお手に取ってご覧ください。(店主)


平和をつくるブックリスト

ふりつづみ天鼓堂・すいかのたね文庫

2026年6月発行

無料


#平和をつくるブックリスト

#BuildLastingPeace


#くわのみ書房

2026年6月26日金曜日

【ご案内】「子どもの本のろうどく会 vol.20」は中止します!




 くわのみ書房は2026年6月27日(土)午前11時から開催を予定していた「子どもの本のろうどく会 vol.20」の開催を中止します。同日は、台風接近のため、臨時休業します。みなさま、お気をつけてお過ごしください。(店主)


#くわのみ書房

【本の紹介】だいっきら/すきっぷ

 子どもの心を軽やかに表現した絵本です。詩の文章と絵の絶妙な組み合わせが、読む人を引きつけます。  2人の子どもに、ふと浮かんでくる「きらい」と「すき」。大人でも戸惑う気持ちです。  子どもたちは、気負わず素直に受け止めたようです。やがて子ども同士は軽やかに交差し、そこから成長す...