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絵本・児童書の専門書店です。小さいカフェもあります。

絵本と楽しいひとときを過ごしましょう。素敵な絵本をご紹介します。大切な人とご一緒に、あるいはお一人でも。あなたにぴったりの絵本が見つかりますように!

2024年12月6日金曜日

【本の紹介】ねんね ねんね おやすみね(こどものとも0.1.2. 2024年12月号)




 楽しい一日を過ごしても、やがて眠りにつくときがやってきます。大きいあくびがその合図。さあ、おやすみの時間ですよ。

 お絵描きに大活躍したクレヨンたちも大きいあくびを「ふわぁ〜」。ケースに収まって、みんな仲良く「ねんね ねんね」。

 こねこも、くつも、とりのあかちゃんも、眠たくなったようです。あくびをしたら、それぞれ気持ちのよい場所に移って「おやすみね」。おつきさまはどうするかって? 雲のベッドでゆっくり寝ます。

 リズミカルな文に導かれて、おやすみの時間が楽しくなる絵本です。うれしそうな表情で眠りにつく姿は、子どもたちに安心感を与えます。(店主)


ねんね ねんね おやすみね(こどものとも0.1.2. 2024年12月号)

高橋潤子 ぶん

北谷しげひさ え


福音館書店

2024年12月1日発行

定価460円(本体418円+税10%)


#くわのみ書房

2024年11月23日土曜日

【本の紹介】とって



 選んで「とって」と呼びかけてくる絵本です。「とって」のあとのお楽しみは何でしょう。

 扉のページにはスプーンとフォークが描かれ、「すぷーん とって」と呼びかけられます。さあ、スプーンで甘くて美味しいすいかを食べましょう。

 小さい子どもの身近にあるものをシンプルに表現しました。一方で、色彩豊かに描かれた絵は明るく華やかです。文章もシンプルに、そしてリズミカルに綴られます。

 表紙カバーを使った仕掛けもあります。どうぞ合わせてお楽しみください。(店主)


とって

さく/オオノ・マユミ


エンブックス

2024年6月19日発行

定価1,320円(本体1,200円+税10%)


#くわのみ書房

2024年11月22日金曜日

【本の紹介】なんていいひ



 子どもたちのエネルギーがあふれ出る絵本です。素敵な青空があれば、それだけで幸せな気分になれます。

 外は雨。モノトーンに描かれた子どもたちはつまらなそう。でも、ラジオから流れ出す音楽は心をウキウキさせてくれます。

 子どもたちは体全体で喜びを表します。もう家の中に留まっていることはできません。外に飛び出せば雨も上がり、子どもたちは「さあ、はじけちゃおう!」。世界はカラフルに色づきました。柔らかい線で描かれた絵が魅力的です。

 空に向かって「な・ん・て・い・い・ひ!」とさけびましょう。こんな幸せが世界中の子どもたちに訪れますように!(店主)


なんていいひ

文 リチャード・ジャクソン

絵 スージー・リー

訳 東直子


小学館

2024年2月5日発行

定価:[本体1,800円]+税


#くわのみ書房


【本の紹介】HIDE & SEEK まぼろしの雲豹をさがして



 台湾の絵本です。柔らかいタッチで描かれた奥行きの深い絵は見応えがあります。

 物語は1856年、台湾に一人のイギリス人がやってきたところから始まります。彼の名前はロバート・スウィンホー。外交官でありながら、博物学者でもありました。

 スウィンホーは台湾の先住民が身に付けていた毛皮に魅了されます。雲豹(ウンピョウ)の毛皮でした。雲豹はヒョウに似たネコ科の動物です。森林に溶け込むことが得意で、足跡すら見つけることは困難といわれていました。スウィンホーは森林を歩き回りましたが、結局、雲豹の姿を見ることはできませんでした。スウィンホーの時代から100年以上が過ぎ、やはり雲豹に魅せられた若者が台湾に現れます。彼の名前は姜博仁(ジャンポーレン)。テクノロジーの会社で働いたのち、生態系の研究者になっていました。姜も山林を歩き回り、現代のテクノロジーも駆使して雲豹の姿を追い求めますが…。

 台湾の風景はすっかり変わってしまいました。台湾の雲豹は、もう絶滅してしまったのでしょうか。いいえ、きっとまだ山林のどこかに潜んでいるのでしょう。(店主)


HIDE & SEEK まぼろしの雲豹をさがして


鄒駿昇(ページ ツォウ) 作

東山彰良 訳


工学図書(山烋のえほん)

2024年6月30日発行

定価(本体2,000円+税)


#くわのみ書房

2024年11月20日水曜日

【お知らせ】ペペペ日めくりカレンダー2025、入荷しました!




 来年2025年の「ペペペ日めくりカレンダー」を販売します! くわのみ書房の店内でもお馴染みの日めくりカレンダーです。

 作った人は渡邊知樹さん。日めくりの1枚1枚に「日々野家」の生活をほのぼのとしたイラストで描きます。

 毎日、日めくりを破って一日を始めましょう。朝の癒しは生活に潤おいを与えます。心の余裕を取り戻せます。

 千葉県内の取り扱い店舗はくわのみ書房だけ。ご購入はどうぞお早めに!(店主)


ペペペ日めくりカレンダー 2025 BOX SET


渡邊知樹

3600円(税込)


#くわのみ書房

【ご案内】子どもの本のろうどく会 vol.15



 くわのみ書房は「子どもの本のろうどく会 vol.15」を開催します。くわのみ書房のスタッフが「子どもに語る グリムの昔話」シリーズ(こぐま社)の中から選んだお話を声に出して読みます。子どもだけでなく、大人も楽しめます。どなたもお気軽にご参加ください。


■日 時:2024年11月23日(土)午前11時~11時30分

■会 場:くわのみ書房

■対 象:子どもと大人

■参加費:無料

※事前のお申し込みは不要です。


〈お問い合わせ〉くわのみ書房

電話:047-419-3567

電子メール:mulberrybookstore@gmail.com

(Facebook、Instagramでも受け付けます)


#くわのみ書房


2024年11月19日火曜日

【ご報告】「村上春樹の絵本を読む会 vol.16」を開催しました!



 くわのみ書房は11月15日(金)、「村上春樹の絵本を読む会 vol.16」を開催しました。当日のキャンセルが出て、ご参加いただいたのは2人でした。

 取り上げた絵本は『魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園』(絵と文 C・V・オールズバーグ、訳 村上春樹、あすなろ書房)です。2005年9月10日発行。すでに品切になっています。

 犬を散歩に連れ出した少年は「ぜったいになにがあっても犬を庭園の中に入れてはいけません 引退した魔術師アブドゥル・ガサツィ」と書かれた注意書きの札を見つけます。その先にはツタにおおわれた壁があり、戸口が開いています。犬は、もと来た道を戻ろうとする少年の意思に反し戸口を駆け抜け、中に入っていきます。少年は魔術師のガサツィさんと出会い…。

 作者の独特な世界観を描くモノクローム作品です。ガサツィさんの魔術をお楽しみあれ。(店主)


#くわのみ書房

【本の紹介】ねんね ねんね おやすみね(こどものとも0.1.2. 2024年12月号)

 楽しい一日を過ごしても、やがて眠りにつくときがやってきます。大きいあくびがその合図。さあ、おやすみの時間ですよ。  お絵描きに大活躍したクレヨンたちも大きいあくびを「ふわぁ〜」。ケースに収まって、みんな仲良く「ねんね ねんね」。  こねこも、くつも、とりのあかちゃんも、...