夏です。暑い日が続きます。おばけのお話で、ぞぞっと涼しくなりましょう。この絵本には、おばけがたくさん登場します。おばけは怖い? でも、ちょっと愉快なところもあるおばけたちです。
舞台は「おばけえん」です。おばけえんでは幼稚園や保育園のように、お散歩をしたりお弁当を食べたり、お昼寝をしたりして過ごします。人間のこどもたちと同じです。
山姥やろくろ首、河童など、お馴染みのおばけたちが登場します。迫力のある絵とともに、リズミカルな詩がおばけたちを描写します。かわいそうに、のっぺらぼうはお昼寝をしている間に、何もないのっぺらしたお顔にいたずら書きをされてしまいました。
最後の帰り時間には、ふたまたしっぽのキツネ先生がクイズを出しています。おばけの体の一部をみて、それが誰か当ててください。これでおばけえんはおしまい。でも、おばけたちはいつも子どもたちをみているそうです。いっしょに遊ぼうって出てくるかもしれません。
おばけえんはすぐそこです(こどものとも2017年8月号)
福音館書店
2017年8月1日発行
山崎るり子 詩
石黒亜矢子 絵
本体389円+税
本体389円+税
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