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2020年1月3日金曜日

【本の紹介】でんしゃをはこぶ(かがくのとも2020年2月号)




 この絵本は、大勢の人たちが協力して電車を運ぶようすを描きます。大きな電車をどうやって運ぶのでしょう。
 電車は線路の上を走ります。線路がないと電車は動きません。線路でつながっていない工場で作った電車の車両は、実際に使う線路のある場所まで運ぶ必要があるのです。
 まず、電車にゴムタイヤをつけることから始めます。実際には「ヤッコ」というゴムタイヤがついた台車を取り付けます。線路がない場所から移動するには、道路の上を走らなければなりません。ゴムタイヤがあれば、電車も普通の道路の上を走ることができます。
 ゴムタイヤがついても、道路の上では、電車は自分の力で動くことはできません。トレーラーヘッドが牽引して動きます。はかの車の邪魔にならないように、大きな電車を運ぶときは夜の時間しか使いません。いろいろな工夫を重ねて、大きな電車を運ぶことができました。実際に運ぶところも見てみたいものですね。(店主)

でんしゃをはこぶ(かがくのとも2020年2月号)
鈴木周作 さく

福音館書店
2020年2月1日発行
本体400円+税

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