表紙に開けられた六角形の窓。その窓の向こうにみえるものは、どうやら花の一部のようです。何の花か当ててみなさい、という問いかけで始まる仕掛け絵本です。
窓を通してみることができるのは一部だけ。そこに気持ちを集中させた後、窓のページをめくり、全体像をみることになります。そのプロセスが緊張感を高め、花をみる行為に深みを与えます。
一つひとつの花の絵は目を見張る美しさです。作者は、花と葉、茎を丁寧に、そして緻密に描きます。作者の目を通じて、私たちは花の姿のあり様を知ることになります。そこに新しい発見があれば、喜びもいっそう大きくなるでしょう。
花への興味も湧いてきます。自然を大切にする心も育つように願っています。(店主)
まどのむこうのはななあに?(こどものとも2026年6月号)
荒井真紀 さく
福音館書店
2026年6月1日発行
定価454円(本体500円+税10%)






