月は私たちにとってもっとも馴染みのある天体です。その月に人間が初めて降り立ってから50年が過ぎました。
近い将来、普通の人が月旅行に行くこともできるかもしれません。月で誕生パーティーを開くことが夢ではなくなる日も、もうすぐやってくるのです。その日に備えて、この絵本で予行練習をしておきましょう。
月に着いたら、岩に腰掛けて空を見上げてみましょう。そこには満月よりもずっと大きな地球が見えます。地球がゆっくり回転していることも分かるはず。もうひとつ、とても面白いことがあります。月の表面は明るいのに、月の空は真っ黒です。ご存知のように、地球の空は青。この違いは、どうしてでしょう。
月探査50周年を記念して、アメリカで作られた絵本です。月で私たちはどんな風に過ごせるのか、子どもたちを主人公に楽しく描きます。科学的な分かりやすい解説もあり、知的好奇心も満足させられます。(店主)
月でたんじょうパーティーをひらいたら
文 ジョイス・ラパン
絵 シモーナ・チェッカレッリ
訳 原田勝
監修 縣秀彦(国立天文台)
廣済堂あかつき
2019年11月30日発行
本体1600円+税
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